5月21日、173年ぶりに、東京で金環食が観測できる。藤沢市では、朝の7:31~7:36までの約5分間、金環食となる。金環食と皆既日食の違いは、陰となる月の大きさが、太陽より小さく太陽がはみ出し、光の輪に見えるのが金環食で、逆に月の方が大きく、太陽をすっぽりと隠してしまうのが皆既日食である。しかし、金環食が見られるなんて、本当に楽しみだなあ。おそらく最初で最後であろう。部分日食はけっこう見られるが、皆既日食や金環食は、めったに見られるものではない。
一方で心配なこともある。一つは、誤った観測で眼を痛めること。黒い下敷きなどでは日光網膜症になる危険性がある。必ず、日食グラスを使用し、正しい観測をしなければ大変なことになる。もう一つは、金環食は7:36に終わるが、日食が全て終わるのは9時過ぎであるため、小学生などの通学時間帯にあたる。通勤の車などが多く、万一、運転しながら日食を見たりしたら、大変危険である。通学の列に車が突っ込むなんて記事になってはならない。
県内のいくつかの市町村では、通学時間を前倒しして、学校で日食を観測するところもある。藤沢市としても、同様な対応を図るべきと私は思う。何かあってからでは遅いのだ。来週、各派交渉会で議員が集まるので、現状を確認し、必要な対応を考えたいと思う。