2021.2.25 補正予算常任委員会

 2月25日 9:30より、藤沢市議会補正予算常任委員会が開催されました。新型コロナウイルス感染症感染防止の観点から、委員の出席を1/2に制限しているため、私も自宅でインターネット中継を傍聴しました。内容の抜粋は次の通りです。

議案第98号 令和2年度藤沢市一般会計補正予算(第10号)

 国の第3次補正予算等を踏まえた新型コロナウイルス感染症への対応事業、事業費に原則1,000万円以上の執行残が見込まれるもの、財源更正を必要とするもの、翌年度への繰越措置を必要とするもの、工事の平準化を目的として債務負担行為を設定する事業などで、補正額は次の通りです。

【一般会計】補正額:81億3,925万1千円/補正後総額:2,087億9,003万円

【特別会計】補正額:△7億2,867万9千円/補正後総額:1,203億4,214万4千円

※補正後の一般会計・特別会計総額は、3,291億3,217万4千円となります。補正の概要は次の通りです。

【議会費】補正額:△202万9千円

1. 給与費 △202万9千円

【総務費】補正額:39億525万9千円

2. 給与費 △2億5,917万5千円

3. 車両管理費 △2,640万3千円

 新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、各課の事業を中止したことに伴い、バス使用料の減額補正をするものです。

4. 財政調整基金積立金 40億9,000万円

 令和元年度に生じた剰余金の一部、及び令和2年度において、新型コロナウイルス感染症の影響で減額した事業費の一部を積み立てるものです。

味村委員

 財政調整基金を積み戻す理由は?⇒今後、税収の減が見込まれるので、出来ね限り確保するもの。

 来年度54億円取り崩しても82億円残る。高齢者施設や病院、子育てなどに充てていくべきだが?⇒市民の貯金であり、市民の安心安全、将来の投資の原資として活用していく。

5. 湘南台文化センター整備費 1,650万円

 プラネタリウム用プロジェクターの機器更新をする必要があることから、委託料の増額補正をするとともに、繰越明許費の設定を行うものです。

6. 平和都市宣言推進事業費 △1,171万6千円

 新型コロナウイルス感染症の影響で平和学習事業を中止したことに伴う減額補正、NTP再検討会議への派遣中止、平和首長会議総会の中止に伴い、減額補正するものです。

7. 平和基金積立金 680万8千円

 寄付金を積み立てるものです。

8. 過年度市税等還付金及び還付加算金 8,378万3千円

 主に法人市民税に係る還付金の執行予定額が当初の見込みを上回るため、増額補正をするものです。

9. 災害復興基金積立金 316万2千円

 寄付金を積み立てるものです。

10. 防災設備等整備事業費 230万円

 新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえ、避難所開設の初動対応に必要な資機材等を整備するとともに、繰越明許費の設定をするものです。

松長委員

 避難所開設に必要な資機材とは?⇒訓練の中で各センターから聞き取りをしたもので、作業用ゴム手袋、消毒液、漂白剤、ホワイトボード、フェイスシールド、収納ケース、ポリ袋など。

 今後、コロナが収まっても備蓄していくのか?⇒今後も補充していく。新たに必要となるものは、その都度検討していく。

清水委員

 避難所で使用する間仕切りの備蓄状況は?⇒テントタイプは109ヶ所で81張、パーテーションは各施設に12室出来るように用意している。

 今後は増やしていくのか?⇒書道の対応はできると考える。長期化に対しては協定を結んでいる事業者から配備される。

【環境保全費】補正額:△3,498万5千円

11. 給与費 △1,881万8千円

12. 緑地保全事業費 △925万7千円

 役務費及び委託料の入札残、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による藤沢市みどり保全協働事業の活動縮小に伴う負担金について減額補正をするものです。

