2015.3.13 予算等特別委員会~土木費(都市計画費以下)・議案第81号・消防費

 3月13日 13:30より、藤沢市議会予算等特別委員会が開催され、委員として出席しました。本日は、土木費(都市計画費以下)・議案第81号・消防費についての審査を行いました。質疑の抜粋は次の通りです。

 

平成27年度予算の予算の概況(歳出) ※金額は、左側が平成27年度予算、右側が平成26年度予算 

 

【土木費】 都市計画費以下 

256.総合交通体系推進事業費 7,346万3千円/5,441万6千円

加藤(一)委員

 高倉遠藤線を横浜市側へ延伸すべきだが?⇒横浜市の環状4号線に接続するもの。横浜市の状況は、都市計画決定のみで、事業着手は未定。平成28年度から37年度に着手したいとのこと。横浜市へ整備の要望をしていく。

塚本委員

 ライフタウンから辻堂方面への渋滞の苦情絶えない。辻堂駅西側に南北を超える道路の計画をすべきだが?⇒茅ケ崎市との連携が必要。茅ケ崎住民の合意を図りながら、進めることとなるが、時間がかかる。藤沢厚木線の整備をしていく。

 茅ケ崎市と協議していくべきだが?⇒協議していく。

 渋滞情報について、カメラを設置して発信していくべきだが?⇒FMよこはまの渋滞情報を活用し周知している。ライブカメラについては、システム、画像管理の課題がある。C-Xの事業者と協議していく。

 バスの定時性確保のため、バス専用レーンが必要だが?⇒バスルート変更の協議を始めたところ。将来的には、バスレーンを検討していく。

 辻堂駅のバス停の位置を変更するなどで、改善すべきだが?⇒将来的には専用レーンを検討。バスのルート変更を検討していく。

 江の島大橋の渋滞について、駐車場の満空情報設置に向けた協議状況は?⇒県が主体の事業で、平成27年度に、大橋入口に2カ所、江の島島内に1か所設置される。

有賀委員

 自転車の走行環境整備が進んでいるが、ライフタウンからの新南北軸線方が優先度高いのでは?⇒今後、どのように整備できるのか検討していく。

257.(新規)都市マスタープラン業務委託費 990万9千円/—

258.景観資源推進費 886万1千円/114万円

竹村委員

 歴史的建造物の維持管理について、課題はお金がかかるということ。固定資産税、老朽化対策、耐震対策など、代がかわった時に維持できるのか。相続などに対する考えは?⇒相続税が要因で解体される恐れある。国の税制面の優遇ある。5年間の補助制度と合わせて、丁寧に所有者に説明していく。

 5年間の補助事業だが、その先の考えは?⇒一定の期間と考えている。誘導サイン、電線の地中化、交流館など、5年間で集中的に行うもの。補助期間の延長は、今後の課題としていく。

桜井委員

 街なみ継承地区指定について、旧藤沢宿以外の地区への支援も必要だが?⇒地域の声を聞いて、支援のあり方を検討していく。

259.健康と文化の森整備事業費 5,164万6千円/2,106万3千円

大矢(私)委員

 慶応大学入口交差点の冠水状況の写真を見ると、おそらく昨年の台風18号の時だと思うが、その時の浸水被害の状況は?⇒昨年の台風18号のもので、時間70ミリを超える降雨量となり、慶応大学前郵便局が床上浸水、周辺家屋も床下浸水が発生した。

 平成27年度の調整池の延長で、どの程度の被害を減らすことができるのか?⇒すべてを解消することはできない。既設の調整池の容量が約500㎥で、対策工事で約2倍になるので、浸水か所への雨水の流入を遅らせる効果がある。

 近隣の不安解消にはならない。来年度以降の対策予定は?⇒この地域に進出する医療機関に対して、敷地内に設置する雨水貯留槽の規模を、地域貢献の一環として、約800㎥拡大することをお願いし、了承を得ている。

 抜本的な解決は河川改修。しかし、見通しはなかなか立たない。できる限りの対策をしていくうえで、工事の効果や、効率的な対応を確認できる方策はないか?⇒浸水シュミレーションという調査方法がある。三次元のモデルを作成して、時間50ミリの雨を降らせたときに、どこがどのように浸水するかを把握できるもの。調整池を整備した場合の効果も検証できる。

 そういうものがあるのなら、早急にシュミレーションをしたうえで、効果的な対策をすべきだが?⇒市街化編入に伴う雨水の流出抑制が今後のまちづくりの重要な課題。シュミレーションの検討をしていく。

260.新産業の森整備事業費 8,657万4千円/1億3,527万2千円

柳沢委員

 整備の状況は?⇒当初の進捗通り整備している。平成27年度は、下水、道路の整備し、28年度春の完了をめざしている。

 今後の第2期工事の内容は?⇒6.4haは、今年度中に市街化編入をし、オオタカとの共存するため、保全する地区を分けている。開発可能区域の整備計画をつくっていく。

261.遠藤葛原線新設事業費 1億1,638万円/2億3,911万1千円

柳沢委員

 遠藤葛原線の今後のスケジュールは?⇒平成27年度は660㎡の用地取得、移転補償を行う。第1期工区として、平成23年度から27年度で完成予定だったが、用地交渉が難航し3年程度遅れる。

262.健康の森保全再生整備事業費 2,339万3千円/2,037万6千円

浜元委員

 フットパス整備の今後の見通しは?⇒平成25年度に1,120mのうち、470mを測量した。西側650mを測量し、構造、規模などを検討し、地権者の意見を聞きながら整備していく。用地測量をして、用地買収をしたうえで、平成30年度に工事着手していきたい。

