2021.9.3 本会議(2日目)~質疑・一部議決・委員会付託

 9月3日 10:00より、藤沢市議会9月定例会(2日目)が開催され、質疑・一部議決・委員会付託がされました。内容の抜粋は次の通りです。

議案第33号 藤沢市スポーツ都市宣言について

 生涯にわたって健康で豊かなスポーツライフの実現をめざし、オリンピック・レガシーを未来へつなぐため、「スポーツ都市」を宣言するものです。宣言日は、令和3年10月1日。

桜井議員

 スポーツ都市宣言と健康増進の連携について、今後の進め方は?⇒今回のスポーツ都市宣言の中に理念の1つとして健康寿命日本一を掲げている。次期スポーツ推進計画の中でも施策の柱の1つとしている。

 健康都市宣言とスポーツ都市宣言を両輪として、今後、どのようなまちづくりをしていくのか?⇒今後は、健康都市宣言とともに、健康寿命日本一、スポーツ活動の充実、共生社会の推進、まちの賑わいの創出を進めることで、健康で豊かな活力あふれる湘南の元気都市となるよう取組んでいく。

※この議案は、全会一致で可決されました。

議案第34号 財産の取得について(災害備蓄用簡易トイレ処理袋等)

【取得財産】災害備蓄用簡易トイレ処理袋50,280セット/トイレ本体及びトイレ用テント各14台他

【相手方】有限会社関根商店

【取得価格】5,417万5,880円

【取得時期】令和4年3月25日

山内議員

 現在の整備率と購入後の整備率は?⇒現在約43%で、購入後は約59%。

 100%にするための数量、費用、総額は?⇒約12万1千セットで、約1億2,951万円で総額は、約2億5,252万円。

※この議案は、全会一致で可決されました。
 

議案第35号 財産の取得について(災害備蓄用毛布)

【取得財産】災害備蓄用毛布 4,550枚

【相手方】有限会社板垣商店

【取得価格】2,232万2,300円

【取得時期】令和4年3月25日

山内議員

 現在の整備率と購入後の整備率は?⇒現在約95%で、購入後は約97%。

 100%にするための数量、費用、総額は?⇒約4,500枚で、約2,208万円で総額は、約6,667万円。

※この議案は、全会一致で可決されました。

議案第36号 工事請負契約の変更契約の締結について(藤沢聖苑北側斜面地対策工事)

【契約の相手方】株式会社西尾建設

【変更内容】増額分724万9,000円

 地山補強に使用する杭について、当初予定より長くする必要があったため、変更するものです。

土屋議員

 今回の工事の目的は?⇒土砂災害警戒区域内にある本市の公共施設の斜面地について、周辺住民と施設利用者の安全安心の向上を図るもの。

 杭の長さを伸ばした理由は?⇒地質調査の結果、根入れ地盤が詳細設計時の結果よりも深いことが判明したため。

 724万9,000円の増額だが、その妥当性と根拠は?⇒標準積算基準に基づき算定をしている。

※この議案は、補正予算が伴うので、議決は本会議3日目(9/15)となります。

議案第37号 市道の認定について(鵠沼947号線ほか8路線)

 開発行為、寄附などに伴い、鵠沼947号線ほか8路線を認定するものです。

議案第38号 市道の廃止について(鵠沼260号線ほか5路線)

 土地利用の変化、払い下げなどに伴い、鵠沼260号線ほか5路線を廃止するものです。

※上記2議案は、建設経済常任委員会に付託されました。

議案第39号 指定管理者の指定について(藤沢駅北口路上自転車駐車場)

【管理を行わせる施設】藤沢駅北口路上自転車駐車場

【指定管理者となる団体】公益財団法人藤沢市まちづくり協会

【指定の期間】2021年12月1日~2022年3月31日

※この議案は、全会一致で可決されました。

議案第40号 藤沢市市民センター条例の一部改正について

 改築した善行市民センター体育室の供用を開始することに伴い、その使用料を定めるものです。

※この議案は、総務常任委員会に付託されました。

議案第41号 藤沢市市税条例の一部改正について

 地方税法の一部が改正されたことを受けて、浸水被害対策のために整備される雨水貯留浸透施設に係る固定資産税の課税標準の特例割合を定めるとともに、所要の改正をするものです。

※この議案は、総務常任委員会に付託されました。

議案第42号 藤沢市高齢者、障がい者等の移動等の円滑化のために必要な道路の構造に関する基準を定める条例の一部改正について

 移動等円滑化のために必要な道路の構造に関する基準を定める省令の一部が改正され、旅客特定車両停留施設の構造の基準が定められるとともに、基準の対象に自転車歩行者専用道路と歩行者専用道路が追加されたこと等に伴い、規定の整備をするものです。

※この議案は、全会一致で可決されました。

議案第43号 藤沢市市営住宅条例の一部改正について

 老朽化した唐池住宅の共用を廃止するものです。

味村議員

 唐池住宅19戸が廃止されるが、その分の補てんは?⇒唐池住宅19戸を廃止するため、先行してふじハイツ鵠沼とグランソレイユ亀井野の2棟36戸を借り上げている。

 借り上げで補填したとのことだが、直営に戻すべきだが?⇒近年では将来直営につながるPFIなどの新たな契約形態も国から推奨されているので、様々な手法を検討していく。

 廃止ではなく、建替えなどで戸数を増やしていくべきだが?⇒現在の長寿命化計画では、市営住宅の戸数を増やすとしていない。総管理戸数は、人口動態、民間住宅の稼働状況などを注視しながら検討していく。

