4月8日 14:00より、辻堂C-Xにあるオザワビルにおいて、第41回藤沢市みどりいっぱい市民の会総会が開催され、出席しました。内容の抜粋は次の通りです。
1. 主な事業の概要
(1) 40周年記念事業
(2) 総会
(3) 春のみどりと花のまつりへの参加
(4) ブログ・Facebook等での情報発信
(5) センス・オブ・ワンダー
(6) 稲荷の森での草刈・伐採・花植え等
(7) 会報「みどりいっぱい」の発行
(8) 視察研修会
(9) 公共的施設空間の草花植栽
2. 平成29年度予算
(1) 歳入 2,029,000円
①前年度繰越金 673,701円
②負担金 380,000円(藤沢市負担金)
③負担金 325,000円 (事業参加者負担金)
③会費 650,000円
④雑入 299円 (預金利息)
(2) 歳出 2,029,000円
3. 役員の改選
会長が相原厚志会長から、新しく杉下由輝会長が選任されました。
4. 記念講演
総会後、記念講演として、「蚊のいない街づくりを目指して」~柳小路モスキートバスターズ~というテーマで、柳小路町内会モスキートバスターズ隊長の「大崎保則氏」から講演をいただきました。
鵠沼に越してきて、芝生の庭でバーベキューをしたところ、蚊がたくさんいて、BBQどころではなかったことを、きっかけに、蚊をなんとかできないか、色々と考えたそうです。
蚊の生態を調べ、他市での取組実態なども調査した結果、道路にある雨水桝の底の水溜まりにボウフラがわき、蚊が発生することが主な要因であることが解ったとのことでした。
では、どう対応するか。町内会にモスキートバスターズのメンバーを募集したところ、1年目40人、2年目は90人も集まったそうです。そのメンバーが、雨水桝の中に、ボウフラの餌のバクテリアを除去するための「銅の棒」を入れ、ボウフラを死滅させるための「塩」を毎週投入するというものです。
塩は、下水の浄化センターにも影響がなく、環境にも優しいとのことで、多くの賛同が得られたとのことでした。
結果は、蚊が劇的にいなくなったそうです。そして、町内会の役員同士が、同じ目的に向けて、行動をすることで、仲良くなり、仲間意識が高まったとのことでした。
この講演を聞いて、なんとか全市的に取り組むことができないかと思いました。蚊が原因で死亡する人は世界で70万人を越すと言われています。そして、最近ではデング熱の報道もありました。
行政として対応するべきと言う人も多いかと思いますが、私は、この柳小路町内会の取組こそ、地域のコミュニティの醸成にもつながると同時に、地域で取り組んだ結果、参加したすべての人が達成感を実感できると思います。行政がパイプ役となり、市内の自治会・町内会の共通の取組にできないか、今回の講演を機に、私も働きかけをしていきたいと思います。
写真は、総会で挨拶をする、相原会長と杉下新会長、鈴木市長。そして、講演をする大崎氏、柳小路駅近くにある町内会掲示板での周知状況。