昨日11/16付、神奈川新聞に、茅ケ崎市で新型防災ラジオの申し込み受け付けが始まったとの記事がありました。記事によると、茅ケ崎市と東京テレメッセージとの共同開発で、ポケットベルと同じ280メガヘルツの周波数帯を活用することにより、従来聞き取りにくかった地域でも聞き取れるようにしたというものです。
新型防災ラジオは、通常時にはAM・FMラジオを楽しむことができ、緊急時には、防災行政無線で流す情報と同じものが流れるというもの。主電源がオフの状況であっても、自動的に音声が流れる仕組みになっているとのことです。価格は1台9,500円で、市がその約8割を負担、市民への販売価格は2,000円、通信料は月額50円とのことです。
防災ラジオについては、藤沢市でも検討が進められています。防災無線の聞き取りにくい地域の解消のため、子局を増設したりしていますが、緊急、重要な情報を的確に伝えるためにも防災ラジオは必要と考えます。ですから、今回の茅ヶ崎市の取り組みは大変興味があるもので、藤沢市の見解も聞いてみたいと思います。
藤沢市議会では、10月2日の決算特別委員会で武藤議員が次のような質問をしています。(私のメモによるもの)
武藤委員
防災行政無線デジタル化事業費について、これまで、防災ラジオを要望してきた。検討状況は?→北部で聞こえないので、新しい製品として、NHK、FMヨコハマの受信装置が開発され、実証実験を行っている。
市販されているのか?価格はどのくらい?→市販されている。メーカー価格は7,000円だが、量販店で5,000円ぐらいで販売されている。
購入助成の考えは?→効果が確認でき次第、助成制度についても検討していく。
昨日、武藤議員に会ったので、茅ケ崎の取り組みについて意見交換をしました。いずれにしても市に対して、現在の状況について確認する必要はあります。また、茅ケ崎市では2,000円での販売となっていますが、藤沢市で実施した場合、どうしていくのか?私は、防災行政無線は市内にいる市民等に対して、必要な情報を伝達するもので、行政の責任で行うべきものであり、その機能を得られていない世帯については、助成というより配布するべきだと考えます。また、地域で起きている振り込め詐欺などの犯罪情報も伝え、被害の抑制に活用することも検討してほしいと思います。