13. みどりいっぱい推進事業費 △530万3千円

 新型コロナウイルス感染症拡大の影響による事業の中止や縮小に伴う不用額について減額補正するものです。

14. みどり基金積立金 471万円

 寄付金を積み立てるものです。

15. 緑地改修事業費 △983万2千円

 委託料及び工事費の入札残を減額補正するものです。

16. 交通安全対策基金積立金 351万5千円

 寄付金を積み立てるものです。

【民生費】補正額:△6億5,925万8千円

17. 給与費 △2億6,427万2千円

18. 保険基盤安定操出金 4,429万2千円

19. 運営費操出金(国民健康保険事業費特別会計) 92万6千円

20. 愛の輪福祉基金積立金 500万円

 寄付金を積み立てるものです。

21. 介護保険事業費特別会計操出金 1億5,447万4千円

22. 定率負担金 5,310万6千円

 令和元年度の実績確定に伴い、令和2年度負担金額が増額調整されたことから増額補正をするものです。

23. 保険基盤安定操出金 △1,627万6千円

24. 運営費操出金(後期高齢者医療事業費特別会計) 163万1千円

25. 障がい者等医療助成金 △9,880万7千円

 新型コロナウイルス感染症のまん延に伴う受診控え等により、受診件数が当初の見込みを下回ったため、手数料及び扶助費の減額補正をするものです。

26. 障がい者等福祉タクシー助成事業費 △2,600万2千円

 新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急事態宣言による外出自粛などから、福祉タクシー利用件数が当初の見込みを下回ったため、減額補正をするものです。

27. 介護給付費等事業費 2億3,462万8千円

 障がい福祉サービスの利用件数が当初見込みを上回ったこと、かながわ自立支援給付費等支払システムの再構築に伴い負担金が増額となったことから、増額補正をするものです。

28. 地域生活支援事業費 △2,041万円

 地域活動支援センターⅢ型事業所の1か所が閉所したこと、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から一部中止をした手話講習会等の委託料及び、訪問入浴や日中一時支援事業の利用控え等により、減額補正するものです。

29. 自立支援医療事業費(更生医療) △2,516万6千円

 当初の見込みを下回ったため、減額補正をするものです。

30. いきいきシニアセンター施設整備費 2,987万6千円

 こぶし荘の第1駐車場に設置されているスチール製のパーゴラについて、劣化による落下の危険があることから工事費を増額補正するとともに、繰越明許費の設定をするものです。

清水委員

 地域の縁側など交流の場がある。今後、段階的に高齢者の居場所の考え方を変えていくべきだが?⇒いきいきシニアセンターは市内3館あり、今後、再整備による更新を検討していく。こぶし荘は築20年程度で状態も良いため、高齢者のフレイル予防などに活用していく。

31. 緊急通報システム事業費 △1,565万4千円

 委託料の入札執行残について減額補正をするものです。

32. 高齢者いきいき交流事業費 △5,959万7千円

 新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、助成券を利用できる一部の施設における一時的な休館や利用者の外出自粛などにより、利用回数が当初の見込みを下回ったため、減額補正をするものです。

33. 小児医療助成費 △2億円

 受診件数が当初見込みを下回ったため、減額補正をするものです。

味村委員

 中学3年生までの受診件数が減った理由は?⇒緊急事態宣言が出た4月以降減っている。コロナの影響による受診控えによるものと考える。

 所得制限をなくすべきだが?⇒子どもの健康増進、保護者の経済的負担軽減のために重要な事業。今後も、必要な医療が受けられるよう、持続可能な運営をしていく。

34. 法人立保育所運営費等助成事業費 △33万5千円

 国の補正予算を活用し、新たに新型コロナウイルス感染症対策に係る補助金を交付する。また、運営管理に係る委託料の執行残を減額補正をするとともに、財源更正をするものです。

味村委員

 保育士の消毒作業に係る負担軽減への対応状況は?⇒コロナウイルスの特性が分からず、どこまですればいいのか分からず過度になっている部分ある。ある程度、消毒の知見を情報共有する中で、消毒保管庫の利用、使用したおもちゃを時間を置くことでウイルスを減らすなどにより、過度な負担について一定軽減が図られたと考える。

35. 藤沢型認定保育施設保育料助成費 △1,473万2千円

 新型コロナウイルス感染症対策として実施した登園自粛要請に伴う認可外保育施設利用者への保育料補助事業及び藤沢型認定保育施設保育料補助事業について、執行残の減額補正をするとともに、財源更正をするものです。

36. 児童保育委託費 △9,350万3千円

 市外認可保育所等の利用児童数が当初見込みを下回ることから減額補正をするものです。

37. 幼児教育振興助成費 △2,678万5千円

 補助対象児童数が当初見込みを下回ることから減額補正をするものです。

38. 給付型幼稚園事業費 △1億6,489万2千円

 利用児童数が当初見込みを下回ることから減額補正をするものです。

39. 子ども・子育て支援施設等利用給付金 △4億1,227万6千円

 対象児童数が当初見込みを下回ることから減額補正をするとともに財源更正をするものです。

40. 地域子どもの家等整備事業費 1億176万3千円

 藤沢市土地開発公社が事業用地として先行取得した(仮称)富士見台児童館建設事業用地の買戻しをするものです。

杉原委員

 この土地を買った経緯は?⇒当時、長後小学校区だけ子どもの居場所施設がなかったため、県より取得したもの。

清水委員

 先行取得して時間が経っている。土地公社のあり方を見直す必要あるが?⇒基本的には先行取得は事業に遅れが出ないように土地公社が取得するもので、5年以内に買い戻すことを基本としている。極力、塩漬けにならないようにしていく。

