2020.12.8 議会運営委員会(審査議運)

 12月8日 9:30より、藤沢市議会議会運営委員会(審査議運)が開催され、副委員長として出席しました。内容の抜粋は次の通りです。

陳情2第14号 藤沢市議会における陳情の審議においては、陳情書における陳情項目及び陳情理由を明示(朗読)したうえで、意見陳述または審議に入ることを求める陳情(意見陳述あり)

 この陳情は、次の項目を求めるものです。

(1)陳情書に記載の陳情項目及び陳情理由について、その内容・文言を事務局等に朗読させること。

(2)陳情者の意見陳述(趣旨説明)は、(1)の直後に行うこと。

(3)陳情者に対する質疑を行っていくこと。

(4)(1)(2)(3)を経て、陳情に関する市側の考え方の説明等に移行すること。※ただし、陳述がない場合は(2)(3)は省略される。

【陳述者に質問】

石井委員

 市民への公開という視点なのか?⇒インターネット中継がされているので、陳情そのものを知らせることが重要。

柳田委員

 審議前に陳情項目、陳情理由を朗読するとのことだが、ものすごく長かった場合は要約することになる。その場合、陳情の主旨が確実に伝わらないから、意見陳述で伝えるべきだと思うが?⇒5-10分で説明をするなら要約することとなる。事前に陳情者に了解を取ればいい。

 意見陳述の5分は適切だと思うか?⇒10分程度が必要と考える。

 仮に10分だったとすれば、陳述者の方で陳情理由・項目を言えると思うが?⇒陳情は提出してあるので、陳述者が読み上げるものではない。

桜井委員

 前回の陳情で議員側が理解できなかったとのことだが、今回の陳情で、そういうことが減っていくということか?⇒陳情書を読み上げることで、市民の理解が進むのではと思う。

【市へ質問】

柳田委員

 意見陳述のこれまでの実施状況は?⇒制度導入時は意見陳述多かったが、直近の平成29年度は26件中12件、30年度は26件中12件、令和元年度は25件中16件、令和2年は12月議会までで22件中9件だが、コロナによる影響がある。

 これまで、陳述者から5分で短いとという意見はあったか?⇒陳情書の受理の際に説明しているが、具体的に長い時間を求められたことはない。実際の意見陳述は5分以内でまとめられている。時間オーバーはまれにある。

 意見陳述しない場合の議会事務局の対応は?⇒平成15年6月の議会運営委員会で、それまで件名等の全文を読み上げていたが、議員に事前配布していることから、読み上げを省略した経過がある。その後、意見陳述の制度が始まった際に、読み上げを省略している。

 市民が蚊帳の外に置かれているとのことだが、市民からの意見はあるか?⇒特にない。

 事務局が朗読することについて、すごく長い文を要約するとした場合、陳情者の考えや思いを要約することは難しいと思うか?⇒平成15年6月の議会運営委員会で、長い文が続いて提出されたことから省略することとなった。陳情内容が多岐に渡っているものについては確実に主旨を伝えることは難しい。

 陳情審査の方法について他市の状況は?⇒陳情の意見陳述は、18市中、15市で実施、3市はしていない。そのうち1市は審査せず議員へ配布のみ。

 意見陳述をしている市の運用状況は?⇒項目のみ2市/全く読み上げなし12市/全文読み上げ2市。

※この陳情は、全会一致で主旨不了承となりました。

※以上、報告とします。


おおや徹

藤沢市のためにがんばります!

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