6月17日 9:30より、藤沢市議会、議会運営委員会が開催され、傍聴しました。内容の抜粋は次の通りです。
陳情26第3号 藤沢市議会議員の議員定数削減を求める陳情
この陳情は、藤沢市議会議員の現在の定数36人を34人に削減することを求めるものです。
武藤委員
藤沢市と同規模の近隣市議会の状況は?→選挙人名簿者数では、藤沢市が議員1人当たり9,425人/横須賀市8,429人/町田市9,559人。
事業数は?→藤沢市859事業/町田市1,360事業/横須賀市はわからない。
鎌倉市、茅ケ崎市の状況は?→人口で、藤沢市が議員1人当たり11,620人/鎌倉市6,663人/茅ケ崎市8,475人。
塚本委員
これまでの削減経過は?→平成14年2月議会で38人に。平成18年9月議会で削減の陳情が主旨了承となり、同12月議会で38人を36人とした。
柳沢委員
議員を2人減らした場合の財政効果は?→平成26年度予算ベースで、報酬9,565,450円+政務活動費96万円+共済費3,611,520円=14,136,970×2人となる。
この陳情は、宮戸委員は退席、柳田委員と浜元委員が主旨了承としましたが、採決の結果、主旨不了承となりました。
★議員定数の削減については、以前にも議員提案で削減が提案され、その時も私の意見を書かせていただきましたが、私は次の事項等について、議員定数を考えるべきだと思います。
1.市議会議員の役割と責任とはどのようなものか。
2.審査する事業数と審議時間について。
3.常任委員会、特別委員会、他の委員会の審査に必要な人数バランス。
4.市民の意見を反映させる議員として、市民の受け皿機能を発揮するためには、市民何人当たりに1人の議員が必要なのか。
5.少人数にした場合の、考えの偏りによる障害について。など
いずれにしても、なぜこのような陳情が出るかについて、やはり議員の活動が市民にとって分かりにくいということではないかと思います。年4回の定例議会の他は何をしているのか?市の事業や取り組みの把握。経済団体、障がい者団体、福祉団体などの各種団体との情報交換や取り組みを把握するためのイベント参加。市への政策提案に向けた先進市への調査・研究。研修会や学習会への参加。市のイベントへの参加など、議員としての活動は様々です。もちろん、議員の取り組み状況にも差はあります。
議員がどのような活動をしているのか。議員は市政運営にとって、どのような役割があり、役割を果たすために、どのくらいの仕事をしているのか。少なくとも、市民の皆さんが、議員の活動状況を理解いただいたうえで、議員数が多いのか、少ないのか判断が出来るのだと思います。判断ができるようになったら、私は、藤沢市議会議員が何人であるべきか、基準を定めるべきだと考えます。例えば、有権者1万人当たり1人とし、有権者が何%増えたら(減ったら)、何人増やす(減らす)とか、基準を定めれば、単に雰囲気で、議員は少ない方がいいという議論にはならないと思うからです。
以上、報告とします。