41. 放課後児童健全育成事業費 2,478万3千円

 国の緊急事態宣言に伴う通所自粛により事業者が実施する利用料減免の経費を負担するもので、令和2年4月の緊急事態宣言に伴う同事業分の財源更正をするものです。

42. 生活保護扶助費 1億2,897万円

 令和2年4月の緊急事態宣言発令後に生活保護世帯が急増、令和3年1月の緊急事態宣言発令を受けて、更なる生活保護世帯の増加が見込まれることから増額補正をするものです。

東木委員

 1月に前年に比べてどのくらい増えているのか?⇒この1/1から2/1までの1か月では、8件減っている。

 今後、増える見込みということか?⇒その通り。

 扶養照会の状況は?⇒扶養が要件とはなっていない。

【衛生費】補正額:25億4,434万8千円

43. 給付金 1,063万円

44. 乳幼児健診等事業費 △3,854万6千円

 各種健康診査について、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、実施方法等を変更したことに伴う不用額及び当初想定より受診対象者数が減少したことによる執行残の減額補正するものです。また、2歳児歯科健康診査業務委託等について財源更正、分娩前の妊婦に対するPCR検査費用について繰越明許費の設定をするものです。

45. 保健医療センター運営管理費 727万7千円

 新型コロナウイルス影響下における救急医療供給体制を維持するため、運営補助金の増額補正をするものです。

46. 新型コロナウイルスワクチン接種費(新規事業) 20億8,124万4千円

 新型コロナウイルスワクチン接種に要する経費について増額補正をするとともに、繰越明許費の設定をするものです。

松長委員

 ワクチン接種の予約について、他市ではLINEを活用した予約システムあるが、本市の考えは?⇒予約については、電話、インターネット、藤沢市公式LINEを考えている。

 ワクチン接種について、居住地と住民票が異なる人への対応は?⇒居住地の自治体へ申し出し、接種することとなる。

 本人が申し出ないと分からないということか?⇒高齢者施設などで分かる場合はあるが、基本的には本人の申し出となる。

 広報の中で周知するのか?⇒手続きの仕方など周知していくので、あわせて周知していく。

 ワクチン接種による安心感からのモラルハザードとあるが、どう対策していくのか?⇒ワクチン接種すればマスクをしなくてもいい、自分は感染しない、などについて、正しい情報を発信していく。

清水委員

 ワクチン接種の会場はどこになるのか?⇒クリニックでの個別接種を考えているが、クリニックが少ない地域などでは、市民センターや公民館、体育館などでの接種を進めていきたい。

 個別接種だと、ワクチンを保管するものが必要だが?⇒フリーザーが必要。2台来ており、1台は市民病院にある。最大26台となるので、設置する医療機関を確保していく。

 医師の確保のめどは立っているのか?⇒順調に接種できるように準備している。

 ウェイティングリストを作った方が良いのでは?⇒冷蔵で5時間保管できるので、クリニックと相談しながら、接種人数を調整していく。集団接種は予約制となる。

東木委員

 ワクチン接種について、国では16歳以上としている。0-6歳の記載があるが?⇒ファイザー社のものは16歳以上だが、他社のワクチンもあるので、予算計上している。

 ワクチン接種の申込について、各医療機関に直接となるのか?⇒現在調整しているところ。

 ワクチンを医療機関にどう運ぶのか?⇒県からの配分が決まった後、市で医療機関に配分する。事前に配分のルールを決める必要があり、現在、配送も含めて、医師会と調整している。固定数での配送を考えている。

味村委員

 ワクチン接種は、あくまで任意ということか?⇒努力義務あるが、本人の意思で接種するもの。

 接種による副反応への救済制度は?⇒従来の予防接種と同様であり、予防接種法による救済を受けることが可能。

 接種をしない人へ社会的差別が起きる可能性があるが?⇒正しい情報を発信していく。職域などでの吹聴はハラスメントにもなる。情報に注視していく。

47. 公衆便所整備費 △913万7千円

 六会日大前駅東口公衆便所改修工事について、入札執行残を減額補正するとともに、財源更正をするものです。

48. 火葬場整備事業費 △997万5千円

 工事費及び備品購入費の入札執行残について減額補正するものです。また、藤沢聖苑北側斜面地対策工事について継続費の変更をするものです。

49. 保健所運営管理費 651万2千円

 新型コロナウイルス感染症をはじめとした感染症対策及び災害時の医療救護対策等の適切な業務執行体制を早急に整備する必要があることから、保健所及び南保健センターにおいて、情報ネットワークの無線化のための委託料の増額補正をするとともに、繰越明許費の設定をするものです。

