12月21日 10:00より、藤沢市議会12月定例会(7日目)が開催され、残りの一般質問と追加議案の上程、議決が行われました。内容の抜粋は次の通りです。
※一般質問は、質問者と市側で答弁調整をしているため、質問・答弁のメモをとるのが難しいので、ここでは、質問の抜粋を掲載します。
通告23番 原田議員
1. 未来を選択する市政運営について
(1)「平穏死」を通して考える家族や地域のカタチについて
・自宅死について、全国における藤沢市のランキングと横須賀市が在宅看取り率が高い要因は?
・横須賀市では、最後までお家で暮らそうという、在宅療養のガイドブックをつくり、在宅の過ごし方を示している。本市の捉え方と進め方は?
・横須賀市では、平成23年度から在宅療養について、他職種連携をしているが、本市の状況は?
・医療介護連携多職種研修会で、具体例を示して、他職種専門職が、対応を答えたが、答えはそれぞれだった。本人が望まない最期を迎えるかも知れない。市として、どう捉えるか?
・自宅で最期を迎えたい高齢者が病院に運ばれて延命治療がされる現状がある。本人は望んでいないかも知れない。平穏死に対する市の考え方は?
・人生の最期をどう迎えられるか、自分で選択する時代が来たと思う。地域包括ケアシステムの担う役割と、今後の考えは?
・アドバンスケアプランニング(ACP)を進めていくために、地域で何が必要と考えるか?
・介護職の多くは、ACPの認識ない。退院後のカンファレンスで市民病院から始めては?
・認知症家族の介護について、会社に打ち明けられない、隠れ介護も多くいる。市として、介護離職をどう捉え、どう改善していくか?
・認知症の本人があばれると薬を投与させられる。フランス人により開発された「ユマンチュード」という認知症の方とのコミュニケーション法ある。その視点を入れたケアプランに積極的に取組むべきだが?
・男性介護者にこそ、ユマンチュードが必要。福岡市では児童生徒向けにユマンチュード講座もしている。今後、市民に対してユマンチュードをどう浸透させていくか?
・(仮称)ふじさわオレンジプランの中に2023年までの目標の1つに「防ぐ」とある。認知症の方と正面から受け止めるべきであり、防ぐという目標はなくすべきだが?
・高齢者の社会的孤立の割合が高い。総合事業における高齢者の通いの場の状況は?
・市内の介護施設の看取りの状況と今後の方向性は?
(2)政策の優位性を活かしたまちづくりについて
・辻堂市民センター、小田急江ノ島駅駅前広場の整備において、住民との合意形成に何に問題があったのか?
・特に江ノ島駅前広場の整備は、これしかないという案が押し付けられたことが問題だった。課題や論点を整理して進めていくべき。今後の公共施設再整備にあたり、住民自治の視点からどのように対応していくのか?
・地域市民の家の今後の利活用について、地域課題を解決していくために、どのような位置づけにしていくのか?
・公共施設の再整備において、サウンディング型市場調査の活用状況と今後の考えは?
通告24番 堺議員
1. 本市の教育行政について
(1)小学校教諭における不祥事について
・今回の不祥事について、周辺住民、子どもたちへ与えた影響についての認識は?
・不祥事発覚後、地域の多くの方々の協力により運動会が開催された。地域の協力をどう受け止め、今後、どのようにしていくのか?
2. 市長の政治姿勢について
(1)財源不足とその対応について
・中期財政見通しにおける、今後の扶助費の見通しと主な要因は?
・扶助費における、市単独事業や上乗せ事業の状況は?
・見直しの原則は?
・市単独事業に子ども子育てに関する事業が多い。子育て支援策を重点施策に位置付けている理由と効果は?
・今後、藤沢市の財政をどうデザインするのか、理事者の考えは?
(2)行財政改革・職員給与削減について
・これまでの行革の実績と成果は?
・行革の進め方について、市の考えは?
・職員の大胆な給与削減をすべきだが?
・将来を担う人材育成について市長の考えは?
【ここまで一般質問】
人権擁護委員候補者の推薦について
※人権擁護委員の任期満了に伴い、新たな人権擁護委員候補者を法務大臣に推薦するため、議会に意見が求められたもので、全会一致で市長依頼の通り決定しました。
議会議案第8号 私学助成の拡充を求める意見書について
議会議案第9号 私学助成の拡充を求める意見書について
※上記2議案は、12/10に開催された子ども文教常任委員会に提出された陳情が、主旨了承となったことに伴い、県・国に対して意見書を提出するものです。2議案とも全会一致で可決されました。
議会議案第10号 米軍が管制権を有する横田空域の撤廃を求める意見書について
※この議案は、12/11に開催された総務常任委員会に提出された陳情が、主旨了承となったことに伴い、国に意見書を提出するものです。この議案は、民主クラブ、共産党、市民クラブのうち原田議員、市民派クラブが賛成しましたが、否決されました。
議会議案第11号 幼児教育の無償化に関する意見書について
※この議案は、認可外幼稚園が、幼児教育無償化の対象外となる可能性があることから、対象とするよう国に意見書の提出をするもので、市民派クラブを除く、全ての会派団長により提案がされました。この議案は、全会一致で可決されました。
以上をもって、12月藤沢市議会定例会が閉会となりました。