2012.7.8 「市民の声を聴く会」を開催②

 7月8日 13:30より、昨日に続いて、村岡公民館と湘南台市民センターにおいて、議会改革に対する市民の意見を伺うため「市民の声を聴く会」を開催しました。私は、湘南台市民センターでの記録係に割り振られましたので、出席をしました。参加者は約30人。内容(抜粋)については、次の通りです。

 湘南台市民センターのメンバーは、班長に松長議員、副班長に佐藤(清)議員・土屋議員、他、渡辺議長、栗原議員、大野議員、竹村議員、市川議員、原田議員、脇議員。まず、渡辺議長から、市議会の議会改革に取り組む意義や、今回の聴く会に至った経過などを挨拶。出席議員の自己紹介の後、土屋議員から、議会の役割などについて説明を行いました。続いて、現在、市議会で取り組んでいる議会改革の状況について松長議員から説明し、意見交換の質疑に移りました。

 質問・意見

 人口が県内で4位になった。藤沢市は中核市をめざすと言っているが、既に保健所政令市となっている。中核市になった場合のメリットは?→市長が新しくなり、施政方針の中にも、中核市への移行を視野にとある。中核市になれば、更に県の権限が移譲されるが、藤沢市のメリット・デメリットについては、まだ議論していないのが現状。市側から、中核市移行の検証が出されないと答えられない。

 かつて、合併して湘南市という話しがあった。県内4番目の政令市をめざすのか?→以前、湘南市構想あったが、現在は合併の話しはない。合併より、茅ヶ崎市・寒川町とグランドや図書館の相互利用など、広域的な連携をしているところであり、政令市をめざす動きはない。

 法令遵守について、議会から、法令のどの部分に抵触するなど、具体性欠けている。職員課も地方公務員法は読んでも、地方自治法は読んでない。問題あると思うが?→様々な問題があった。チェックしていくのも議会の役割。不祥事が起きた場合、是正していくシステムはあるが、議会がチェックしていくという意味で、意見として重く受け止める。

 中学校給食について、教師の立場で中学校給食を食べた教師いない。デリバリー方式の方が、給食費の未納が多くなると思う。どう対応していくのか。1食240円の給食費、4人が未納すれば年間100万円を超える。よく考えて、会計のあり方をしっかりしてほしい。→中学校給食は、かつて、いくつかの中学校で実施していたが、児童生徒数の増加などにより、止めてきた経過ある。しかし、中学校にも給食をという要望多く、現在、校長・栄養士・調理員・保護者などで、議論をしている途中なので、様々な意見をいただき、その意見を取り入れて議論していく。給食費の徴収問題も含めて議論していく。

 年号表記について、元号できた文書は受け取らないようにしている。押しつけられるのは嫌。議論してほしい。→年表記には、色々意見ある。平成、西暦と両方表記する場合もある。元号表記について、学校には色々な国の生徒がいる。宗教上の理由で表記しにくい場合もある。意見として受け止める。

 請願者の発言について、実際、請願者の思いがうまく伝わっていないと思っていたので、是非、実現を。→意見として承る。

 今まで、どのくらい議会側から条例提案されてきたのか。一部で議会不要論もある。藤沢市はそういうことにならないように積極的にやっているのか?ここ1~2年の事例?→議員提案の事例としては、昨年の6月議会で、議員定数を削減する提案を出したが、結果としては否決となった。また、少し前になるが、藤沢市の地産地消を推進する条例を提案し条例制定された。現在も、関係団体と連携して、地産地消を進めている。

 議会審議の中で、市の職員が大勢入れ替わる、職員の入れ替えがあるが、責任者が何人か出てくれば良いのではないか?運営上良くないと思うが?→市議会のしおりの16ページ(常任委員会の所管事項)にあるように、審議する項目が多岐にわたっている。部長が、全てを答えることが出来ないので、多くの職員が入れ替えとなる。議員側から、どのような質問が出ても、答えられるようにしているもの。

 議会報告会のように一方的な報告だけでなく、このような市民の声を聴く会もやり、市民の意見を聞いてほしいが?→そのような議会報告会にしていく。

 自治会長が役員会の議決を経ないで、勝手に市役所に書類などを提出してしまうので、文句を言ったら、市民センターが情報をくれなくなり、チェックしたくても出来なくなった。なんとかしてほしい。→自治会の中の運営の問題なので、役員が集まって議論するべきと思うが、後日、話しを聞かせて下さい。

 議会基本条例の制定をめざすことは良いことであり、理念も素晴らしいが、なぜ、茅ヶ崎市などは制定されているのに、今まで、出来ていないのか?→議員間の中で、前向き、後ろ向きの議員がいたこと。また、理念条例であり、条例制定の意味はないのでは、など、意見が出され、なかなか進まなかったが、昨年4月の改選により、前向きになった。議会だよりでも、議員個人の賛否態度も示すようになった。条例制定が目的ではなく、条例により、どうなったかが大切であり、市民に開かれた議会にしていきたい。

 議会報告会について、年に何回開催という回数を入れないと、開催しない場合もあり得るのでは?→報告会の開催回数は議論の途中。要綱の内容、広報・広聴委員会をつくること、13地区での開催、報告会のテーマなども議論しているところ。パブリックコメントでも意見をいただきたい。

 現在の市議会のムードはどのようなのか?意見を言いやすいとか、上から押さえつれられているとか。→自由に意見が言える雰囲気だと思う。

 藤沢市(株)のマインドをもってやれば、大半な事が見直されるのでは?→指摘の通り、無駄をなくし、効率良くやっていかなければならないが、行政は、そういう視点で割り切れるものでもない。

 予算の立案の仕組みは縦割り、年度末執行もされている。無駄遣いをチェックできる仕組みになっているのか?→以前は12月に決算委員会、翌年2月に予算委員会を実施していたため、2年先の予算にしか反映できなかったが、約15年前に、9月に決算委員会を開き、その議論を踏まえて翌年の予算に反映できるようにした。また、予算では、固定費が約90%を占め、投資的経費は減少している一方で、社会保障費関係は増加、5%シーリングをしているが、公共施設の老朽化もあり、厳しい状況。今後は、事業仕分けのような、事業別評価をしていく方向で議論をしている。

 請願・陳情の受付窓口を簡素化・一本化できないか?→請願・陳情は議会事務局に出して、その内容により、それぞれの常任委員会で審議することとなっているので、一括審議は難しい。

 議会報告会を充実させるため、政策の情報について、2次情報化したものを出してほしい。予算なら、単年度ではなく、数年間の推移とか。また、新産業の森の予算では、下水道の特別会計に入っていても分からない、政策の結びつきや経過などを2次情報として出してほしい。→ご意見として承る。

 意見として承る、という言葉が何回かでたが、普通は、意見として承るは、それで終わり。そうならないように期待したい。パブリックコメントについて、2度と意見を出さないと思っている。平成20-22年度のパブリックコメントの集約が載ったが、その中で、自治会が機能していないとあった。許せなかったので、市民自治推進課に話しをしたら、パブリックコメントの担当は企画と言われた。パブリックコメントは良いシステムだが、答えが出せないものは載せるべきではない。載せるなら、それが、どうなったのかも載せるべき。→パブリックコメントは一方向であり、キャッチボールが必要。意見は色々、代表者なのか個人なのか、難しい。意見を受けて、決めていくプロセスが大事であり、貴重なご意見として承る。

 小学校に勤務しているが、プールの底に穴が開いている。また、地盤も陥没しているところある。現状の調査をしてほしい。応急措置でも良いので。

以上、報告とします。

 

 


おおや徹

藤沢市のためにがんばります!

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