50. 感染症対策事業費 4億3,014万9千円

 風しん抗体検査委託及び新型コロナウイルス感染症に係る民間検査機関への検査委託について、受検者の増により予算に不足が生じることから増額補正をするものです。また、PCR検査センターと藤沢コロナ受診相談センターの事業費について財源更正をするとともに、新型コロナウイルスワクチン接種に係る体制整備経費については繰越明許費の設定をするものです。

清水委員

 県も施設対象にPCR検査をするとのことだが、藤沢市の考えは?⇒県が行うPCR検査は、高齢者施設、障がい者施設のスタッフ対象に3月末まで実施するとのこと。県が全域の施設の検査をすることになっている。

味村委員

 市内、高齢者施設などでのクラスターの発生状況は?⇒現在、未終結は2施設。

 県の集中PCR検査の対象施設は?⇒県全体で高齢者施設2,800、障がい者施設840、計3,640施設。

 その検査で市内施設で陽性者がでた場合の対応は?⇒まず、施設を担当する医療機関で改めて検査し、陽性となった場合は、保健所が対応する。

 陽性者が出て、人員が足りなくなった場合の支援は?⇒県の補助制度、応援派遣制度がある。市としても、衛生用品の配布、宿泊施設の調整などをしていく。

51. 廃棄物等戸別収集事業費 6,741万2千円

 新型コロナウイルス感染症の影響により、資源売却単価が著しく減少し、当初予算額に不足が見込まれ、資源回収事業運営が困難になることから増額補正をするものです。

52. 環境事業センター整備費 △1,416万4千円

 委託料及び工事費の入札残を減額補正するものです。

53. 最終処分場整備費(新規事業) 2,295万7千円

 女坂最終処分場集水塔の維持管理用屋外階段について、老朽化に伴い取替工事をするとともに、繰越明許費の設定をするものです。

54. 一般廃棄物中間処理施設整備事業費 △1,876万2千円

 委託料の入札残を減額補正するものです。

55. し尿処理施設整備費 △1,292万7千円

 工事費の設計精査及び入札執行残を減額補正するものです。

56. 運営費等負担金 2,167万8千円

【労働費】補正額:289万4千円

57. 給与費 289万4千円

【農林水産業費】補正額:△1,977万4千円

58. 給与費 △122万8千円

59. 漁港機能保全対策事業費 △1,854万6千円

 工事費の入札執行残を減額補正するものです。

【商工費】補正額:△3,499万1千円

60. 給与費 △624万8千円

61. 観光施設整備費 △2,874万3千円

 新型コロナウイルス感染症の影響で、今年度予定していた観光案内サイン整備工事を見送ったため、減額補正するものです。

【土木費】補正額:6億8,186万1千円

62. 給与費 △1,711万9千円

63. 建築物等防災対策事業費 △4,336万8千円

 藤沢市耐震改修促進計画策定業務委託の入札残、耐震改修促進にかかる各種補助金の執行残を減額補正するものです。

清水委員

 耐震化率が向上しない理由は?⇒大規模地震が起きると関心が高まるが、時間が経つと薄れる。先日の地震もあり、耐震化の必要性を周知啓発していく。旧耐震基準の建物所有者には個別通知を送付する。

 建替えの時期に合わないと進まないと思う。部分的なシェルターベッドも啓発していくべきだが?⇒耐震シェルターベッドへの補助も用意している。

64. 地籍調査事業費 △415万9千円

 地籍調査事業費補助金の交付額の減額に伴い、委託料を減額補正するものです。

65. 震災対策地籍調査事業費 △889万6千円

 地籍調査事業費補助金の交付額の減額に伴い、委託料を減額補正するものです。

66. 道路改修舗装費 2,649万円

 国庫補助金の追加交付に伴う増額補正と繰越明許費の設定、県補助金の新規採択に伴う財源更正、また、施工中の工事について、新型コロナウイルス感染症の影響で繰越明許費の設定をするものです。

