6月8日 9:30より、藤沢市議会建設経済常任委員会が開催され、委員長として出席しました。内容の抜粋は次の通りです。※なお、委員長として会議の運営をしていたため、質疑のメモを取ることがでませんでしたので、質疑の記載はありません。
議案第9号 市道の認定について(片瀬415号線ほか22路線)
開発、寄付、終点の変更、新産業の森に伴う道路について認定するものです。
この議案は、全会一致で可決すべきものと決定しました。
議案第10号 市道の廃止について(西富1115号線ほか18路線)
払い下げ、終点の変更、新産業の森に伴い道路を廃止するものです。
この議案は、全会一致で可決すべきものと決定しました。
議案第12号 町の区域の設定について
柄沢特定土地区画整理事業の換地処分にあたり、町の区域を設定するものです。
この議案は、全会一致で可決すべきものと決定しました。
陳情29第3号 神奈川県最低賃金改定等に関する陳情
この陳情は、次の事項について求めるものです。
1. 経済の好循環の実現のため、早期に神奈川県最低賃金の諮問・改定を行うこと。
2. 最低賃金引き上げに伴う中小企業・小規模事業者への支援を強化すること。
3. 「働き方改革実行計画」の取り組みと連動させ、更なる取引条件の改善とともに、賃金引き上げと労働生産性向上を図ること。
この陳情は、加藤議員が主旨不了承としましたが、採決の結果、主旨了承となりました。
陳情29第5号 隣家の空き家についての陳情
この陳情は、隣家の空き家による経済的損失と治安悪化の懸念に対して、市が具体的対策を講じるように求めるものです。
この陳情は、全会一致で主旨不了承となりました。
報告(1) いずみ野線延伸に向けた取組について
平成28年2月議会での報告以降、国土交通省所管の交通政策審議会でとりまとめた答申において、いずみ野線の湘南台から倉見までの延伸が位置付けられるとともに、健康と文化の森地区(B駅周辺)の一部が市街化区域に編入されるなど、一定の進捗が図られたので、取り組み状況の報告がされたものです。内容の抜粋は次の通りです。
1. 交通政策審議会の答申
平成28年4月20日の審議会において、概ね15年後を念頭に置いた、「東京圏における今後の都市鉄道のあり方について」の答申がとりまとめられ、「いずみ野線の延伸(湘南台~倉見)については、「地域の成長に応じた鉄道ネットワークの充実に資するプロジェクト」の1つとして位置付けられました。
2. 第7回線引き見直しによる告示
第7回線引き見直しに伴い、平成28年11月1日付けで、都市計画の変更告示が行われ、健康と文化の森地区の一部(約44.4ha)が市街化区域に編入されました。また、健康と文化の森地区を含む周辺地域で、新市街地ゾーンが設定され、土地区画整理事業等による計画的な市街地整備の見通しが明らかになるなど、一定の条件が整った段階で市街化区域への編入が可能となりました。
3. いずみ野線延伸連絡協議会における概ねの駅位置等の合意
今年の5月に開催された連絡協議会で、A駅およびB駅について、概ねの位置について合意が図られました。
報告(2) 「藤沢市都市計画の提案に係る規模を定める条例」について
藤沢市高度利用地区指定方針および指定基準(案)では、高度利用地区の指定が可能な区域の規模について、ホテルを整備する場合は、0.1ha以上としていますが、都市計画法施行令第15条の規定により、土地所有者等が市に対して、都市計画の決定または変更の提案ができる区域の規模は、0.5ha以上と定められています。
そこで、その0.5ha以上を高度利用地区に限り、0.1ha以上に緩和する条例を制定することにより、民間によるホテル開発を促進するものです。
報告(3) 「藤沢市都市マスタープラン」の改定について
平成23年に改定した「藤沢市都市マスタープラン」について、津波浸水想定の見直し、立地適正化計画の制度化などを踏まえて改定するもので、その報告がされたものです。
1. 改定のポイント
(1)津波に対するまちづくりの考え方の追加
① 「津波に備える都市づくり」の追加
② 「災害復興にむけた事前取組の推進」の追加
(2)少子超高齢社会等に対するまちづくりの考え方の強化
① 「立地の適正化に関する基本的な方針(藤沢市立地適正化計画)」の追加
② 「良好な居住環境の維持・形成にむけた総合的な取組」の追加
③ 「公共施設等の適切な維持管理と更新」の追加
(3)進行管理(確認・評価)におけるより分かりやすい指標の考え方の追加
2. 今後の予定
(1)平成30年2月議会 最終案を報告
(2)平成30年3月 都市マスタープラン改定
報告(4) 片瀬江ノ島駅前広場の整備に向けた取組について
江の島が東京2020オリンピック・パラリンピックのセーリング会場に選定されたことを受けて、平成28年4月に、江の島地区周辺整備担当を設置し、片瀬江ノ島駅駅前広場の設備に向けて取り組んできたもので、その取組について報告がされたものです。
1. 駅前広場の整備方針
駅前広場の整備は、交通結節機能としての「交通空間」を駅の西側(国道134号線側)に、人々の交流機能などの「環境空間」を既存駅前広場において確保することを検討します。なお、小田急電鉄は、東京2020大会に向けて、新たな駅舎に建替えることを検討しています。
2. 「交通空間」の整備について
(1)片瀬江ノ島駅前通り線の整備
片瀬江ノ島駅前通り線は、狭さく部を解消するため、拡幅整備に取組みます。
(2)障がい者、高齢者等の移動支援
片瀬江ノ島駅周辺に、障がい者や高齢者等の車両やタクシーの乗降のための空間の確保に取組みます。具体的には、既設の「片瀬江ノ島駅第1自転車駐車場」用地に、障がい者や高齢者等の車両およびタクシーの乗降場を整備するとともに、代替え駐輪機能の確保を図ります。
(3)バス乗降場の検討
江の島および湘南海岸周辺における小型の周遊・路線バス等の運行の可能性を見据えたうえで、バス乗降場の整備を検討します。なお、当該施設には、一定規模の用地の取得が必要となります。
3. 「環境空間」の整備について
既存の駅前広場は小田急電鉄が保有しています。整備にあたり、所有・管理方法について協議するとともに、必要な機能や意匠など、地域、関係団体の意見を参考にしながら、次の事項について検討を進めます。
(1)おもてなし空間としての駅前広場の整備
既存駅前広場は来訪者を迎える空間として、舗装、照明、休憩施設、植栽といった修景等の整備を検討します。また、東京2020大会関係の案内や情報発信、おもてなしブースの設置などを検討します。
(2)既存駅前広場内の車道について
地域、関係団体等の意見を参考に、地域に流入・通り抜ける交通の抑制や、既存駅前広場への車両の進入禁止等を含めた、車道のあり方について検討します。
(3)案内・誘導サイン
駅前広場から各施設へ案内・誘導するためのサインの整備を検討します。なお、多言語対応など、外国人観光客への案内にも十分留意します。
4. その他留意事項
(1)自転車利用への対応
自転車利用の推進を図るため、コミュニティサイクル等の実施が可能となるように、貸し出し用自転車の置き場について検討します。また、片瀬江ノ島駅第1自転車駐車場の代替の確保にあたっては、収容規模を検討します。
(2)津波避難場所
駅舎建替えに際し、緊急的な津波避難場所の確保について、小田急電鉄と協議を継続します。
5. 今後の予定
平成32年7月下旬に東京2020大会が開催されることから、平成32年3月までの整備完了をめざします。
以上、報告とします。