東木委員

 フットパスの整備について、休憩所やミニベンチなどの整備の考えは?⇒谷戸との整合を図るなかで検討していく。

263.藤沢駅周辺地区再整備事業費 3億1,848万3千円/7,124万5千円

264.長後地区整備事業費 1,141万3千円/1,045万円

桜井委員

 長後駅から長後市民センターまでの歩道整備の考えは?⇒平成26年度に、現況測量を行い、その成果をもとに、警察などと協議し、整備計画を作っていく。

 歩道整備の見通しは?⇒住宅あるので期間を要する。片側整備を検討していく。

 高倉下長後線の進捗状況と今後のスケジュールは?⇒平成27年度にトンネルの構造設計、警察、小田急との協議し、都市計画の変更をまとめていく。

265.村岡地区都市拠点総合整備事業費 1億5,035万8千円/4,345万3千円

有賀委員

 町屋橋歩道橋の整備について、バス事業者と費用分担の状況は?⇒負担額を含めて、江ノ電バスと協議している。

266.柄沢特定土地区画整理事業関連雨水調整池整備事業費 7億5,264万円/12億500万円

塚本委員

 地盤改良工事の内容は?⇒調整池の東側51m×13mの663㎡の範囲に、直径1m、深さ6m(最大12.7m)の杭を340本打つ。1,530㎥の改良で、セメント硬化剤を207kg/㎥、316トン使用する。

 現場管理はどうするのか?⇒施工状況、写真、添加量の納品伝票で日々管理をしていく。

267.石川下土棚線街路新設事業費 2億1,879万円/2億3,898万4千円

268.主要幹線道路対策費 114万5千円/114万5千円

加藤(一)委員

 横浜藤沢線の用地取得の進捗状況は?⇒1月末で60%。県は、詳細設計のためのボーリング調査を実施した。

 川名地区の課題である、事業用地内での生活道路の整備予定は?⇒県へ要望書出している。権利者の理解が得られたため、工事を発注している。

269.公園改修費 5,596万1千円/3,278万2千円

塚本委員

 公園の健康遊具の設置状況は?⇒44公園に92基、11緑の広場に33基、合計125基を設置している。

 計画をもって、進めるべきだが?⇒健康遊具充実活用計画を来年度早々につくっていく。平成27年度は3公園10基設置し、32年度までで、50公園100基の計画とする。

 ユニバーサルデザインの公園が必要だが?⇒入口の関係、車いす利用ができる公園は、290公園のうち185。トイレは、29公園37カ所のうち、21公園、24カ所が車いすに対応している。今後もバリアフリー化を進めていく。

佐藤(春)委員

 大庭城跡公園で、法面調査委託をしているが、内容は?⇒貨物自動車置場は急傾斜崩壊危険区域で、擁壁などの対応ができている。今回の場所は、その西側の斜面で、急傾斜地崩壊期域に指定されていないが、土砂災害警戒区域に指定されているので調査をするもの。

 調査後、どのような対策をしていくのか?⇒ボーリング調査の結果、対策が必要な場合は、詳細設計をして、法面全体をコンクリートで覆う、待ち受け擁壁などの対策をしていく。

270.近隣・街区公園新設事業費 1,648万1千円/6,847万円

271.街路樹整備費 1,046万円/1,004万5千円

塚本委員

 街路樹の老朽化の状況は?⇒樹木医の点検・診断を、5種2,200本実施している。診断により、危険なものを30本伐採した。

柳沢委員

 何社に分けて発注しているのか?⇒6地区に分けて、競争入札で行っている。

 もっと多く分割発注した方が、丁寧な管理ができるのでは?⇒精査をしたうえで検討していく。

272.住宅環境整備事業費 3億6,854万6千円/3億1,367万3千円

東木委員

 市営住宅の集会所のトイレについて、和式を洋式にしていくべきだが?⇒10団地にあり、洋式3、和式7となっている。意見を聞きながら、対応していく。

 孤立死などの安否確認をすべきだが?⇒75歳以上の希望者には、訪問相談などのライフサポート事業を始めている。対象住宅の拡大をしていく。 

柳沢委員

 高齢者単身世帯が入居できる市営住宅を増やしていくべきだが?⇒間取り条件を取り払った。

 対象となる市営住宅の状況は?⇒合計163戸ある。7月募集の申し込みの際に、抽選玉を2個入れていく。

 

【消防費】

272.応急手当普及啓発推進事業費 819万1千円/821万4千円

273.(新規)消防団充実強化推進事業費 1,511万1千円/—

塚本委員

 松山市では、団員の店舗割引がある。支援の考えは?⇒他市の取り組みや一般店舗への拡大を検討していく。

 女性の団員の拡大についての考えは?⇒平成27年4月にも入団予定。今後も積極的に入団の促進をしていく。

加藤(一)委員

 高性能防火衣が団員504人に対して128着となっているが?⇒平成30年度に、全団員に配備予定。

桜井委員

 団員の健康診断の内容は?⇒血圧、尿検査、心電図の検査などで、35歳以上のうち、自営業者など受診していない人が対象。平成26年度は167人が受診している。

 検査項目の拡充、オプションなどの検討が必要だが?⇒検討していく。

274.消防救助資機材等整備費 2,909万2千円/713万5千円

柳沢委員

 資機材の充足状況は?⇒救助資機材は、整備計画数はほぼ充足している。

275.消防自動車等整備費 2億1,119万3千円/2億1,755万円

276.遠藤出張所新設事業費 3,506万2千円/1,034万円

 以上、報告とします。


おおや徹

藤沢市のためにがんばります!

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