67. 道路施設改修事業費 807万9千円

 国庫補助金の追加交付に伴う増額補正と繰越明許費の設定、不具合が生じている六会日大前駅他2駅のエスカレーターの改修工事をするとともに繰越明許費の設定をするものです。また、委託料及び工事費の入札執行残の減額補正をするとともに、国庫補助金の減額に伴い財源更正をするものです。

味村委員

 エスカレーターの改修工事だが、定期点検はしてきたのか?⇒年1回の法定点検、月1回の保守点検をしている。

 工事期間の想定は?⇒令和3年3月から10月末を予定しているが、内6か月は工場製作。

68. 市道新設改良費 △207万5千円

 工事費、補償金の入札執行残の減額補正、戸中橋線の工事完了に伴う委託料の増額補正及び繰越明許費の設定、湘南台308号線ほか1路線の事業用地の買戻しをするとともに、国庫補助金の増額に伴う財源更正をするものです。また、事業費の確定に伴う継続費の変更、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う繰越明許費の設定をするものです。

69. 橋りょう改修費 △1億351万3千円

 国庫補助金の減額に伴い、耐震化設計と長寿命化補修工事の一部工事を次年度以降に先送りしたことから、委託料及び工事費の減額補正をするものです。また、施工中の工事について、新型コロナウイルス感染症の影響に伴い、繰越明許費の設定をするものです。

70. 橋りょう架替事業費 △2,899万1千円

 蓼中橋架替事業における委託料及び工事費の入札執行残を減額補正するものです。

71. 自転車対策費 △960万3千円

 新型コロナウイルス感染症の影響で、駅前自転車等整理業務委託の街頭指導及び自転車等移動業務を縮小したため、減額補正をするものです。

72. 自転車駐車場整備費 △3,600万円

 工事費の設計精査及び入札執行残を減額補正するとともに、国庫補助金の新規採択に伴う財源更正をするものです。

73. 一色川改修費 △793万円

 工事費の設計精査及び入札執行残を減額補正するとともに、国庫補助金の増額及び県補助金の新規採択に伴う財源更正をするものです。また、稲荷山橋架替工事の事業費確定に伴い継続費の変更をするとともに、土地購入費について繰越明許費の設定をするものです。

東木委員

 完成時期は?⇒工事は令和3年度にしゅん工予定。

 地域への情報提供の考えは?⇒令和3年9月にしゅん工予定なので、郷土づくり推進会議や自治会などへの説明を今後検討していく。

74. 総合交通体系推進業務費 △560万円

 新型コロナウイルス感染症の影響で、公共交通事業者(路線バス)によるノンステップバス車両の導入が先送りになったことから、車両購入費に対する補助金の減額補正をするものです。

75. 都市計画基本図作成費 △1,725万4千円

 委託料の入札執行残を減額補正するものです。

76. 健康と文化の森整備事業費 △329万8千円

 委託料及び工事費の入札執行残の減額補正をするとともに、国庫補助金の交付決定に伴う財源更正をするものです。委託料については、新型コロナウイルス感染症の影響で、検討協議会の開催延期により時間を要したため繰越明許費の設定をするものです。

清水委員

 貯水機能の状況は?⇒公園自体は完成していないが、貯水機能は、50mm対応の4,600㎥の池が完成している。

 それで十分足りるのか?⇒平成29年度の浸水対策基本計画の中での1つが完成したもので、全体の13%の進捗。

東木委員

 工事費について、土木工事だけなのか、トイレ等の附帯工事も含まれるのか?⇒公園本体のほか、トイレや倉庫などの整備も含まれる。

77. 遠藤葛原線新設事業費 △7,517万1千円

 委託料の入札残及び用地取得費、補償費用の見直しによる減額補正をするものです。また、公有財産購入費、補償補填及び賠償金については、交渉に時間を要したため、繰越明許費の設定をするものです。

78. 健康の森保全再生整備事業費 2億6,953万7千円

 令和3年度実施を予定していた国庫補助事業について、令和2年度に前倒しして採択されたことから、委託料及び工事費の増額補正をするとともに、繰越明許費の設定をするものです。また、委託料及び工事費の入札執行残を減額補正するものです。

79. 藤沢駅周辺地区再整備事業費 △1億9,944万9千円

 委託料について、藤沢駅南北自由通路拡幅整備事業の詳細設計委託を令和4年度へ1年先送りすることに伴い、基本設計に関する設計検証業務の実施時期を見直したこと及び、その他業務委託の契約金額の確定に伴う減額補正をするものです。

 工事費について、藤沢駅東西地下通路再整備工事の入札執行残を減額補正をするものです。また、藤沢駅北口排気塔の外装材補修工事に伴う増額補正をするとともに、繰越明許費の設定をするものです。

