6月29日 9:30より、藤沢市議会改革検討会(第3次ICT検討部会)が開催され、出席しました。内容の抜粋は次の通りです。
1. 部会長・副部会長の互選
互選の結果、私が部会長に、友田委員が副部会長となりました。
なお、第3次ICT検討部会の構成は、大矢部会長(民主クラブ)/友田副部会長(無所属クラブ)/山口委員(市民クラブ)/平川委員(公明党)/堺委員(湘風会)/山内委員(共産党)/酒井委員(市民派クラブ)です。
2. 第2次ICT検討部会からの申し送り事項
(1)タブレット端末再導入時期の検討
タブレット端末の見積もり合わせ不調に伴い、文書共有システムの公開型プロポーザルも中止したため、導入時期について、次期会議体で検討することが申し送られています。
⇒この件については、1月より新庁舎が供用開始となることを踏まえ、2月議会からの試行開始に向けて準備を進めることとしました。
(2)業者選定のあり方の検討
ICTを活用した議会運営には、タブレット端末と文書共有システム両方が必須となることから、見積もり合わせの不調によるシステムの公募型プロポーザル中止が再び起こらないよう、一括選定を行っている他市の状況を検証するなど、入札方法、業者選定のあり方について協議することが、申し送られています。
⇒この件については、別発注と一括発注のメリット・デメリットを確認したうえで、タブレット端末と文書共有システム、それぞれの発注(別発注)していくこととしました。
(3)タブレット端末について
タブレット端末については、様々な観点から比較検討した結果、を使用していくことを確認されていますが、今後の新機種についても比較検討をすることと併せて、ApplePencil(タッチペン)・タブレットカバーの導入についても検討することが、申し送られています。
⇒この件については、iPad Proの新旧モデルの比較をした結果、iPad Pro 12.9/64GBにしていくこととしました。ここでは、山内委員より、10.5インチと12.9インチの2サイズで希望制にしてはとの意見が出されましたが、選挙により議員構成が変わる一方、タブレット端末は、そのまま継続的に使用することになるため、統一にするべきとなりました。カバーは仕様書に追加し、ApplePencilについては、その必要性を確認しましたので、予算も含めて要求していくこととしました。また、保護フィルムについて意見が出され、政務活動費での購入など、議員個人の判断としました。
議会事務局用のタブレット端末台数については、6台+予備2台=8台で確認をしています。当初、現新館議場での試行をめざしていたため、Wi-Fi+Cellularとしていましたが、新庁舎供用開始後の試行となり、Wi-Fi環境が整うことで、Cellulartが不要となります(議員は、政務活動で使用することから、Wi-Fi+Cellularモデル)。従って、安価な機種の導入と台数の変更について、事務局から提案がありました。
⇒この件については、事務局分6台を提案通り、安価な機種の購入としていくこととしました。
(4)傍聴規則第6条について
傍聴規則第6条(7)では、「携帯電話、パソコン等情報通信機器は、電源を切ることを」と規定されています。タブレット端末の導入、障がいを持つ方への「合理的配慮」に必要な機器の導入などを踏まえ、この規則を見直していく必要があり、検討することが申し送られています。
⇒規則の変更について、具体的な検討をしていくことを確認しました。
(5)市との運用方法の違いについて
議会が導入するICTを活用した議会運営システムでは情報・データの保管はクラウドで行うこととしている一方で、市側は、議会と同じ文書共有システムを導入しますが、セキュリティに関する考えから、情報・データの保管は、クラウドではなく、市が管理するサーバー(オンプレミスサーバー)で管理することとしています。
管理方法が違うことにより、文書共有システムのメリットでもあります、同期機能が使えないことから、市に対して、クラウド化の検証の実施を要望として議長から提出することを申し送り事項としています。
⇒この件については、試行期間中に、クラウドでの試行も実施するよう、議長から要望を出す手続きに入ることを確認しました。
※なお、本日決めた内容を、7月10日開催の議会改革検討会に報告、決定された後、議会運営委員会で最終的な決定がされます。
3. その他
友田副部会長より、昨年の12月議会から、鎌倉市議会でタブレットの導入がされており、現状や課題などを聞くために視察をしてはとの意見があり、参考とするため、視察に向けた調整をしていくことを確認しました。
以上、報告とします。