3月6日 10:00より、藤沢市議会2月定例会(5日目)が開催され、引き続き代表質問が行われました。代表質問は、質問の概要のみ掲載し答弁は割愛します。本会議終了後、予算等特別委員会が設置されました。
5. 柳沢潤次議員 【共産党 質問時間50分】
(1)市長の政治姿勢について
① 市政運営の基本について
・市民の声を聴き、市民と一緒に市政運営を進めるという基本を転換するのか?
・行財政改革の基本的考え方について
・不祥事防止に向けた法令遵守の徹底について
② 憲法を市政に生かし、厚木基地撤去、米空母の横須賀母校化撤回、ジェット機爆音の解消を
・要旨に対する市長の見解
③ 新しい教育委員会制度の下での公平・公正な教育委員の任命を
・教育長、教育委員の公平・公正な人事について
④ 大型開発や不要不急の道路建設はやめ、公共事業は生活密着型に切り換え、税金は市民の福祉・医療などくらし優先に使うことについて
・村岡新駅、新産業の森、健康と文化の森の宅地化、横浜藤沢線、鵠沼奥田線、遠藤葛原線は止め、福祉、医療、子育てなどに税金を使うべきだが?
⑤ オリンピック セーリング競技の江の島での開催にあたっては、市民への情報公開につとめ、財政的には簡素なものに
・市の財政負担など、明確に示すべきだが?
(2)災害から市民のいのちを守ることについて
① 地震・津波対策を市民と共に充実することについて
・津波浸水区域の公共施設の区域外の移設について
② 脱原発を宣言し、自然エネルギーの地産地消の具体化を
・原発ゼロを宣言すべき。エネルギーの地産地消の取組について
③ 県にも働きかけて水害対策の抜本的強化を
・総合的な水害対策の強化について
(3)市民の福祉、くらしを守ることについて
① 国民健康保険料を引き下げることについて
・保険料を1人1万円引き下げることについて
② 特養ホームの大量建設など介護保険制度の充実を
・建設計画を策定して整備し、待機者を解消すべきだが?
③ 高齢者福祉を拡充し、バス等助成制度の創設を
・高齢者等の移動の経済的支援について
④ 藤沢型地域包括ケアシステムは藤沢市が主体で進めること
・市が責任を持って人と財源を確保すべきだが?
⑤ 公共住宅の増設と借り上げ住宅の対策を急ぐこと
・借り上げ住宅の再契約に住民周知について
⑥ 市が運営主体となって交通不便地域の公共交通網の整備を
・住民主体ではなく、運営について市が主体的に実施すべきだが?
⑦ 市民と共同してごみの焼却は抑え、ごみ処理手数料の有料化は廃止を
・ごみ処理手数料の当面半額にすべきだが?
⑧ 生活保護行政はケースワーカーの定員を増やし、国の水際作戦に抗して受給者の気持ちに寄りそった行政を
・ケースワーカーの増員について
(4)教育環境整備と子育て支援策を拡充することについて
① 教育予算を増額し、マンモス校の解消、少人数学級の拡大など教育環境の早急な整備を
・少人数学級の学年の引き上げについて
② 中学校給食はデリバリー方式をやめ自校方式に切り替えを
・自校方式の直営で中学校給食を実施すべきだが?
③ 小児医療費無料化は高校卒業までの拡大をめざし、2017年度中に中学校卒業までに拡充を
・来年度中に、中学校卒業まで拡充すべきだが?
④ 安心して預けられる認可保育園増設など保育園の待機児の解消を
・第一次申し込みでの入所保留851人いる。認可保育園の増設計画をつくり対応すべきだが?
⑤ 就学援助制度や給付型奨学金制度の拡充など「子どもの貧困」対策の強化を
・就学援助について前倒しで支給すべきだが?
(5)地域経済の振興につながる、地元中小業者と農業者が元気になる対策について
① 「中小企業振興条例」を制定し、市内の商・工・建設業者の営業と暮らしを守ることについて
② 都市農業の振興策を抜本的に強化することについて
・都市農業の振興について基本的な考え方は?
6. 有賀正義議員 【無所属クラブ 質問時間40分】
(1)市長の政治姿勢について
① 行財政改革をはじめとする市政運営について
・平成29年度の市長の代表的な政策は?
