2013.7.17 「想いやりの心と命の尊さ」講演会

 7月17日 8:55より、鵠沼中学校の体育館において、広島の平和記念公園にある「原爆の子の像」のモデルとなった、「佐々木貞子」さんの甥である、「佐々木祐滋」さんから、「想いやりの心と命の尊さ」というテーマで、全校生徒を対象に講演が行われました。地域住民にも案内がありましたので、参加しました。

 佐々木貞子さんは、広島に原爆が投下された時、爆心地から1.6kmのところに住んでおり、家族も含めて助かりましたが、貞子さんは、その後、白血病となり、12歳でこの世を去りました。講演では、闘病生活の中でも、貞子さんが想いやりを持って、家族と接していたこと、回復を願って折った、折り鶴の話しなどをされ、人を想いやる心、命の尊さを改めて考えさせられる講演でした。また、講演の中で、貞子さんの想いや祈りを歌詞にした演奏も数曲披露されました。

 今回の講演会に参加して、残念に感じる部分もありました。それは、生徒の聞く姿勢です。かっこうではなく、人の話を聞こうという姿勢が感じられない生徒が、結構いたように感じました。全員が、しっかり講演の話を聞くのは無理だとは思いますが、人の話を聞く姿勢は、これから大人になっていくうえで、一番大事なことだと私は思います。

 最後に、校長先生からの話がありました。その中で、報道がされている名古屋の中学2年生の自殺について、「死ね」という言葉を言っている生徒がいることに触れ、皆は大丈夫ですか?絶対に「死ね」「うざい」なんていう言葉を言ってはいけない。人を思いやる心を持ってほしい。と話されました。私も同感です。今回の自殺については、女性教員が自殺をあおるような発言をしたと報道がされています。学校側が行った保護者への説明会の様子が報道され、視ましたが、私が一番感じたことは、保護者の姿勢です。学校側に対する追及の言葉、言葉遣い。学校に不信を持っているのは分かりますが、あまりにもひどい言葉遣いがされています。失礼かもしれませんが、そういう言葉遣いをしている親の子は、「死ね」という言葉を使っているのではないでしょうか?事実関係は、第3者機関などで明らかにすべきだと思いますが、親の姿勢が、子に与える影響のことを考えれば、言葉遣いや人を想いやる心を、まず、親がしっかりと持たなければいけないと、報道を視て強く感じました。

 


おおや徹

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