11月30日 10:45より、藤沢市議会12月定例会(2日目)が開催されました。内容の抜粋は次の通りです。
議案第54号 工事請負契約の締結について(藤沢駅東西地下通路再整備工事)
【契約の相手方】門倉組・ガーデンサービス共同企業体
【工事の概要】構造物撤去工事一式/構造物補修工事一式/内部改修工事一式/仮設工事一式/環境配慮工事一式/電気設備工事一式/機械設備工事一式
【契約金額】10億7,811万円
【工期】令和4年3月15日しゅん工予定
※この議案は、全会一致で可決されました。
議案第55号 市道の認定について(片瀬418号線ほか8路線)
開発行為などに伴い、9路線を認定するものです。
議案第56号 市道の廃止について(片瀬411号線ほか4路線)
起終点の変更に伴い、5路線を廃止するものです。
※上記2議案は、建設経済常任委員会に付託されました。
議案第57号 指定管理者の指定について(藤沢駅前広場(サンパール広場・サンパレット広場))
【管理を行わせる公の施設】藤沢市藤沢駅前広場(サンパール広場・サンパレット広場)
【指定管理者となる団体】一般社団法人藤沢駅周辺地区エリアマネジメント
【指定の期間】令和3年4月1日から令和6年3月31日まで
塚本議員
指定管理料の内訳は?⇒令和3年度で、3,200万円の提案を受けている。一般管理費が2,182万円、賑わい創出に630万円、広場管理費に986万円、空間使用料を598万円と見込んでいる。
指定管理とするメリットは?⇒市の直営より、質の高い賑わいの創出が図られるため。
今後、地下通路へも事業拡大していくこととなる。長期的な財政シミュレーションが必要だが?⇒費用対効果の検証を今後行っていく。また、長期的な財政シミュレーションもしていく。
指定管理料の部分が議会で質疑を受けてから提案すべきだが?⇒指定管理料が決定するものではなく、提案をベースにして、少しでも安くなるよう、2月議会で審査いただく。立ち上げ時は一定の財政支援も必要。
土屋議員
指定管理料について、市直営と比較検討はされたのか?⇒維持管理料は2割程度削減できる。また、賑わい創出の経費削減も図られる。
管理予定のサンパール広場とサンパレット広場での市民の活動は、道交法に触れなければ制限されないか?⇒今まで認められていたものは制限されない。
※この議案は、共産党が反対しましたが、賛成多数で可決されました。
議案第58号 指定管理者の指定について(湘南台文化センター)
【管理を行わせる公の施設】藤沢市湘南台文化センター
【指定管理者となる団体】公益財団法人藤沢市まちづくり協会・藤沢市民会館サービスセンター株式会社共同事業体
【指定の期間】令和3年4月1日から令和8年3月31日まで
※この議案は、全会一致で可決されました。
議案第59号 指定管理者の指定について(大道子どもの家)
【管理を行わせる公の施設】大道子どもの家
【指定管理者となる団体】公益財団法人藤沢市みらい創造財団
【指定の期間】令和3年4月1日から令和5年3月31日まで
原田議員
子ども家の施設内での飲食について、禁止されているが、飲食可とする検討の状況は?⇒飲食を試行的に実施して、ニーズを把握しているところ。今後、新しい子育ての在り方を模索していく。
※この議案は、全会一致で可決されました。
議案第60号 藤沢市非常勤職員の報酬等に関する条例の一部改正について
国家公務員の給与改定に準じて、本市の短時間勤務会計年度任用職員の期末手当の支給割合を改定するものです。
議案第61号 藤沢市常勤の特別職職員の給与に関する条例の一部改正について
国家公務員の給与改定に準じて、本市の常勤特別職の職員の期末手当の支給割合を改定するものです。
議案第62号 藤沢市一般職員の給与に関する条例及び藤沢市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部改正について
国家公務員の給与改定に準じて、本市の一般職の職員の期末手当の支給割合を改定するものです。
※上記3議案は、国家公務員の給与改定に準じて、職員の一時金(ボーナス)を0.05ヶ月引き下げるものです。一時金支給の基準日が12月1日となっていることから、本日に、議決して条例改正する必要があるものです。
※上記3議案は、総務常任委員会に付託されました。
~本会議を休憩し、総務常任委員会を開催~
議案第60号 藤沢市非常勤職員の報酬等に関する条例の一部改正について
国家公務員の給与改定に準じて、本市の短時間勤務会計年度任用職員の期末手当の支給割合を改定するものです。
※この議案は、山内委員のみ反対しましたが、賛成多数で可決すべきものと決定しました。
議案第61号 藤沢市常勤の特別職職員の給与に関する条例の一部改正について
