2015.10.20 総務常任委員会視察(糸満市)

  今日は、糸満市に、視察にいきました。内容は、平和行政の取組で、とりわけ、平和の語り部育成事業について、研修を受けました。 

  小学生各校2名、中学生各校1名程度の児童生徒を選出して、

①戦争体験者から経験談を聞く

②広島、長崎、鹿児島での平和学習と報告書の作成

③平和関連イベントでの発表

④市内戦跡巡り、発表

  以上のような、育成の終了後は、姉妹友好都市の網走市との平和交流で平和ガイドをしたり、観光協会のガイド部会での活用を検討しているとのことでした。

  また、30名の沖縄戦体験者から、当時の体験談を聞き、その様子を映像化する「市民が語る戦中戦後」映像記録事業を現在取り組み中であるとのことでした。戦争体験者が年々減少しているかなで、この映像化というのは大変重要だと思います。ぜひ、藤沢の平和教育にも活用できるように、DVDが出来た段階で手に入れたいと思います。

  質疑で、不発弾の話が出ました。平成20年頃に、工事現場で重機を使っていたところ、不発弾に当たって爆発、重機のオペレーターは重症を負ったそうです。未だに2万トンもの不発弾があるとみられているとのことで、ここ糸満市でも、戦争が完全に過去のものとなっていないことがわかりました。

  糸満市役所での研修を終えて、市内にある白梅の塔を訪れました。ここには白梅学徒隊でなくなった方々を供養している塔ですが、実は、ひめゆり学徒隊より多くの学徒が犠牲になったとのことです。南部戦跡を訪れる度に思いますが、70年前の戦争のことを少しでも、分かろうとすることが、戦争の知らない人々の義務ではないかと。。

  写真は、糸満市役所で研修を受けている様子と白梅の搭。

  


おおや徹

藤沢市のためにがんばります!

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