8月17日 14:00より、令和3年度教育文化講演会がオンラインで開催され、視聴しました。14:00からのスタートでしたが、岩本教育長の挨拶の後、講師の方が講演に入ったところ、私が視聴していたZoomウェビナーに不具合が発生。YouTubeライブでの配信には問題がなかったらしいのですが、私の他、Zoomウェビナーでは視聴することができず、復旧後、講師の方が最初からやり直すというハプニングがありました。
1. テーマ
変化する時代に生きる子どもの心を育てる ~アドラー心理学からの大人の関わり~
2. 講師
有限会社ヒューマン・ギルド 代表取締役 岩井俊憲 氏
3. 講座の趣旨
子どもが社会性、創意工夫力、臨機応変力を育み、自立心・責任感・貢献感を身につけるには、周りの大人はどのように関わればよいのか。
変化の時代に子どもを伸ばすアドラー心理学の4つのキーワード「尊敬」「共感」「信頼」「勇気づけ」の理解を深めることを通して、よりよい関わり方を一緒に考える。
4. アドラー心理学流の子育ての4大特徴
(1)行動の原因よりも目的・目標を追求する子育て
(2)体験からの学びを重視する子育て
(3)尊敬、信頼、共感から協力・貢献に向かう子育て
(4)勇気づけの子育て
5. 講師の方が伝えたいメッセージ
「操作・支配する親や教師」ではなく、「信頼・支援する親や教師」の姿勢を貫くことによって、子どもが願った通りに成長し、生き生きと日々を送ることができるにサポートする、ということ。
6. 勇気づける人/勇気をくじく人の特徴
(1)尊敬と信頼で動機づける/恐怖で動機づける
(2)楽観的(プラス思考)/悲観的(マイナス思考)
(3)目的(未来)指向/原因(過去)指向
(4)聴き上手/聴き下手
(5)大局を見る/重箱の隅ばかりつつく
(6)ユーモアのセンスがある/皮肉っぽい
7. 所感
上記に今回の講演会のポイントを抜粋しましたが、今回の内容は、子どもへの大人の関わり方がメインでしたが、私は教員でも子育てに直接関わる立場ではありません。ただ、一人の人間として生き方という点では共通することもあり大変参考になりました。
今回の内容は、子育てに限らず、部下や同僚に対しても共通するもので、私自身、今思い返せば、勇気をくじく態度をとっていたこともあったなあーと反省するところです。改めて、人を育てるという点で、今回の講演内容を肝に銘じて、取組んでいきたいと思いました。