 負担金及び交付金について、藤沢駅南北自由通路拡幅整備基本設計に伴う関係機関との協議により設計費の縮減が図られたことから負担金の減額補正をするものです。その他、国庫支出金の名称変更、財源更正、継続費の年割額の補正をするものです。

80. 長後地区整備事業費 △1,037万7千円

 委託料及び工事費の入札執行残を減額補正するとともに、公有財産購入費、補償補填及び賠償金についても用地取得の契約が整わない見込みのため減額補正をするものです。また、国庫補助金の交付決定額が当初予算から増額したことによる財源更正をするものです。

81. 江の島地区周辺整備事業費 △998万8千円

 委託料、工事費、負担金の入札執行残を減額補正するものです。また、片瀬江ノ島駅前通り線の交通空間整備工事について、事業費の確定に伴い、継続費の変更をするものです。

82. 村岡地区都市拠点総合整備事業費 △2,000万円

 負担金について、執行見込み額が確定したことによる減額補正をするとともに、国庫補助金の減額内示及び新規採択に伴い財源更正をするものです。

清水委員

 浸水区域なので、その対策は?⇒浸水深も最大規模を想定している。区画整理を予定しているが、雨水に対する軽減策を考えていく中で、周辺企業の協力をいただきながら、浸水への対応をしていきたい。

83. 北部第二(三地区)土地区画整理事業費特別会計操出金 △446万8千円

84. 善行長後線街路新設事業費 6億3,905万円

 令和3年度実施を予定していた国庫補助事業について、国の令和2年度第3次補正予算で前倒しとなったことから、工事費及び公有財産購入費の増額補正をするとともに、繰越明許費の設定をするものです。

85. 鵠沼奥田線街路新設事業費 1億5,741万円

 関係機関との協議に向けた検討をするため、委託料の増額補正をするとともに、繰越明許費の設定をするものです。また、土地開発公社が先行取得した事業用地の買戻しをするものです。

86. 公園管理業務費 △2,600万円

 委託料の入札残及び土地賃貸借契約における賃借料の執行残を減額補正するものです。

87. 公園改修費 3,212万5千円

 令和3年度実施を予定していた国庫補助事業について、令和2年度に前倒しして採択されたことから、工事費の増額補正をするとともに、繰越明許費の設定をするものです。また、委託料の入札残を減額補正するものです。

88. 近隣・街区公園新設事業費 3億3,473万円

 上藤が谷公園については、未整備での暫定利用を行っているが、既存施設の老朽化が進んでいることから、工事費の増額補正をするとともに、繰越明許費の設定をするものです。吉野町公園については、一部権利者の用地交渉に時間を要したため、繰越明許費の設定をするものです。また、土地開発公社が先行取得した桜小路公園、引地川緑地及び外原公園事業用地の買戻しをするものです。

清水委員

 上藤が谷公園の既存施設の老朽化とは?⇒暫定的に利用している。仮の柵などを設置しているが、その部分が老朽化しているもの。

 どのような公園にしていくのか?⇒平成30年度に地域でワークショップを開催し意見を聞いた。北側は芝生広場、南側は子ども用の遊具や健康遊具、中央は休憩のためのパーゴラやベンチを計画している。

