5月12日 10:00より、藤沢市議会議員全員協議会が開催され、正・副議長立候補者による所信表明が行われました。要旨は次の通りです。
1.議長立候補者
(1)加藤一議員
議会改革を更に進めていきたい。その中で、
①議長選挙については、選挙後の議会運営に影響を与えるため、以前のように各派交渉会で決め、信任投票にしていきたい。
②予算・決算委員会について、課題がある。少数会派の取り扱いについても、より良くしていきたい。
③議会報告会のあり方を検討し、市民に開かれた議会改革をしていきたい。
以上のように、真の議会改革のため、市となれ合うことなく、2元代表制における議会の権能を強化し、議会の意見が市へ反映されるようにしていきたい。
(2)佐藤春雄議員
議会改革について、議会改革検討会のメンバーとして、議会基本条例の制定、議会報告会の開催、陳情・請願における意見陳述、事務事業評価などを進めてきた。議会報告会は、実行していく中で課題もでている。開催時期、手法などは各自治体で異なっている。藤沢市議会の議会報告会のあり方を議論していきたい。市民参加の状況を踏まえて、議会報告会だけでなく、ホームページ、SNSなどを活用し、積極的に取り組むべきで、IT環境をつくり、藤沢市議会でもペーパーレス化やインターネット中継の充実もしていきたい。
市民目線の視点で、議員間の議論と合意をもって進め、また、議員提案の政策づくりにも前向きに取り組んでいきたい。市民ニーズが変化する中、先例によらず、変えていく必要もある。市民に分かりやすい開かれた議会を更に良いものにしていきたい。
(3)柳沢潤次議員
以前は、各派交渉会の話し合いで、正・副議長を決められてきたが、市民に分かりやすい選挙となり、改革がされた。住民が主人公といえる市政となるよう努力したい。
①民主的な議会運営が必要で、色々な意見があって当然。議会の意思決定は最終的に多数決で決まるが、少数意見も尊重されるべきと考える。発言時間の制限、少数会派の意見が抑え込まれることは避けるべき。
②市民に開かれた議会にすること、議会基本条例の目的にもある。議会が市民によく見えることも必要。政務活動費については、透明性をより厳格なものにしていきたい。
③2元代表制にふさわしい議会運営が議長には求められる。市側とは緊張感を持った関係でなければならない。善行の土地問題で百条委員会で疑惑を解明したように、その気風を継承していきたい。
2.副議長立候補者
(1)塚本昌紀議員
市議会議員選挙の投票率が低かった。全国的に無投票も増えており、地方議会が空洞化している。市議会選挙の投票率も38.73%と全国平均より10%低かった。このことは、市議会への関心が低いと言え、議員としても重く受け止めていくべき。議会への関心・信頼をつくれるように努力が必要と考える。議会基本条例をつくり、議会報告会を開催したが、同じ市民が何度も大きな声で発言するケースがあったが、声なき声をいかに把握していくかが重要。今後、議会改革を更に進める必要がある。議事運営について、議長をしっかり支えていきたい。
以上が、所信表明の要旨です。