70年前の8月6日広島、9日長崎に原爆が投下され、多くの死者を出しました。そして、戦争は終結をむかえることとなります。私は、組合の役員をするようになって、広島、長崎、沖縄、中国、韓国など、戦争に関係する地を訪れました。そこで、経験したことは、二度と戦争はしてはいけないということです。数年前、韓国で一般市民のみなさんと意見交換をしましたが、文化や歴史を認識しつつ、私たちの代では、憎しみ合うことなく、お互いを尊重すべきと意見は一致しました。
神奈川新聞では、終戦までのカウントダウンを行い、集中的に記事を掲載しています。私は、とても大切なことだと思います。そして、テレビでも70年前の原爆投下直後の写真から、当時の幼い子どもを探し出し、当時の写真を見せたうえで、戦争について聞きました。全ての人が、二度と戦争は嫌だ!と言います。原爆や戦争を経験している人は、その残酷さ、死んでる人に、ウジがわく様子や、内臓がお腹から出ている様子など、きっと目に焼き付いているのだと思います。
いま、安保法案が参議院で審議されていますが、私は、廃案すべきだと思います。そして、テレビをはじめ、マスコミは、できる限り戦争の残酷さを伝えるべきだと思います。批判を浴びるかも知れませんが、死体がゴロゴロする戦争現場の写真や映像を、そのまま伝えるべきです。なぜなら、戦争は残酷なのですから。中国に行ったときに「抗日記念館」を訪れましたが、そこでは、生々しい写真が掲載されていました。だから、日本を許さないという感情になるのでしょう。日本も、そういう写真や映像を放映し、国民が、戦争を許さないという感情になるように、特に戦争体験のない人々に伝えるべきでしょう。
安倍首相が、答弁していますが、国民は気づいていると思います。米国に行き、夏までの法改正を約束してきちゃいましたけど、勝手に約束したって、国民は許しませんよ!ということ。そろそろ米国に対して、国民の理解が得られなかったと、諦めるべきだと私は思うのですが。。。