12月19日 10:00より、藤沢市議会12月定例会(5日目)が開催され、引き続き一般質問が行われました。内容の抜粋は次の通りです。
通告10番 清水議員
1. スポーツ行政について
(1)スポーツを通じた健康づくり・まちづくりについて
冬季オリンピックでは、フィギアスケートやホッケーが人気。横浜銀行アイスアリーナの利用率も増えている。他市でも成功しているが、市有地を民間に貸して、スケートリンク整備を考えることを提案するが?⇒スケートリンクの維持管理、用地費、費用対効果などの課題があるため、整備は困難。気運の盛り上がり、八ヶ岳野外体験教室の中のスキー教室を始め、ウインタースポーツに関心が高まるように努めていく。
通告11番 有賀委員
1. 環境行政について
(1)海岸ゴミ箱の突然の撤去について
平成27年2月~5月に、引地川より西側の海岸のごみ箱9箇所の内、5箇所を実証実験で撤去し、95%のごみが減少した。
今回、11/27を持って、残りの4箇所を含めた全ての海岸のごみ箱について、事前に周知なく撤去された。経緯は?⇒家庭ごみ、バーベキューごみなどが捨てられているとの報告があり、9月から片瀬東浜の5箇所を事前周知なしで撤去して、毎週2回、現状の確認をしたところ、ごみの散乱、不法投棄がなかったため、他も期間を定めて実験的に撤去したもの。現在は、試行期間終えて、再設置している。
ごみ箱の撤去には賛否両論ある。海岸を一体的に捉えるのではなく、海岸別の対応をすべきだが?⇒片瀬東浜は背後が国道、西浜・鵠沼は背後に水族館、湘南海岸公園あり観光客多い。引地川より西側は、砂防林あり、マリンスポーツ利用者多い。これまで、一体として考えてきたが、背後の立地条件や利用者が異なることから、今後、個別の対応をしていく。
県や海岸美化財団と調整して進めていくべきだが?⇒12/8から県土木事務所とごみ箱の設置のあり方について協議をはじめた。美化財団とは、台風時に一緒に処理対応するなどしている。今後も、連携しながらマナーアップを含めた海岸美化を考えていく。
海岸美化について市の考えは?⇒本市では、東京2020でのセーリング開催を1964年以来の好機と捉え、一層の美化に取り組んでいく。
通告12番 土屋議員
1. まちづくりについて
(1)藤沢駅及びその周辺について
藤沢駅周辺再整備により、駅南北の更なる賑わいが見込めるのか?⇒藤沢駅周辺の商業は高い購買力指数を維持してきたが、ネット通販など、消費行動の変化で活力が低下している。再整備で民間投資を促し、一体的に機能更新することで、活力の再生と更なる賑わいが見込めると考える。
遊行通りについて、人の流れが変わった。対策は?⇒北口通り線の開通により、遊行通りの土日の人通りは減少した。市としては、立地環境を活かした賑わい、遊行寺を活用した賑わい、回遊性の向上の取り組みに支援していく。
サンパレットの整備により、にぎわいは生まれたのか?⇒平成29年度からもテーブル、イスを設置、元気バザール、ワインまつりなどで、新たなにぎわいが生まれている。今後も、多様なイベントで、市民の憩いの場として親しまれるように取り組んでいく。
銀座通り商店街に波及しているか?⇒整備から間もない。平日・休日とも通行は1万人を超えている。サンパレットと商店街が一体となる取り組みで、新たな集客、回遊性の向上を図っていく。
サンパレット、北口デッキにおける、エリアマネジメントの検討状況は?⇒仕組み、組織について、先進都市への視察も踏まえて、調査・研究しているところ。
管理の権限を民間に移譲するのか?⇒広場は道路施設なので、交通管理者、道路管理者への手続きが必要。エリアマネジメント導入後も管理を移譲するものではない。
エリアマネジメント組織が市民の活動を制限できないということか?⇒独自に制限することはできない。
北口デッキ上に利用を制限する看板がある。いつから設置したのか?⇒手続きなく、物品販売などがされて苦情があったため、5年ほど前に設置したもの。デッキ上の利用には手続きが必要。警察と市で連携して設置したもの。
事業費、事業期間、歩行者通路の確保状況は?⇒工事費は、19億4,162万円、工事期間は、平成29年9月5日から31年12月13日。歩行者通路は、デッキ面を4つに分け、いずれかを利用できるようにしながら、歩行者の動線を確保して進めていく。
北口バスロータリーにプレハブが設置されている。バスの運行に支障ないのか?⇒現場事務所・休憩施設として設置したもの。バスの通行に支障がない場所に設置した。
小田急改札を橋上化にしたとしても、地上の改札を残すべきだが?⇒自由通路拡幅に伴い技術的課題ある。最終的には小田急の判断となる。
駅のホームドアの設置について、JR・小田急へ要望していくべきだが?⇒JRは順次設置、小田急も前向きに検討を進め、6月の記者発表では藤沢駅の大規模再整備に合わせて検討するとしている。
通告13番 井上議員
1. 学校施設管理について
(1)現状と課題と今後について
体育館の照明が切れているケースある。LED化を含めた現状は?⇒蛍光灯が小学校16校・中学校5校/水銀灯が小学校11校・中学校11校/LEDが小学校8校・中学校3校。
体育館の照明の管理は?⇒蛍光灯、水銀灯の交換・配布は4年サイクルを目安にスポーツ推進課で、器具の交換・修繕は学校施設課で行っている。
照明切れの体育館複数ある。今後の対応は?⇒LED化が必要だが、予算確保が難しい。修繕対応で、この冬休み中に小学校2校LED化していく。修繕計画を見直して取り組んでいく。
