12月19日 10:00より、藤沢市議会12月定例会(7日目)が開催され、引き続き一般質問と、追加議案の審査を行いました。内容の抜粋は次の通りです。
通告20番 武藤議員
1.災害に強いまちづくりの推進について
(1)本市の災害時情報の収集と市民への情報提供について
市民からの情報は、どう入り、どのように整理しているのか?⇒電話にて消防局、建設関係部署、防災危機管理室などに市民からの情報入る。危機管理室の職員が、受伝達をしている。緊急性などを整理したうえ、建設、環境、福祉、市民センター・公民館へ配信して対応している。広く周知が必要な場合は報道機関へ。記録は職員ポータルで管理し、情報共有している。
鎌倉市では、災害時コールセンターがあるが?⇒本市では、10台の災害専用電話を配置して、職員も配置する中で対応しており、鎌倉市と同様の対応となっている。
災害時専用のコールセンターは必要だと思うが?⇒鎌倉市では、平成22年度に10席の電話ブースつくり、職員が対応している。今後は、災害時受信班を立ち上げた場合には、市民へ周知していく。
国土交通省はタイムラインを推奨しているが?⇒タイムラインとは、台風などの災害に対して、いつ、どこで、誰が、何をするか、という行動計画により、被害規模を縮小させるもの。早期の復旧、復興ができると考えている。
タイムラインの導入を検討すべきだが?⇒予め予測可能な台風などには、事前に対応するため効果ある。18号の課題を踏まえて、19号にタイムラインの考え方で、時間軸をさかのぼり対応した。
大きな災害発生時について、現状において問題ないか?⇒10/9の議員全員協議会で情報の共有化が課題と報告した。年度内に対応策をまとめていく。また、従事職員の安否確認重要で、確認システムの研究をしてきたが、引き続き検討していく。
2.希望と笑顔あふれる健やかな暮らしを支えるまちづくりについて
(1)地域包括ケアシステム構築について
システムを構築する上での課題と対応策は?⇒認知症施策は、正しい知識に基づく家族支援ができるよう、認知症ケアパスを作成、認知症初期集中支援チームによる認知症地域支援員の配置等をしていく。
生活支援介護予防サービスをどう進めていくのか?⇒ニーズ調査、意見交換により、必要なサービスを地域主体に取り組めるようにしていく。今後、生活支援コーディネーターと協議体が中心となり、担い手の養成などを行い、体制整備を進めていく。
行政の適切なコーディネイトが必要だが?⇒住民1人1人が関心を持ち、地域のために活動ができること。住民同士が支えあえる地域のねーっとワーク作りが必要。ネットワークと支援のマッチングなど、適切にコーディネイトしていく。
行政の責任と決意は?⇒地域包括支援センターや生活支援コーディネーターとで地域の活動が機能するように支援していくことが重要。行政が責任を持って、庁内の具体的役割を検討していく。市民1人1人が自助・互助の機能を高め、藤沢らしい地域包括ケアシステムをめざていく。
通告21番 宮戸議員
1.市長の政治姿勢について
(1)東京オリンピック・パラリンピックを見据えた施策について
2020年に向けて、高齢者にも、観光ガイドボランティアなどへの参画を進めるべきだが?⇒誘致支援委員会とともに進めていきたい。
スポーツキャリア教育として、小・中学校へコーチングする考えは?⇒スポーツ推進計画素案の中に、トップアスリートの活用を位置付けている。
個人表彰の拡充の考えは?⇒指導者やスポーツの普及に貢献した方々を表彰をしている。スポーツの幅を広げた方たちと拡充していく。
プロレスラーの諏訪間選手は藤沢出身で、青少年の育成に取り組んでいる。藤沢ゆかりの選手に、スポーツ親善大使とて取り組むべきだが?⇒前向きに検討していく。
和食をテーマにした健康づくりの方向性は?⇒広く市民に理解されるよう幅広く検討ていく。
藤沢市は、さがみロボット産業特区をはじめ3つの特区に位置付けられている。市役所内に特区活用企画室を設置すべきだが?⇒来年度に向けた特定課題は、企画生産課内に担当を設置して対応する。
(2)都市連携について
圏央道が開通した。本市と圏央道都市との連携について、藤沢市をスタート・ゴールとした取り組みが必要だが?⇒平成25年11月に、松本アルピコ交通と江ノ電が協定を結んだ。新たなデスティネーションを検討していく。
鵠沼橘にある、旧後藤医院の寄贈をきっかけに、群馬県高山村との縁ができた。連携の考えは?⇒交流が深まってきている。今後も交流を図っていく。
宮古島との交流も図っていくべき。海産物の連携、ビーチバレーなどもある。姉妹都市とする可能性は?⇒市民まつりでの交流ある。今後、地域の特性を活かした6次産業化の取り組みもあるので、試行などを進めていく。都市間連携については、市民の機運が高まっていくタイミングで研究していく。
~ここまで一般質問~
人権擁護委員候補者の推薦
この件については、全会一致で、市長依頼のとおり決定しました。
議会議案第8号 厚木飛行場周辺の80W及び75W地域に所在する住宅について、空母艦載機が岩国基地に移駐するまでに防音工事の助成対象とすることを求める意見書について
この議案は、総務常任委員会に置いて採択された請願に伴い、意見書の提出をするものです。
この議案は、全会一致で可決されました。
議会議案第9号 国会における憲法議論の推進と国民的論議の喚起を求める意見書について
この議案は、国会・政府に対して、憲法について、国会での活発かつ広範な議論を推進するとともに、国民的論議を喚起することを議会として要望する旨の意見書提出を求めるもので、桜井議員、松長議員、武藤議員、宮戸議員の連名で提案されたものです。
この議案は、かわせみクラブ(佐藤議員を除く)・共産党・神奈川ネットワーク運動・アクティブふじさわが反対しましたが、賛成多数で可決されました。
以上をもって、12月議会が閉会しました。衆議院選挙の関係で、報告が遅れましたが、以上で報告を終わります。