10月26日 9:30より、藤沢市議会改革検討会のICT検討部会にて、寒川町議会に視察を行い、私は、オブザーバー参加しました。
寒川町議会では、平成26年1月より、タブレット導入の検討を始め、12月議会から試行、平成27年3月議会から正式運用を開始しました。視察では、実際に使用しているタブレットを操作し、情報(文書・資料)の共有の仕方などを体験しました。
タブレット導入の概要は次の通りです。
1. タブレット端末の概要
(1) 機種 iPadAir Wi-Fi+Cellularモデル 16GB
このWi-Fi+ Cellularモデルとは、ワイファイ環境のないところでも、携帯電話やスマホが使える環境があれば、使用できるというものです。
(2) 導入台数 48台(議会25台/執行部23台)
(3) 費用 24か月のレンタルで、約220万円/年
2. 文書共有システムの概要
(1) クラウド moreNOTE 【富士ソフト(株)】
(2) 導入台数 48ID(議会25ID/試行部23ID)
(3) 費用 単年度契約で、約45万円/年間 (5GBまで 48台分)
3. コスト削減
部会での試算したところ、議会全体で、紙資料約10万枚の削減を見込み、その効果額は、年間約92万円を見込んでいるとのことでした。しかも、この金額は、最小の見込みであり、町側の印刷分やミスや修正に伴う印刷を考慮すれば、削減効果はもっとあるとのことでした。さらに、環境面での効果、タブレットですぐに情報を引き出せるので、町民からの質問などに、具体的な数字も含めて、説明ができるようになったことなど、タブレット導入の効果がみられるとのことでした。
今日の視察を通じて、タブレットの導入による、ペーパーレス化については、様々な点でメリットがあると実感しました。ペーパーレス化に消極的な議員こそ、今日の視察に参加してほしかったとも思います。次は、11/2に逗子市議会に視察に伺います。
写真は、ご挨拶をする黒沢寒川町議会議長/説明を聞いている様子と削減される資料/タブレット