川崎市の中学1年生が殺害された事案を受け、神奈川県教育長と市町村教育長が次の通り申し合わせをしました。地域や関係機関との連携を強化し、重大事案発生を未然に防ぐことを目的としています。
【児童・生徒が安全・安心に生活するための申し合わせ事項】
県教育長及び市町村教育長は、児童・生徒が、安全・安心な生活を送るために、次の掲げることについて、より一層の連携を図り、重大事件発生を未然に防ぐ取り組みを強化することとする。
1.あらゆる機会を通して、全ての児童・生徒に、他者を尊重し、多様性を認め合い、思いやる心をはぐくむ教育活動の充実が図られるよう努める。
2.一人ひとりの児童・生徒の状況をきめ細かく把握し、子どもの思いに寄り添い、共感的に受け止めようとする姿勢を大切にした児童・生徒理解を徹底する。その際、欠席している児童・生徒については、欠席日数にかかわらず、その状況を確実に把握するよう努める。
3.児童・生徒の問題行動等の諸課題については、管理職を中心に校内で情報を共有し、組織的に対応する。さらに、学校だけでなく、必要な関係機関等と積極的に連携し解決にあたる。
4.学校、家庭、地域及び関係機関等が日ごろから連携し、児童・生徒がよりよい環境で、安全・安心な生活を送ることができるよう努める。
平成27年4月17日 神奈川県教育委員会教育長・神奈川県市町村教育長連合会