89. 雨水処理等負担金 △6,911万5千円

90. 住宅環境整備事業費 △8,318万6千円

 施設修繕費及び工事費の入札残を減額補正するものです。

【消防費】補正額:△3,260万4千円 

91. 給与費 △489万2千円

92. 消防自動車等整備費 △1,189万6千円

 消防自動車等の購入について、入札残を減額補正するとともに、財源更正をするものです。

93. 大規模震災等対策強化事業費 △1,581万6千円

 需用費及び備品購入費の執行残、東京オリンピック・パラリンピックの延期に伴い、国庫補助金が減額となったことから減額補正をするものです。

【教育費】補正額:18億3,797万9千円

94. 給与費 △1億4,070万2千円

95. 教育応援基金積立金 1,935万1千円

 寄付金を積み立てるものです。

清水委員

 市内の学生について、コロナの影響による退学の状況と相談状況は?⇒把握していない。相談は奨学金制度の相談はあるが、それ以外はない。

96. 教育情報機器関係費 6,190万円

 国の令和2年度第3次補正予算において、国庫補助金が交付される見込みであることから、増額補正をするとともに、繰越明許費の設定をするものです。

東木委員

 WiFi環境の整備状況は?⇒小学校では、年度末に完了する予定。

 中学校は?⇒すでに完了済み。

97. 教育課程推進事業費 945万9千円

 新型コロナウイルス感染症の影響により、中止及び日程変更した中学校修学旅行のキャンセル料を旅行会社に支払うものです。

松長委員

 修学旅行のキャンセル料の内容は?⇒企画料。

 中学校11校、それぞれ違う旅行会社か?⇒旅行会社は2社。

 来年度もコロナの状況によっては、中止や変更もあり得ると思うが?⇒キャンセル料が発生した場合は、国の補助金の情報はまだないが、国や県の状況を見て今後の検討となる。

98. 学校管理運営費(小学校費) 6,965万円

 国の令和2年度第3次補正予算において、国庫補助金が交付される見込みであることから、学校における感染症対策に必要な物品等の購入のため、増額補正をするとともに、繰越明許費の設定をするものです。

99. 学校施設環境整備事業費(小学校費) 8億112万5千円

 委託料の入札残の減額補正及び変更交付決定を受けた国庫補助事業について財源更正をするものです。また、令和3年度実施を予定していた国庫補助事業について、国の令和2年度第3次補正予算で前倒しして採択される見込みであることから、工事費の増額補正をするとともに、繰越明許費の設定をするものです。

100. 鵠南小学校改築事業費 △5,267万2千円

 工事費及び委託料の入札残について減額補正するとともに、財源更正をするものです。また、工事及び工事等監理委託について、事業費の確定により継続費の変更をするものです。

101. 学校管理運営費(中学校費) 3,915万円

 国の令和2年度第3次補正予算において、国庫補助金が交付される見込みであることから、学校における感染症対策に必要な物品等の購入のため、増額補正をするとともに、繰越明許費の設定をするものです。

102. 学校施設環境整備事業費(中学校費) 6億5,192万9千円

 委託料の執行残を減額補正するとともに、財源更正をするものです。また、令和3年度実施を予定していた国庫補助事業について、国の令和2年度第3次補正予算で前倒しして採択される見込みであることから、工事費の増額補正をするとともに、繰越明許費の設定をするものです。

103. 学校管理運営費(特別支援学校費) 185万円

 国の令和2年度第3次補正予算において、国庫補助金が交付される見込みであることから、学校における感染症対策に必要な物品等の購入のため、増額補正をするとともに、繰越明許費の設定をするものです。

104. 給食室改修工事費 1,812万5千円

 国の令和2年度第3次補正予において、新たに給食施設の空調整備が国庫補助の対象となり、令和2年度に前倒しして採択される見込みであることから、学校施設環境整備事業費(小学校)の空調設備更新及び新設工事と併せて、増額補正をするとともに、繰越明許費の設定をするものです。

105. 村岡公民館改築事業費 △794万3千円

 基本・実施設計委託費及び地質調査委託費の入札残、実施を見送ったアンケート調査に係る経費について減額補正をするものです。また、事業費の確定により継続費の変更をするものです。

106. 公民館整備費 △684万3千円

 済美館のエレベーターが老朽化していることから工事費の増額補正をするとともに、繰越明許費の設定をするものです。また、片瀬しおさいセンター冷温水発生機更新工事について入札残の減額補正をするものです。

107. 総合市民図書館整備事業費 1,510万4千円

 老朽化により不具合が生じている防火シャッター及び防火戸の自動閉鎖装置改修工事をするとともに、繰越明許費の設定をするものです。

108. 文化振興基金積立金 383万4千円

 寄付金を積み立てるものです。

109. スポーツ振興基金積立金 466万9千円

 寄付金を積み立てるものです。

110. オリンピック開催準備関係費 2億4,175万7千円

 新型コロナウイルス感染症の影響で延期となった東京オリンピック・パラリンピック競技大会について、組織委員会から方針が示されたことにより、取組を進めるため増額補正をするとともに、繰越明許費の設定をするものです。

井上委員

 シティドレッシングについて、1年遅れるが、藤沢駅周辺は4月からエリアマネジメントによる管理運営が始まる。そこへの影響は?⇒4月中旬から9月中旬まで、シティドレッシングを予定しているため、一定、利用の制限がかかる。

 指定管理側は収益をあげなければなにない。協議が必要だが?⇒エリアマネジメント側、商工会議所と協議を進めているが、具体的制限が出ていないので、イベントに支障が出ないようガイドラインを示して相談していきたい。

 イベント開催には、事前準備が必要。早急に調整すべきだが?⇒オフィシャルスポンサーが絡むものは、企画案の段階から、出来るために何をすればいいのかについて、組織委員会や県と調整して進めていきたい。

