11月28日 11:40より、議員全員協議会が開催され、新聞報道もされました、旧江ノ島水族館跡地の取得取りやめの経過について、市側から説明がされました。
市長から、9月議会の一般質問でも、片瀬江ノ島駅前地区再整備計画について、3/11の震災も踏まえて、津波対策、観光拠点、防災機能を有した複合施設として協議中であり、土地開発公社に先行取得依頼済と報告した。しかし、手続きの不備が分かった、地権者に今後、調整に時間がかかると説明したところ、白紙になり、取りやめた。と説明がありました。 質疑の内容(抜粋)は次の通りです。
市川議員
経過にある、新総合計画実施計画の理事者調整の内容は?→計画建築部の事業としていくつか出している中で、平成23年度に県へ施設要望していることから、位置づけをする必要があり、理事者調整の中で、湘南江の島魅力アップ事業として位置付けるべきと指示があり、検討を進めた。
3月中旬に土地の動きを知ったとあるが?→国土利用計画法の届け出があったので、動きが分かり、相手側に、江の島周辺の活性化について意向を聞いた。
内部の計画ということで、関係部局との調整が出来ていなかったとのことだが?→たたき台としての整理。関係部局と調整するべきだった。作成段階では、責任を持って都市計画部門で作成した。今後の具体的な中で、関係部局と調整するつもりだった。
起案の異なる日付について誰の判断か?→考え方としては整理していたので、私(計画建築部長)の責任で指示した。
塚本議員
日付の改ざんにより、計画の見直しがされたと思う。残念な話だ。事業は有意義な事業だと思うが、市長の考えは?→当初、話を聞いたときは、今後の藤沢の観光を考えるとマンションが建つのはどうかと思った。津波避難も頭にあり、活用できると思ったが、残念だ。
事務手続き上の不備だとすれば、今後、2度と起きないようなシステムの改善が必要では?→決裁文書には3~6か月前のものもある。私(市長)が見たときは決済日はなかった。不備はあってはならない。
土屋議員
当該土地の所有者は、江の島マリンコーポレーションか?その会長は、市長の支持団体「かがやきの会」の代表か?→その通り。
片瀬江ノ島駅前周辺整備計画、なぜ、体裁を整えなければならなかったのか?→計画を十分ねったということにしておきたかったから。
柳沢議員
マンション計画について、相手側のこと言えないというが、はっきりさせるべきと思うが?→相手側から土地利用の考え方聞いたが、個人的なことは言えない。
1月には、概ねの了解を得ていたというが、だれに了解を得たのか?→理事者。
虚偽公文書作成罪に当たるのではないかと新聞報道されたが、行政総務課の結論は?→刑法156条に定められているが、すでに市が了解している事項について日付を遡るということなので、刑法に抵触しているとは捉えていない。
原田議員
事業計画を今後どうしていくのか?→修正、見直ししていくこととなる。今後、地元、関係者と協議して、議会にも報告していく。
市民や議員にも何も知らされないで、話が進んでいた。今日の全員協議会も、議員側から要望したから開かれた。なぜ、積極的に説明しないのか?→別に隠そうとしたわけではない、十分反省している。土地取得のあり方を見直していく必要ある。
以上、何名かの議員の質疑を割愛しましたが、報告とします。
★今回の市側の説明と質疑で、やはり、土地取得ありきという事を強く感じました。また、市長の支持団体関連の所有者から購入するという事も、不適切。この件は、実際に開発の計画があったという事であり、善行では、開発されてしまわないようにと買ったのに、なぜ、買わずに取りやめにしたのか?選挙がらみと疑われるのは当然と感じました。