7月21日 18:00より、私の出身組織であります、自治労藤沢市職員労働組合主催の「東日本大震災復興支援ボランティア活動報告会」が開催されました。
藤沢市職労のボランティア活動は、1997年のロシアタンカー「ナホトカ号」の重油流出事故の対応から始まり、阪神淡路大震災、新潟中越沖地震などにも、ボランティア参加し、組合員にもボランティア活動が定着しました。
今回は、未曾有の災害ということから、藤沢市職労単独ではなく、自治労全体の活動に参加しました。4月11日~7月10日までの間、1チーム「8泊9日」の活動で、第1グループから12グループまで、連続12サイクルで被災地自治体職員の支援を行いました。藤沢市職労としては、第5グループに5名、第8グループに2名、第12グループに1名、計8名を派遣し、被災地での避難所運営支援や事務支援などを行いました。
参加者からは、炊き出し支援をしたが、おにぎり・パン・牛乳が届くので、炊き立てのご飯を食べさせることができなかった。また、食材は要望すれば届くが、食材が腐っていたり、管理の仕方に課題がある。
おにぎりを崩してチャーハンを作った。炊き出しは、避難期間が長期化するほど重要だ。
配置された避難所では、県の職員が、自分たちの事は自分たちでやろう!と言い、そういう雰囲気になっていた。だから、「何もしなくていいんだよ。ただ、このことを忘れないでね」と言われたことが心に残った。
配置された避難所では、職員が8:00-20:00に4名配置。それ以降は、ボランティアが4名配置されているだけ。避難している人の状況をわかって対応するには人が足りなかった。また、日ごろの業務(市職員としての)経験をどのように活かしていくか、考えさせられた。
などの報告がされました。私は、今回のようなケースでは、被災地の市・町の職員も実際に被災しており、残された職員で、様々な対応をしなければならないということ。また、役場そのものが流されている状況からすれば、業務の代行をするのは、同じ、自治体職員しかいないと思います。もちろん、全国の自治体から公務として支援はされていますが、今回のような、自治体職員の経験をもった自治労組合員の戦力というのは、現地被災地にとって、大変寄与したと思うのと同時に、自治労の果たす役割だとも思いました。