被災地の気仙沼港に秋刀魚が水揚げされた。気仙沼は、秋刀魚の水揚げ量が、昨年、本州で一番だったそうだ。まだまだ、被災前の状況にはほど遠いが、嬉しいニュースである。
秋刀魚が魚屋やスーパーに並ぶと、なんだかんだ言っても、秋なんだなあと思う。たぶん多くの人は、秋刀魚の塩焼きを大根おろしで、となると思うが、私は、実は生秋刀魚の塩焼きは、ちょっと苦手。みんなは、それがいいんだよ!と言うと思うが、内臓の苦みが少々苦手である。だから、秋刀魚は塩焼きより刺身。鮮度の良い秋刀魚を、ショウガを薬味にして刺身でいただく。秋の味覚である。
魚でも、野菜でも、果物でも、季節を感じることが出来るのは楽しく、幸せである。一年中、冷凍物や輸入物など、ほとんどの食材が手に入る今こそ、旬と産地にある程度、こだわるのも良いことではないか。