2013.5.10 日光での放射線量調査

 5月10日 日光市での放射線量調査に参加しました。このことは、子ども文教常任委員会の竹村委員長より、藤沢市の小学校の修学旅行先である日光について、保護者の一部には、放射線量の高いことについて懸念を示す声もあることから、実際に現地に行き、調査をしてみることも重要ではないかということで、議員全員に案内があったものです。

 参加した議員は、竹村議員・武藤議員・加藤(なを子)議員・青木議員・脇議員・大矢議員(私)の6人で、修学旅行で訪れるスポットのいくつかを調査してきました。議員個人が所有する測定器と市の環境部から借りた測定器で地上5cmと1m地点を、測定しました。

 測定した場所は、日帰りでの調査なので、数か所に限られましたが、JR日光駅、東照宮、華厳の滝、竜頭の滝などです。各測定場所の数値については、その数値の信頼性について判断できないため、このホームページには掲載しませんが、この調査のまとめは次の通りとします。

 藤沢市の除染基準0.19マイクロシーベルト/時間を超える地点が散見されました。その地点はJR日光駅の生徒が集合する付近の植込み、東照宮宝物館の排水溝付近、東照宮駐車場脇などが比較的高く、除染基準を超えていました。また、修学旅行に訪れる場所については、おそらく除染がされていると思われ、数値が低いのですが、全てを除染することは不可能で、どうしても落ち葉や排水が集まるところは、数値が高く出ました。場所によっては、0.4μSを示すところもありました。また、日光駅近くにある日光小学校のグランドを見ましたが、おそらく表面の土を削り取ったと思われる土がグランドの端に積まれていました。

 そこで考えなければならないのが、修学旅行先として、日光が適切かどうかという事です。数値が高く、子どもたちにとって危険かどうかということは、それぞれの立場や考え方で見解が分かれます。しかし、私は、藤沢市の除染基準を超えている場所があること、小学校のグランドで表土を削り取っている(憶測)状況があることについて、そのような場所を、あえて修学旅行先にするべきか疑問に感じます。

 修学旅行の目的を改めて確認し、その目的を達成する手段として、行き先が日光しかないのか?全国他市の状況も調査した上で、見直す検討をしてもいいのではないかと思います。私も、もう少し掘り下げて研究・調査し、私なりの考え方を出そうと思います。

 以上、報告とします。 写真は、測定の様子と日光小学校グランドの積まれた土。

    

 


おおや徹

藤沢市のためにがんばります!

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