国家公務員の給与改定に準じて、本市の常勤特別職の職員の期末手当の支給割合を改定するものです。
山内委員
期末手当を0.05月削減するが、職員の平均削減額は?⇒会計年度任用職員は、1,500人が対象で、平均約7,000円の減額、一般職員は、3,670人が対象で、平均19,824円の減額となる。
職員給与を引下げることは負のスパイラルになるが?⇒これまでも人事院勧告の内容を尊重し、また、県や政令市の人事委員会勧告、他市の状況を勘案して給与改定している。
※この議案は、全会一致で可決すべきものと決定しました。
議案第62号 藤沢市一般職員の給与に関する条例及び藤沢市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部改正について
国家公務員の給与改定に準じて、本市の一般職の職員の期末手当の支給割合を改定するものです。
※この議案は、山内委員のみ反対しましたが、賛成多数で可決すべきものと決定しました。
~本会議再開(採決)~
議案第60号 藤沢市非常勤職員の報酬等に関する条例の一部改正について
国家公務員の給与改定に準じて、本市の短時間勤務会計年度任用職員の期末手当の支給割合を改定するものです。
※この議案は、共産党、アクティブ藤沢が反対しましたが、賛成多数で可決されました。
議案第61号 藤沢市常勤の特別職職員の給与に関する条例の一部改正について
国家公務員の給与改定に準じて、本市の常勤特別職の職員の期末手当の支給割合を改定するものです。
※この議案は、全会一致で可決されました。
議案第62号 藤沢市一般職員の給与に関する条例及び藤沢市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部改正について
国家公務員の給与改定に準じて、本市の一般職の職員の期末手当の支給割合を改定するものです。
※この議案は、共産党が反対しましたが、賛成多数で可決されました。
議案第63号 藤沢市手数料条例の一部改正について
食品衛生法及び食品衛生法施行令の一部が改正され、営業許可業種が変更されたことに伴い、許可申請に係る手数料を見直し、農林水産物及び食品の輸出の促進に関する法律が制定され、輸出証明書の発行等の手数料が新設されたことに伴い、当該事務に係る手数料を定める等、所要の改正をするものです。
※この議案は、総務常任委員会に付託されました。
議案第68号 藤沢市消防団に関する条例及び藤沢市消防団員の退職報償金に関する条例の一部改正について
地域住民の安全・安心を確保する観点から、消防団員の確保を含む地域防災力の充実強化を図るため、消防団員の資格を見直し、休団制度を設け、基本報酬を引き上げること等に伴い、所要の改正をするものです。
※この議案は、総務常任委員会に付託されました。
議案第64号 藤沢市税外収入金に関する延滞金条例及び藤沢市道路占用料徴収条例の一部改正について
租税特別措置法及び地方税法の一部が改正されたことに伴い、規定の整備をするもの。
※この議案は、全会一致で可決されました。
議案第65号 藤沢市食品衛生検査施設の設備及び職員の配置の基準を定める条例の制定について
食品衛生法及び食品衛生法施行規則の一部が改正されたことに伴い、規定の整備をするものです。
※この議案は、全会一致で可決されました。
議案第69号 藤沢市火災予防条例の一部改正について
国が定める対象火気設備等の位置、構造及び管理並びに対象火気器具等の取扱いに関する条例の制定に関する基準を定める省令の一部が改正されたこと等に伴い、規定の整備をするものです。
※この議案は、全会一致で可決されました。
議案第66号 藤沢市公民館条例の一部改正について
新型コロナウイルス感染拡大防止対策としての新しい生活様式に対応するため、公民館の使用申請手続において使用申請期間の初日に実施している抽選について電子抽選方式を導入することに伴い、所要の改正をするものです。
※この議案は、子ども文教常任委員会に付託されました。
議案第67号 藤沢市スポーツ振興基金条例の一部改正について
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会をはじめとする市民又は市内の競技者の育成、生涯スポーツの推進、スポーツの普及啓発その他スポーツ活動の振興に向けた市民の寄付、協働等の取組に資するため、スポーツ振興基金の処分の目的を拡大するものです。
※この議案は、子ども文教常任委員会に付託されました。
議案第70号 令和2年度藤沢市一般会計補正予算(第7号)
国の第2次補正予算等を踏まえたしんがた新型コロナウイルス感染症への対応事業、国庫補助事業に新規採択された事業、特別な理由により緊急に補正を必要とする事業、執行残が見込まれる事業、債務負担行為を設定する事業などで、補正額は次の通りです。