・行政運営の戦略的観点について
・定員管理の適正化について
・今後の基金、市債発行について
・善行の土地の取組状況について
② 安全で安心な暮らしを築くについて
・マンションの耐震補強助成について
・浜見山ポンプ場跡地の活用について
・感震ブレーカーの取組について
・平成29年度における慶応大学周辺の浸水対策の取組について
・土砂災害洪水ハザードマップの改定について
③ 「2020年」に向けてまちの魅力を創出するについて
・平成29年度の海上関係者との協議について
・観光客の北部回遊について
・平成29年度の藤沢宿の取組について
・エリアマネジメントの導入状況と今後の展開について
④ 笑顔と元気あふれる子どもたちを育てるについて
・児童生徒間でのお金のやりとりがあった場合の対応について
⑤ 健康で豊かな長寿社会をつくるについて
・フレイル予防と認知症予防の平成29年度の取組について
・40代のひきこもりの現状と今後の取組について
⑥ 都市の機能と活力を高めるについて
・いずみ野線延伸における、平成29年度の具体的取組について
・高齢者の移動手段の確保について
・今後の耕作放棄地対策について
・本市の住宅政策と住宅マスタープランの策定について
・湘南C-XのC-1街区の活用の方向性について
・藤沢厚木線の見通しについて
7. 酒井信孝議員 【市民派クラブ 質問時間20分】
(1)予算編成について
① 予算の縮減について
(2)給与費について
① 地域手当について
(3)再整備の進め方について
① 公共建築物の木造化・木質化の推進について
(4)人権施策について
① 「平成28年度藤沢市青少年育成市民のつどい」の講演会について
(5)受動喫煙対策について
① 市関連施設の敷地内禁煙が未だに実施できない理由について
(6)農業施策について
① 農家レストランについて
(7)広報について
① 公用車及び庁内エレベーターのラッピング広告について
(8)市民会館について
① 市民会館予約システムについて
(9)公文書条例について
① 文書主義の徹底について
(10)学校事故対応について
① 防球ネット事故後の対応について
★酒井議員の代表質問で、1点非常に気になることがありました。それは、(5)受動喫煙対策についての中での質問です。市の職員が勤務時間中に喫煙所でタバコを吸っていることについて、その時間を休憩時間から差し引いているのか?という質問です。答弁は、職員は勤務時間中は、職務専念義務があるが、手休め(喫煙)することについて、厳密に禁止はしていない。仕事に影響しない範囲でとの解釈を示しました。
この質問で、私が見過ごすことができなかったのは、酒井議員自身の行動です。これまで、酒井議員が職員と答弁調整したり、打合せをしている場面をよく見ることがありましたが、それが、12時を過ぎてもしていたり、17時15分を過ぎてもしていたりと、目に余る状況でしたので、議会改革検討会の中で、職員への過度な負担について意見をしました。結果、各派代表者会議で、そういうことのないようにと取り上げられました。
しかし数日前、午前中から議会フロアで、酒井議員が職員と打合せをしていたのですが、私が外出しようと控室を出たところ、まだ打合せが続いていました。しかも、時間は13時15分を過ぎていたのです。たまたま、議長が通りかかったので、議長から注意をしてもらいました。その職員は、酒井議員に昼休みの休憩時間を拘束され、午後の予定によっては、昼食も取れなかったかも知れません。そのような行動を度々していながら、職員の喫煙の時間を休憩時間から引いているのか?という質問をよくできるなあーと思います。聞いていて、市を追及するような質問が多いと思いましたが、まずは、自分の行動を正したうえで、質問すべきと思います。元、同じ会派でしたが、会派から出ていくときの対応も含めて、ここは指摘をしておきたいと思います。
代表質問終了後、予算等特別委員会の設置について確認がされ、平成29年度予算にかかる19議案が付託されました。また、議長より委員(16人)の指名がされ、次の委員に決定しました。
予算等特別委員会委員(16人) 土屋委員/山内委員/山口委員/清水委員/井上委員/原田委員/西委員/柳田委員/脇委員/堺委員/友田委員/平川委員/東木委員/武藤委員/渡辺委員/神村委員
~予算等特別委員会~
本会議終了後、予算等特別委員会が開催され、正副委員長の互選、審査要領と審査日割りについて協議がされました。正副委員長については、井上委員長・武藤副委員長と決まりました。審査日割りは次の通りです。
(1) 3月7日 9:30 人件費(総括)/議案第84号 一般会計歳出 議会費/総務費(総務管理費まで)/議案第63号/議案第66号
(2) 3月8日 9:30 総務費(徴税費以下)/環境保全費
(3) 3月9日 9:30 民生費
(4) 3月10日 13:30 衛生費
(5) 3月13日 9:30 労働費/商工費/農林水産業費/議案第60号/議案第62号
(6) 3月14日 9:30 土木費/消防費
(7) 3月15日 9:30 教育費/議案第61号/議案第73号/議案第74号
(8) 3月16日 13:30 公債費/予備費/歳入/議案第87号/議案第91号/議案第86号/議案第90号/議案第68号
(9) 3月17日 13:30 議案第93号/議案第85号/議案第88号/議案第89号/議案第92号/議案第69号
以上、報告とします。