9月30日 9:30より、昨日に続き決算特別委員会を開催し、特別会計・企業会計について、決算審議を行いました。私は委員として参加しました。それぞれの質疑の内容(抜粋)については、次の通りです。
1.国民健康保険事業費
加藤なを子委員
保険料の滞納額と滞納率は?→平成22年度、約32億1千万円で22.69%。
特定健診の対象者数と受診率は?→平成22年度、対象者は68,528人、受信者数は28,552人。受診率41.7%。
桜井委員
ジェネリック医薬の差額通知と効果は?→1万人に送付。今年の1月に、そのうち6,692人に調査したところ、715人(10.8%)がジェネリックに変更した。このことにより、年間1,816万円のコスト削減となった。
2.介護保険事業費
永井委員(他議員関連質問含む)
平成22年度における地域包括支援センターでの、成年後見制度の相談は?→9センターで254件の相談。平成23年度は、13地区センターに拡大し、身近な相談体制が整備された。成年後見制度に対する研修を行っていく。
後見人には、どのような人がいるのか?→司法書士・行政書士など。社会福祉協議会との連携も必要であり、今後協議していく。
加藤なを子委員
介護保険料の基準額は?→月額4,100円。
保険料の滞納は?→平成22年度で、1.785人で滞納額は約5,000万円。
桜井委員
保険料滞納者への対応は?→分納の案内などをしている。高額者の財産調査を行い、支払う能力のある方へは預金の差し押さえも視野に検討している。
増井委員
介護保険申請数の増加と介護認定の遅れについて?→昨年の10月に65歳以上、20%超えた。猛暑に伴い、熱中症など自信が持てなくなり申請した人が増加した。認定の遅れは申請件数が増加したため。
3.老人保険事業費
質疑なし。
4.後期高齢者医療事業費
加藤なを子委員
平成24年度の廃止以降の状況は?→平成24年度の廃止予定だったが、全国知事会からの意見もあり、先送りの状況。
保険料の滞納額と滞納率は?→平成22年度、5,246万円で1.58%。
5.墓園事業費
質疑なし。
6.市民病院
加藤なを子委員
正規職員と非正規職員の人数は?→正規779人、非正規282人。 委託業者タケダの人数は?→外来医事業務・受付・会計・案内で48人。 看護師の勤務体系は?→2交代か3交代。9/1現在で、2交代勤務希望が453人、3交代勤務希望が15人。 平成22年度の未収金と対応は?→5,800万円。分割納付の相談を受けている。また、支払困難な人へは福祉制度の説明をしている。 2交代勤務は16時間連続勤務となるが、労働条件は?→30分の休息時間、90分の休憩時間となっている。職員からは、申し送り時間が短縮できた。休みが取りやすくなったとの意見あり。
7.競輪事業費
質疑なし。
8.地方卸売市場事業費
加藤一委員
民営化後の土地の賃借料は?→湘南青果と30年間の定期借地権契約。建物の解体をマルナカ青果が担うため、15年分を無償とすることとなっている。
桜井委員
なぜ民営化なのか?→昭和56年から事業を始め、平成3年をピークに売り上げが減少に。流通の変化、平成16年の市場法改正による規制緩和などを経て、平成19年度に中央市場から地方市場へ。1.5億円の繰り出し金の状況を踏まえ、平成24年度民営化に向けて協議を進めてきて、協議が整ったため。
民営化による市民・市のメリットは?→市民のメリットは、湘南青果の自由度が上がり、新鮮で安全な地場野菜を提供できる。市内に新しい雇用が生まれる。日曜販売など、柔軟な対応ができる。 市のメリットは、コスト削減、一般会計からの繰り出し金の減少、湘南青果の株式を売却することによる収入、賃貸借料の収入など。
増井委員
配送棟のテナントは?→国内最大手の国分株式会社で1,712年創業の食品・酒卸しの老舗。年商1兆4,400億円。
9.北部第二(三地区)土地区画整理事業費
桜井委員
平成32年度完了に向けて、どのように進めていくのか?→総事業費555億円の変更をせず、まちづくり交付金(国庫補助金)の採択に伴う事業変更した。今後は、市の単独費をどのように確保していくかが課題。柄沢区画整理が平成25年度に完了するので、北部に振り分けてもらうようにしていく。
加藤なを子委員
今まで一般会計から、どのくらい繰り入れたのか?→平成22年度までに83億8,300万円で事業計画上40.6%の進捗。 あと10年で完了するのか?→今後は保留地処分がカギを握っている。ニーズに合った対応をしていく。
10.柄沢特定区画整理事業費
加藤なを子委員
今後の事業計画の変更ないか?→2月議会に報告したとおり、変更予定なし。 繰り入れ金の合計は?→平成22年度までに113億2,200万円。
大野委員
地区内の交通安全対策は?→警察と現在協議中。横断歩道・カーブミラーの設置など、随時協議している。
11.湘南台駐車場事業費
質疑なし。
12.下水道事業費
加藤なを子委員
下水道の長寿命化対策は?→今までは、道路などの陥没か所の修繕を事後対応してきたが、これからは、事前の予防的対応をしていく。鵠沼東部処理区でカメラによる調査を行い、長寿命化対策の計画をたて、国庫補助金を活用しながら効率的に改修を進めていく。
武田薬品から震災時に危険な排水が流れ込む可能性は?→震災時は、1次貯留槽・2次貯留槽により、下水に入ってくることはない。
脱水汚泥の焼却時における排ガスの放射能は?→7/27~8/1に民間検査機関で調査したが不検出だった。
加藤一委員
西武貯留管工事のとき、市の説明態度が悪かったと聞いているが?→不適切な対応あった。 地元住民の反発を抑えるために議員に口利きしたのは?→地域をよく知っている議員に相談し、対応してもらった。
桜井委員
災害時の下水処理機能確保の取組は?→湘南藤沢下水道ビジョンで、地震に強い下水道をめざすこととなっている。横浜市とも災害時協定をむすび、機能を確保している。
質疑が全て終了した後、各会派が討論を行い、一般会計歳入歳出、特別会計、企業会計の認定について、採決を行いました。全ての会計について、決算特別委員会として認定しました。
今後は、10/3の本会議で、決算特別委員会の山口委員長から、報告がされた後、認定について採決がされる予定です。
以上、報告とします。