5月21日の19:00から湘南台文化センターで、藤沢市の被災地支援について報告会が開催されました。藤沢市の支援報告として、緊急消防支援、危険度判定、保健師支援、DMAT活動などについて報告がされました。
①消防の人命救助活動については、藤沢市として延べ58名の支援を行い、人命救助に当たったとのこと。
②災害宅地の危険度判定については、17件の判定をしたところ、危険0、要注意6、経被害11件の判定を行ったとのこと。
③保健師の報告については、心身のケア、特に子どものケアを行った。女性の着替えなどについては、そのスペースを設置するなど役割を果たした。
また、感染症予防、ストレスなどへの対応、口腔対応として、とりわけ高齢者への口の中のケアを行った。
④藤沢市民病院については、DMAT(災害急性期支援医療チーム)の派遣を行いました。阪神淡路大震災と決定的に違うのは、死亡者が多いということと、生存者のほとんどが軽傷ということ。DMATの役割は、重症患者への対応であり、その役割とは違った。しかし、現地での医療体制の継続は無理であり、患者の転院活動を行った。藤沢市民病院としては、長期的な支援が必要と判断し、現在も大船渡病院への医療支援を行っている。
報告後、市長から、被災地からの受け入れとして、住居支援、雇用支援、生活支援のトータルサポートについて説明がありました。3人からの質疑を経て、閉会となりました。
6月7日から始まる6月議会は、防災対策について様々な議論がされると思いますが、今回の報告会を踏まえて、対応したいと思います。