6月14日の神奈川新聞の社会面に、「痴漢多発の根岸線、悩む4女子校」という見出しの記事があった。その内容は、根岸線の横浜~大船間には、女性専用車両がないので、生徒の発案で導入を求める署名を展開。卒業生、保護者、近隣住民の協力を得て、15,669人分の署名を集めて、JRに請願書を提出したというもの。
署名活動の発案は、横浜女学院中学・高校の共同の生徒会。その呼びかけに、同じ地区にあり、同様に痴漢の被害にあってきた、横浜共立学園、横浜雙葉学園、フェリス女学院の3校が賛同。4月上旬から共同で署名を集め始めたという。
私が、この記事を見て思ったことは、生徒が署名を集めるということは、最後の手段ではないかということ。被害の事実が顕著であれば、県議会や横浜市議会に保護者団体などから、陳情や請願があってもいいと思うし、更に、保護者やPTAが学校に訴え、学校がJRに要請するなど、とっくにしているべき。やっているのであれば、JRの対応に疑問を感じる。痴漢は犯罪であり、被害にあった生徒たちの心に大きな傷を与えるものなので、警察の対応、もっと言うなら、国が、痴漢の撲滅のために、動くべきだと思う。痴漢の取締りより、物理的に痴漢が出来ない「女性車両」の導入を、法で整備すべきと思う。