1月20日 9:30より、藤沢市議会改革検討会が開催され、傍聴しました。内容の抜粋は次の通りです。
1.議員提案による政策条例づくりについて
議員提案による条例づくりに向けた検討機関の設置については、議会改革検討会で高山市・可児市へ視察し、政策提言の取り組みを調査してきたことを踏まえて、各委員から会派の意見を聞きました。
・加藤(一)委員⇒特に設置する必要はない。
・塚本委員⇒積極的に取り組む必要はある。進め方は様々なので手法は、改選後に検討していければいい。
・市川委員⇒政策条例づくりより、政策提言の方が検討しやすい進めやすい。
・市川委員⇒必要に応じて行っていくべきで、課題の整理も必要。
・柳沢委員⇒政策提言することが議員の役割だが、条例づくりは会派の考えが違うので、統一して取り組むことは難しい面もある。検討会などを設置するには検討が必要。
・原田委員⇒政策条例づくりについて、各会派の一致点を見出すことは必要。改選後の中で、積極的に分科会などで検討していければ良いのでは。
・永井委員⇒議員から提案が出た時に対応すればいい。 この件については、会派の中でしっかり議論がされていませんでした。私は、個々の政策については、各議員の指摘や提言を受けて、市側が必要に応じて条例改正や、場合によっては条例制定を行っているので、現行の政策提言の形でも良いと思います。ただし、それは議員個々の考えであり、今回協議されているような議会で統一した政策提言・政策条例づくりとは違います。議会で統一した政策条例づくりの必要性を含めて、改選後の検討に委ねるべきだと考えます。
2.グループウェアの導入について
可児市議会で活用している、グループウェア「サイボウズライブ」について協議がされました。藤沢市議会として、導入に向けた課題としては次のようなものがあります。
(1)利用目的の明確化
利用者の範囲、必要な機能について検討し、目的に合ったグループウェアソフトを選択する必要がある。
(2)運用基準等の整備
グループウェアの運用と管理基準について、要領等で定めるか検討の必要がある。
(3)共有する文書の対象範囲
開催通知/議案書・会議資料/委員長報告/議会法の原稿/各種事務連絡 など、対象を検討する必要がある。
(4)既存の連絡方法との整理
現在のメール・FAXでの連絡方法をグループウェアでの共有に変更できるか検討する必要がある。
※市役所の職員が業務で利用している職員ポータルのようなものを議会にも導入するということですが、これは必要だと思います。課題にあるように、インターネットを利用していない議員もいますので、その議員への配慮も必要だとは思いますが、今の時代、ネットを利用する環境は整っていますので、議会全体としてネット環境を整えるべきと考えます。いずれにしても、改選後の議論に委ねられましたので、このグループウェアの活用は前進すると考えます。
以上、報告とします。