CM

 この前、テレビで、泣けるCM特集をしていて、いくつかのCMが流れたが、その中で、今やっている東京ガスのCMが取り上げられた。祖母の手料理で育った孫の話のやつ。でも、いいなあと思う。まだまだ、おばあちゃんの手料理を食べれるのだからとCMながらに思う。

 私は、子どもの頃を思い出す。父は17:15には家に帰ってきて、夕飯は決まって18時だった。そして、毎日のように出たおかずは、鯨のベーコンとキャベツを炒めたもの。当時は、まだ鯨が捕鯨禁止になっていなかったので、鯨のベーコンは、豚のベーコンより、安かったのだろう。タンパク質、野菜を摂らせるという目的も、今から思うとあったのかなあと思う。とにかく、子どもの育ちを考えてくれていたのだと思うと、今更だが、もっと感謝して食べればよかったと思う。

 今は、鯨のベーコンは高く、キャベツと炒めて食べる人はいないと思うが、あえてつくってみた。たしか、味付けは塩だけたったと思うが。。。しかし、食べてみると、子どもの頃の味とは違い、あまり美味しくない。たしかに毎日のように食べて、嫌になっていたが、子どもの頃食べたやつを食べたい!と思った。ただ、母は高齢で、もう作れないだろう。今頃、母の味付けをもっと見ておけばよかったなあーと思う。だいたいは、つくれるけど。今度は、僕が、母につくってもらったものを母につくってあげたいと思う。


おおや徹

藤沢市のためにがんばります!

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