清水委員

 シティドレッシングをする中で、感染予防の注意喚起も必要だが?⇒シティドレッシングは競技会場に認可されたもので、オリンピック開催が実感できるもの。感染予防はシティドレッシングと切り離した形で啓発していきたい。

111. スポーツ施設整備費 1億823万6千円

 劣化している八部公園高圧受変電設備、秋葉台公園屋外プール、八部公園屋外プールサイドについて、早急に修繕・更新をする必要があることから、工事費の増額補正をするとともに、繰越明許費の設定をするものです。

【公債費】補正額:△4,944万9千円

112. 市債利子 △4,944万9千円 

※この議案は、味村委員が反対しましたが、賛成多数で可決すべきものと決定しました。

議案第103号 令和2年度藤沢市後期高齢者医療事業費特別会計補正予算(第1号)/補正額:1億2,247万円

 保険基盤安定制度拠出金の執行見込みの減に伴い、保険基盤安定繰入金の減額補正をするとともに、職員給与費等繰入金、繰越金の増額補正をするものです。

※この議案は、味村委員が反対しましたが、賛成多数で可決すべきものと決定しました。

議案第105号 令和2年度藤沢市民病院事業会計補正予算(第6号)/補正額:△3億1,417万5千円

 新型コロナウイルス感染症の影響で患者数が減少したことから、入院及び外来収益を減額補正するほか、他会計補助金については、事業の延期に伴う減額補正をするとともに、感染症手当の支給増の伴う増額補正をするものです。また、新型コロナウイルス感染症に対する医療供給体制整備に係る補助金及び協力金が支給されることから、補助金及びその他医業外収益の増額補正をするものです。

 更に、新型コロナウイルス感染症の影響で、薬品、診療材料の使用料の減少に伴う材料費及び工事の延期による施設整備費の減額補正、システム整備事業費の入札残を減額補正するものです。

※この議案は、全会一致で可決すべきものと決定しました。
 

議案第99号 令和2年度藤沢市北部第二(三地区)土地区画整理事業事業費特別会計補正予算(第2号)/補正額:△1,311万8千円

 国庫補助の減額内示による事業費の財源更正、追加内示による補償費の増額補正、入札残による業務委託費の減額補正、利率確定による都市計画事業債利子の減額補正をするものです。また、補償費については繰越明許費の設定をするものです。

※この議案は、味村委員が反対しましたが、賛成多数で可決すべきものと決定しました

議案第100号 令和2年度藤沢市墓園事業費特別会計補正予算(第2号)/補正額:△4,185万6千円

 墓園管理業務委託の委託料の入札残、外周フェンス改修及び普通墓地排水機能改良等の工事費の入札残を減額補正するとともに、令和元年度の繰越金が見込みより増額となったため財源更正するものです。

※この議案は、全会一致で可決すべきものと決定しました。

議案第101号 令和2年度藤沢市国民健康保険事業費特別会計補正予算(第1号)/補正額:△7億500万円

 保険給付費の執行見込みの減、特定健康診査の受診者数が当初の見込みを下回るため、減額補正するものです。

※この議案は、味村委員が反対しましたが、賛成多数で可決すべきものと決定しました

議案第102号 令和2年度藤沢市介護保険事業費特別会計補正予算(第3号)/補正額:7億1,470万4千円

 介護認定審査会費、吐息密着型介護サービス給付費、訪問介護相当サービス費、通所介護相当サービス費、一般介護予防事業費、地域ケア会議運営事業費、介護相談員派遣事業費、成年後見制度利用支援事業費、家族介護者教室事業費について、執行見込みの減により減額補正するものです。

また、居宅介護・施設介護・介護予防・特定入所者介護の各サービス費について、執行見込みの増により増額補正するとともに、令和元年度剰余金を介護保険事業運営基金に積み立て、過年度に交付された国庫支出金及び県支出金の交付額の確定に伴い超過分を返還するものです。

※この議案は、味村委員が反対しましたが、賛成多数で可決すべきものと決定しました

議案第104号 令和2年度藤沢市下水道事業費特別会計補正予算(第3号)/補正額:△4億9,170万4千円

 工事費の入札残を減額補正するとともに、令和3年度実施を予定していた国庫補助事業について、国の令和2年度第3次補正で前倒しとなったことから、工事費の増額補正をするものです。

※この議案は、味村委員が反対しましたが、賛成多数で可決すべきものと決定しました

※以上、報告とします。


おおや徹

藤沢市のためにがんばります!

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