1月30日 10:00より、藤沢市民会館大ホールにおいて、ノーベル化学賞を受賞した「吉野彰」氏に対する、藤沢市名誉市民顕彰式が開催されました。会場には吉野氏の名誉市民を祝福するため、多くの市民が参加しました。聞くところによると募集1,000人に対して3,000人の応募があったとのことでした。
顕彰式の後に行われた「ふじさわロボットフォーラム」では、ノーベル化学賞受賞特別講演として「リチウムイオン電池から考える未来社会」をテーマに吉野氏から講演をいただきました。前半では、リチウムイオン電池開発に係る経緯などを説明いただきましたが、化学記号など素人にはなかなか難しい内容でした。後半では、未来社会の様子をイメージした動画が映されました。その中でのキーワードは「CASE」。Connected(車とドライバー・車とデバイス・自車と他車をネットワークで接続する者)、Autonomous(自動運転)、Shered&Servise(シェアリング&サービス)、Electric(電動化)の略であり、街中に走っている車は全て自動運転の電気自動車で、スマートホンで手配をすれば、その場に車が迎えに来て行先まで連れていってくれるものでした。そして、車の中でAI技術によるロボットとの会話があり、会話の中で行先までの途中で飲食したり、買い物したりといったものでした。吉野氏は、このような世界は2025年を節目として大きく実現に向けて動くと話しておりました。
吉野氏の話を聞いていると、藤沢市で課題としてる、交通不便地域における移動支援について、現在、想定している課題解決策とは全く次元の違う解決策が開発されるのではと思いました。
そして、今日はなんと吉野氏の誕生日でしかも年男とのこと。最後にサプライズで、湘南江の島海の女王から、藤沢産藤稔を原産としてメルシャン藤沢工場でつくられたワインがプレゼントされました(^.^)