今朝の神奈川新聞にも掲載されていましたが、昨日(4月22日) 鈴木藤沢市長が記者会見を行い、新型コロナウイルス感染に関する緊急対策について発表しました。概要は次の通りです。
1. (仮称)藤沢市新型コロナウイルス感染症感染拡大防止協力金交付事業の実施について
国の緊急事態宣言を受けて、神奈川県知事は、感染拡大防止対策として県内の一部事業者に休業または営業時間の短縮について、協力要請を行っており、要請に協力した事業者に対して協力金を交付することとしています。
この状況を受け、藤沢市としても市内で影響を受ける事業者の更なる負担軽減と、休業等の要請に協力しやすい環境を整えることを目的として、神奈川県の「新型コロナウイルス感染拡大防止協力金」の交付対象となる藤沢市内事業者(中小企業・個人事業主)に対して、県の協力金に上乗せして交付するものです。
【交付額】
(1)遊興施設・商業施設等(休業)
➀全て自己所有⇒神奈川県10万円/藤沢市10万円/合計20万円
➁賃借が1か所⇒神奈川県20万円/藤沢市20万円/合計40万円
➂賃借が2か所以上⇒神奈川県30万円/藤沢市30万円/合計60万円
(2)飲食店等(休業・時短営業)
➀全て自己所有⇒神奈川県10万円/藤沢市10万円/合計20万円
➁賃借が1か所⇒神奈川県10万円/藤沢市30万円/合計40万円
➂賃借が2か所以上⇒神奈川県10万円/藤沢市50万円/合計60万円
【交付要件】
県の要件(4/24~5/6の間、休業または時短営業に協力した事業所)に準ずる
【交付申請期間】
5月中旬~6月中旬
【想定事業費】
約10憶7,000万円
【事務担当】
藤沢市役所 産業労働課
2. 緊急雇用対策(非常勤職員の採用)
市内在住者で、新型コロナウイルス感染症の影響により就職の内定を取消された方や、失職された方を対象として、会計年度任用職員(市の非常勤職員)を30名募集するものです。
【対象者】次のいずれかに該当するする方
(1)市内在住者で、新型コロナウイルスの影響により就職の内定が取消された方
(2)市内在住者で、新型コロナウイルスの影響による業務縮小等で失職された方
【募集人員】(会計年度任用職員)
(1)一般事務員 10名程度
(2)保育士 10名程度(保育士資格を有する方)
(3)保育補助員 10名程度
【任用期間】
2020年6月1日~2021年3月31日
【受付期間】
2020年4月23日~5月8日
【試験日・試験内容】
2020年5月11日~5月15日まで、面接による選考試験を実施
【事務担当】
藤沢市役所 職員課
3. 海岸地域の混雑解消に向けた県知事への要望
国の緊急事態宣言により、不要不急の外出自粛が要請されている中で、他地域から湘南・三浦半島地域へ多くの訪問者・観光客が自家用車等で訪れており、地域住民から新型コロナウイルス感染拡大への不安が高まっていることから、大型連休(GW)に向けて、更なる外出抑制を促すことを目的として、湘南・三浦半島地域の市長・町長の連名により、具体的制限を神奈川県知事に要望したものです。
【要望内容】
(1)来訪者が訪れる海岸エリアの封鎖又は利用制限
(2)海岸周辺の主要国県道の通行止め又は制限
(3)県警察に違法駐車の取り締まりの徹底を求めること
【要望首長】
平塚市長・鎌倉市長・藤沢市長・小田原市長・茅ヶ崎市長・逗子市長・葉山町長・大磯町長・二宮町長・真鶴町長・湯河原町長
3. 藤沢市としてのアピール(全文)
全国的に緊急事態宣言が出されている中、週末には湘南海岸方面に非常に多くの方が訪れている状況であり、近隣住民も不安に思っているところです。
新型コロナウイルスの感染拡大防止には、人との接触機会を減らすことが何よりも重要であり、不要不急の外出の自粛が要請されている今、観光していただく時期ではないと考えております。藤沢・江の島を訪れようとしているさまにおかれましては、その趣旨をご理解いただき、この時期だからこそ、観光に来られるのをご遠慮いただきますようお願いいたします。
まさに今が、感染拡大防止の正念場です。終息した際には、ぜひ観光にお越しください。その際には、最高のおもてなしができるよう努めてまいります。
観光客の皆様のご理解ご協力をお願いいたします。 2020年4月22日 藤沢市長 鈴木恒夫/藤沢市観光協会会長 山口幸雄/藤沢商工会議所会頭 増田隆之/藤沢市商店会連合会理事長 齋藤光久
※以上が、記者会見の内容です。