4月24日付で、県立藤沢高校跡地の利用について、その事業候補者が決定したと市側から連絡がありました。
昨年の10月段階において、藤沢高校の跡地については、藤沢市として取得を断念し、神奈川県の動向を注視していました。プロポーザルでの事業提案につしいての条件などは次の通りです。
1.条件
高齢者・障がい者・子育て世帯等、多様な世帯が健康で安心して暮らせるまちづくりのモデル事業として、必要な施設の設置を提案すること。
(1)必須事項
①必須施設
・多様な世帯が住居可能な住宅。
・多様な世帯がコミュニティを育める交流スペース。
・認可保育所(定員90人程度)または、認定こども園の設置。
・防災へ配慮した公園の設置。
・街なみへの配慮、地域貢献の取り組み。
②建物条件
・建物の高さは、既存校舎の高さを考慮し、15m以下を目安とする。
③その他
・敷地内にある記念碑、校歌碑およびモニュメントを存地、及び敷地内に移転すること。
(2)加点評価事項
①特別養護老人ホーム(定員100名+ショーステイ20名)/小規模多機能型居宅介護施設(登録定員25名・通所介護15名・宿泊介護9名)の設置。
②省エネ・創エネ・バリアフリーなど、環境への配慮。
県が示した条件は以上で、この条件を踏まえて、プロポーザル方式での売却先の選定が行われました。結果は次の通りです。
2.事業候補者
大和ハウス工業(株)
3.提案価格(売却価格)
21億9,500万円
4.その他
条件の任意加点項目の、特別養護老人ホーム・小規模多機能型居宅介護施設の提案がなかったため、今回のまちづくりには、含まれないこととなります。
5.今後のスケジュール
(1)平成27年5月 仮契約の締結
(2)平成27年6月~ 県議会での議決後、契約。
以上、報告とします。