【一般会計】補正額:2億5,106万9千円/補正後総額:2,003億9,377万9千円
【特別会計】補正額:2億4,155万3千円/補正後総額:1,210億7,082万3千円
※補正後の一般会計・特別会計総額は、3,214億6,460万2千円となります。補正の概要は次の通りです。
【議会費(補正額△2,675万3千円)】
1. 議員報酬・手当、費用弁償、政務活動費 △2,675万3千円
【総務費(補正額△5,513万9千円)】
2. 市民会館施設管理費 407万3千円
新型コロナウイルス感染症の影響に伴い、市民会館の使用を取りやめた団体等への施設使用料を返還するものです。
3. 減額事業(3事業) △5,921万2千円
(1)辻堂市民センター改築事業費 △1,000万円
電柱移設の補償金について、協議により事業者負担となったため減額するものです。
(2)市民会館整備費 △2,146万2千円
新型コロナウイルス感染症に伴う新たな生活様式などに対応する必要があることから、今年度に予定していた市民会館再整備に向けた基本構想の策定を見送ったため減額するものです。
(3)市民まつり開催費 △2,775万円
新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から市民まつりを中止としたため減額するものです。
【民生費(補正額4億7,306万3千円)】
4. 介護保険事業費特別会計繰出金 1,535万4千円
介護保険事業費特別会計の増額に伴う操出金。
5. 介護給付費等事業費 612万1千円
令和3年4月から施行される障がい福祉サービス費の報酬改定に対応するため、障がい者自立支援給付システムの改修を行うものです。
6. 法人立保育所等施設整備助成事業費 2,950万円
令和3年4月開所に向けて選定した小規模保育事業所の新設と、認可保育所の再整備に活用する国庫補助金の要綱改正に伴う事業費の増額に要する経費。
7. 生活保護扶助費 4億3,777万円
生活保護世帯の増加に伴うものです。
原田議員
受験生のいる世帯の状況は?⇒令和2年10月1日現在で、中学3年生が49人、高校卒業予定が17人。
市立学校への進学の支援は?⇒進学への制度の説明を夏休み前と10月頃にしている。進学希望と費用の聞き取りをして、必要な制度への支援をしている。
8. 災害見舞金関係費 500万円
令和元年台風15号の被害で亡くなった方の遺族に対し、災害弔慰金を支給するものです。
9. 減額事業(2事業) △2,068万2千円
(1)敬老事業費 △1,442万3千円
新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、市全体で敬老事業を中止したため、減額するものです。
(2)ひとり親家庭等生活支援事業費 △625万9千円
臨時給付金及び商品券等の給付に係る執行残を減額するものです。
【衛生費(補正額3億2,309万3千円)】
10.(新規)医療・福祉応援事業費 4,950万円
コロナ禍で医療・福祉・介護の最前線で働く方々を応援するため、多くの市民から寄付が寄せられたもので、その寄付を活用し最前線で働く方々を応援するものです。
原田議員
寄付金の使途は?⇒2,100の医療機関・福祉事業所を対象として、医療機関へは3万円、福祉事業所には13,000円の用品の提供。
11. 感染症対策事業費 2億3,871万9千円
新型コロナウイルス感染症の罹患予防や、まん延防止に向けた医療費及び集団検査体制の整備等に要する経費。
12. 運営費等負担金 4,487万4千円
新型コロナウイルス感染症業務手当及びオンライン診療体制の整備にかかる市民病院事業への操出金。
13. 減額事業(1事業) △1,000万円
令和2年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金について、不採択となったため減額するものです。
【労働費(補正額165万6千円)】
14. 就労支援事業費 165万6千円
新型コロナウイルス感染症の影響による離職者、内定取り消し者などに対する合同企業説明会等の開催経費。
【商工費(補正額△5億7,455万5千円)】
15. 減額事業(2事業) △5億7,455万5千円
(1)藤沢ものづくりブランド応援事業費 △255万5千円
新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、商工会議所が実施する展示会共同出展支援事業が中止となったことにより、補助金を減額するものです。
