2015.7.2 藤沢地区公務員共闘オープニング集会

 今日の夕刻、労働会館で公務員共闘の取り組みがありました。公務員共闘とは、藤沢市職労と湘南教組が共闘して、平和・環境の取り組みをしているものです。今日は、そのオープニング集会として、労働会館のホールで、「ガラスのうさぎ」の映画鑑賞をし、戦争の悲惨さや平和を考えるきっかけとするものです。この映画は、作者である高木敏子さん自身の経験をもとに執筆され、戦争で家族を失った少女を描いているものです。

 次の文章は、昨年のオープニング集会の報告を私が書いたもので、最初と最後の部分を紹介します。

「昨年の文章」

 私は、この集会で、毎年あいさつをしているのだあるが、今日の集会は歴史的な日の集会となった。皆さん、お分かりの通り、今日は、集団的自衛権の行使を容認する、憲法解釈の変更という閣議決定がされた日である。まさに、戦後69年間にわたり、戦争によって血を流すことが許されなかった憲法の解釈が変更され、戦争で血を流すことが可能となったのである。

 ~中略~ 

 今後、自衛隊法改正の議論になると思う。圧倒的多数の状況からして、突破されてしまうと思うが、正しい世論が反映できるように、テレビや新聞の役割と責任に期待をしたい。

 このように書いてありました。しかし、今日のオープニング集会も節目の集会となりました。具体的な安保法案が国会で審議されており、安倍政権は突破しようとしているのですから。圧倒的多数の憲法学者が憲法違反と評価しようとも、数の問題ではないと。。。ありえない架空の想定を、あたかも日本国民が危険な状態になりうると説明しますが、説得力がありません。やはり、憲法改正の議論をせずに、集団的自衛権を行使することには絶対的に無理があると私は思います。マスコミ報道への圧力に屈さず、国民が正しい判断ができるよう、テレビや新聞などのマスコミ報道に期待したいと思います。

 戦争は全ての人々を悲しみや苦しみや死に追いやります。私も含めて、戦争の経験がない人がほとんどだと思います。だから、今日の映画や、広島、長崎の原爆資料館、沖縄の「ガマ」、全国の戦争跡地などを訪れて、自分の目で見て、聞いて、二度と戦争はしてはいけないと、みんなが同じ思いになることが重要だと思います。他人事と思っている人は、ぜひ、経験をしてみてほしい。決して、他人事にはならないはずです。


おおや徹

藤沢市のためにがんばります!

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