本日、経済部より、現在通行止めとなっている江の島弁天橋(歩道)について、再会に向けた準備状況について報告がありましたので、お知らせします。なお、内容の抜粋は次の通りです。
1.江の島弁天橋の現状
(1)一部の橋脚に水平方向のひび割れが生じている。
(2)橋の上部構造について、茅ヶ崎側へ一部水平移動が生じている。
(3)橋脚の一部が沈下している。
(4)橋脚のコンクリートの一部が剥離、欠損している。
★事故後、週に1回程度、定期的に状況測量をしているが、事故直後と変化がないことを確認している。
2.対応策
コンサルタント会社及び、学識経験者に意見を求めたところ、次のような対応が必要とのことであった。
(1)橋脚のひび割れをコーキングでふさいだ上で、炭素繊維シートで補強すること。
(2)橋の上部構造と橋脚のズレについて、今以上のズレを防止するための措置をすること。
(3)高欄(橋の手すり部分)と路面の補修をすること。
(4)橋脚のコンクリートを現状に復旧すること。
3.供用再開に向けて
(1)第1期工事
第1期工事として、必要な対応策のうち、歩行者等の安全に直接影響する路面の補修や、地震などに備える補修を先行して行い、安全を確保した上で、供用を再開する。概要は次の通り。
①ひび割れが発生した橋脚の補修・補強
②上部工ズレ止め設置
③高欄の高さ調整・路面補修
④仮設歩道のガードレール撤去 など
(2)第2期工事
第2期工事として、供用しながら、橋脚部分の現状復旧などを行う。概要は次の通り。
①橋脚下部の巻き立て補修
②橋脚の台座拡幅
③橋脚の塗装 など
4.スケジュール
(1)第1期工事
早ければ4月13日(土)に着手し、4月26日(金)の竣工を予定。ゴールデンウィークには供用を再開できると見通している。
(2)第2期工事
供用開始後に着手し、海水浴シーズンに影響を及ぼさないことを前提に、できるだけ速やかな竣工をめざす。
5.モニタリング
橋の安全性を確認するため、橋の状態を監視する装置を設置して、モニタリングを行う。万が一、異常と判断できる状況が生じた場合は、速やかに再び通行止めにし、江の島大橋への仮設歩道を設置する。
以上、お知らせとします。