(2)新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金 △5億7,200万円
県の協力金に上乗せして交付する協力金について、申請件数が当初見込みを下回ったため、減額するものです。
原田議員
実績と効果は?⇒11/27時点で、2,050件、4億7,830万円の交付額。家賃の支払いに充てることができ事業継続することができたなどの声ある。
【土木費(補正額2,698万円)】
16. 道路施設改修事業費(繰越明許費設定) 2,150万5千円
現在故障中の鵠沼歩行者専用道エスカレーターの改修工事に要する経費。
17. 市道新設改良費(繰越明許費設定) 1,433万円
藤沢駅周辺の自転車走行空間整備として、自転車ピクトグラムの設置及び「自転車押し歩き」案内設置に要する経費。
18. 減額事業(2事業) △885万5千円
(1)総合交通体系推進業務費 △435万6千円
委託料の執行残及び、街路交通量調査補助金の交付額の減額に伴うものです。
(2)基礎調査費 △449万9千円
委託料の執行残を減額するものです。
【教育費(補正額8,272万)】
19. 学校施設環境整備事業費(小学校)(繰越明許費設定) 1億6,647万円
羽鳥・湘南台小体育館外壁改修工事、八松・新林小トイレ改修工事が国庫補助の前倒し採択されたため増額するものです。
20. 学校管理運営費(特別支援学校) 1,702万5千円
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、白浜養護学校のスクールバスの運行台数を増やしたため、増額するものです。
21. 減額事業(9事業) △1億77万1千円
(1)国際教育推進事業費 △1,079万円
外国語指導業務委託の委託料の減額と、新型コロナウイルス感染症に伴う臨時休校による事業縮小に伴う減額。
(2)教育情報機器関係費 △3,429万8千円
児童生徒1人1台の学習用端末の購入についての入札残。
原田議員
不登校生徒への学習支援の状況は?⇒各学校で一人ひとりの状況に合わせて、ICTの学習支援している。マニュアルを作成し、学校に差が出ないようにしている。
(3)校務支援システム構築事業費(小学校) △422万2千円
校務用パソコン等賃貸借の入札残。
(4)諸整備事業費(小学校) △1,350万円
工事請負費の入札残。
(5)文化行事費 △582万円
新型コロナウイルス感染症の影響で一部事業を中止したため、減額するものです。
(6)アートスペース運営管理費 △1,164万円
新型コロナウイルス感染症の影響で一部企画展を中止したため、減額するものです。
(7)学校体育施設開放事業費 △460万1千円
新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、学校プール開放事業を中止したため、減額するものです。
(8)ビーチバレー大会開催関係費 △1,090万円
新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、ビーチバレージャパン、全国中学生ビーチバレー大会、神奈川県中学生ビーチバレー大会を中止したため、減額するものです。
(9)ねんりんピックかながわ2021開催関係費 △500万円
新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、ねんりんピックかながわが1年延期となったため、減額するものです。
※この議案は、補正予算常任委員会に付託されました
議案第71号 令和2年度藤沢市北部第二(三地区)土地区画整理事業事業費特別会計補正予算(第1号)
新型コロナウイルス感染症の影響により、工事費6,000万円について、明許費設定をするものです。
※この議案は、補正予算常任委員会に付託されました
議案第72号 令和2年度藤沢市介護保険事業費特別会計補正予算(第2号)
介護保険法改正に伴う制度改正及び報酬改定に対応するためのシステム改修及び、保険給付費・地域支援事業費について対象件数の増加により、1億4,677万3千円を増額するものです。
※この議案は、補正予算常任委員会に付託されました
議案第73号 令和2年度藤沢市下水道事業費特別会計補正予算(第2号)
マンホール蓋交換工事、取付桝設置工事、北部2-3地区内取付桝設置工事について、債務負担行為を設定するものです。
※この議案は、補正予算常任委員会に付託されました
議案第74号 令和2年度藤沢市民病院事業会計補正予算(第5号)
新型コロナウイルス感染症に伴うオンライン診療体制構築のための施設整備などを増額するものです。
※この議案は、補正予算常任委員会に付託されました
※以上、報告とします。