2. 文化施設について
(1)現状と課題と今後について
市民ギャラリーの利用状況は?⇒平成28年度、年間111団体で利用率は98%。入場者数は92,600人。
民間ビルの賃借料の状況は?⇒平成28年度は、賃借料6,600万円、電気・空調など540万円、人件費750万円、修繕・印刷などを含めて、運営費用は8,200万円。
今後、どうしていくか?⇒費用に見合う価値があると考える。今後も満足度の向上に取り組むとともに、効果的な運営に努めていく。
今後の市民ギャラリーのあり方は?⇒第2次公共施設再整備プランで、市民会館・南市民図書館の再整備の中で、複合化の候補であることから、今後検討していく。
通告14番 平川議員
1. 市民サービスの充実について
(1)子育て世代の情報発信について
子育て世代の情報発信の状況は?⇒子育てネットふじさわで、イベント情報など、子育てメールふじさわで、検診情報など情報提供している。
利用状況は?⇒10月末現在で、子育てネットふじさわは、29年4月からの閲覧ページで26万ページ、月平均37,000ページ。子育てメールふじさわは7,000人、子育てアプリふじさわは、1,200人登録している。
子育てネットふじさわについて、イベントの対象年齢や内容が掲載されていないものある。具体的に掲載してほしいという声あるが?⇒イベント主催者の自由記載となっている。今後、主催者側に周知して工夫していく。
子育て情報、イベント情報の発信について、LINEを活用していくべきだが?⇒ラインは簡単で使いやすいことは認識している。他市、国などの動向を注視し、研究していく。
(2)窓口対応について
窓口に来た、高齢者、障がい者、外国人への対応状況は?⇒ローカウンターでの対応、大きな声でゆっくり話すなどの対応、筆談、手話などの対応、外国人には英語での対応、その他言語には、他課の応援で対応している。
課題は?⇒聴覚障がい者には筆談になるので時間がかかる。また、外国人にも英語以外の言語は他課の応援が必要なので待たせてしまうなど。
焼津市では、全職員にタブレットを配布している。いわき市では、遠隔手話サービスをしている。本市でもICTを活用すべきだが?⇒窓口でタブレットを活用している自治体があることは認識している。消防局では、救急現場で15か国の言語に対応するアプリ、救急ボイストラを試行している。使用目的に合わせたタブレットの活用については、他市の状況、費用対効果などを研究していく。
2. 安心安全なまちづくりについて
(1)災害時の障がい者支援について
※滝の沢中学校で実施された、要配慮者を受入れ、振り分ける訓練の状況/避難施設でのピクトグラムの活用/障がい特性に応じた防災対策/聴覚障がい者への災害情報伝達について/障がい者への情報発信ツールとしてのLINE活用/障がい者施設の備蓄について/薬剤の備蓄について などの質問がされましたが、内容は割愛します。
3. 命を守る取り組みについて
(1)がん教育について
※小中学校でのがん教育の状況と今後の進め方等の質問がありましたが、内容は割愛します。
通告15番 桜井議員
1. 市民病院について
(1)経営健全化の取組について
※市民病院の健全経営推進計画における取組状況と主な柱について/今後の経営方針/診療報酬改定への対応/地域医療機関との連携の今後の取組/健全経営推進計画改定に向けた考え方などについて質問がされましたが、内容は割愛します。
(2)再整備の進展状況について
再整備をしているが、行くたびに動線が変わっている。今後の対応は?⇒案内係を配置して対応している。平成30年7月のグランドオープンからは、分かりやすい動線となる。
路線バスの院内乗り入れの考えは?⇒病院敷地内への路線バス乗り入れについてバス事業者と協議している。併せて、バスロケーションシステム導入も検討している。
ロータリーの安全確保は?⇒立体駐車場に加え、ロータリー部分に平面駐車場を整備する。再整備後のロータリーは、バス・タクシー・一般車が輻輳する。誘導員を配置するなど、安全対策をしていく。
駐車場料金の見直しの検討状況は?⇒現在は、入庫から30分までは無料、1時間まで200円、以降30分ごとに100円となっている。また、外来患者、入院患者家族は1日2回まで無料としている。平成28年度実績で、年間546,853台の利用あるが、有料は33,075台で全体の6%にとどまっている。バスで藤沢駅から往復で360円かかる。公平性の観点から料金の見直しを検討している。具体的には、外来患者の有料化を検討している。
2. 市民がスポーツしやすい環境整備について
(1)現状の課題と今後について
市内公共スポーツ施設の利用状況は?⇒体育館・プールなどの屋内施設、野球場などの屋外施設合わせて、140万件。
大清水スポーツ広場が閉鎖され、スポーツ施設が減ってしまった。復活を望む声ある。横浜湘南道路整備後の考えは?⇒元々、大清水浄化センター内の計画用地を目的外使用していた。道路整備後の目的外使用の再開については、関係課と協議していく。
高齢者がやるスポーツとして、ターゲットバードゴルフ、グランドゴルフ、パークゴルフなどある。出来る場所の整備の考えは?⇒軽スポーツは健康寿命延伸につながる。緑の広場、公園を中心に行われている。今年度からは、野球場の利用について、平日にグランドゴルフ、ターゲットバードゴルフなどをできるようにした。既存の場所での活用を検討していく。
※以上、報告とします。