 コロナ禍で住宅に困窮する市民に対して、緊急避難用の住宅を本市で用意しているが、実績は?⇒現在のところない。

石井議員

 今回、19戸を廃止することにより、災害時における市民の安全安心に影響はないか?⇒現在、緊急避難をすることができる住戸は7戸確保している。大きな災害が発生した場合でも、更に250戸程度の住戸を速やかに準備できるので、影響はないと考える。

 当該用地の今後の活用は?⇒藤沢市公共資産活用等検討委員会で売却となったので、売却の方向で調整していく。

 公園や市民の家などでの活用も検討されたのか?⇒活用希望の全庁照会を行ったが、希望はなかった。

※この議案は、共産党が反対しましたが、賛成多数で可決されました。

議案第44号 藤沢市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について

 国が定める特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業並びに、特定子ども・子育て支援施設等の運営に関する基準の一部が改正されたことに伴い、規定の整備をするものです。

※この議案は、全会一致で可決されました。

議案第45号 藤沢市公民館条例の一部改正について

 改築した善行公民館体育室の供用を開始することに伴い、その使用料を定めるものです。

※この議案は、子ども文教常任委員会に付託されました。

議案第46号 令和3年度藤沢市一般会計補正予算(第4号)

 新型コロナウイルス感染症への対応事業、国庫補助事業に新規採択された事業、緊急に補正を必要とする事業です。補正額は次の通りです。

【一般会計】補正額:16億5,416万円/補正後総額:1,598億7,405万3千円

【特別会計】補正額:2,679万6千円/補正後総額:1,217億1,794万4千円

※補正後の一般会計・特別会計総額は、2,815億9,199万7千円となります。補正の概要は次の通りです。

【総務費(補正額8,953万円)】

1. デジタル推進事業費 593万円

 スマートシティ基本方針の策定等を支援する業務委託費及び自治体DXを推進していくためのDX戦略推進プロデューサーの任用に伴う経費。

2. 市民会館施設管理費 234万7千円

 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、市民会館の使用を取りやめた団体等が過年度に支払った使用料を還付するもの。

3. 戸籍費 363万円

 戸籍法等の改正による戸籍事務へのマイナンバー制度導入に伴い、国が構築する戸籍情報連携システムと戸籍情報を相互連携するために要する経費を増額するもの。

4. 窓口業務等協働事業推進費 7,762万3千円

 市民窓口センターの一部業務を民間事業者に委託し、協働事業として実施するもの。

【民生費(補正額1億4,978万5千円)】

5. 放課後児童健全育成事業費 1億755万3千円

 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、児童クラブの通所自粛に伴う入所料を日割返金するもの。

6. 放課後児童クラブ整備事業費 4,223万2千円

 辻堂および新林小学校区の児童クラブ整備に要する経費を増額するもの。

【衛生費(補正額1億6,802万3千円)】

7. 休日・夜間発熱患者診療事業運営費補助金 1,478万9千万

 市内における発熱者に対する医療提供体制を、10月以降も継続していくもの。

原田議員

 人件費相当とあるが単価は?⇒平日夜間の20時-23時で、医師40,400円、看護師8,800円、休日の9時-17時で、医師76,000円、看護師14,300円。

 輪番で入っている医師は登録制なのか?⇒登録制。

 何人でどのくらいの頻度なのか?⇒登録医は9/1時点で62名。頻度は月1回程度。

 その医師は通常診療でPCR検査を実施しているのか?⇒協力医62名が所属する60医療機関のうち、48でPCR検査を行うための届けが出されている。

 医師会の会員のうち、本事業に協力している内科医の割合は?⇒医師会登録の内科医204名のうち、52名に対応いただいている。

8. 火葬場整備事業費(継続費変更) 724万9千万

 藤沢聖苑北側斜面地対策工事の設計変更に伴うもの。

9. 感染症対策事業費 1億4,598万5千円

 検査件数が当初の見込みを上回ることからPCR検査等に要する経費を増額するもの。また、自宅療養中の陽性患者の受診や入院の際の移送体制を強化するための経費。

原田議員

 自宅療養者の健康観察について、どう対応しているのか?⇒市内の自宅療養者は9/2時点で547人。そのうち悪化リスクのある人は106人となっている。その患者には藤沢療養サポートセンターの看護師が毎日電話で健康観察するとともに、必要に応じて訪問、医師のオンライン診療による処置をしている。

 藤沢療養サポートセンターの医師・看護師の参加状況は?⇒医師は2名での輪番、看護師は8名、訪問看護ステーションは広域事業者を含む5事業者が参加している。

 今回の移送体制の強化により、療養体制の強化にどうつながるのか?⇒患者の移送は保健所の業務となっているが、神奈川モデルの入院や宿泊療養は原則、県が実施している。県が対応できない時に民間救急を活用することで療養体制の維持・強化につながるものと考える。

 搬送調整を結局保健所が行うとのことだが、搬送業者への補正予算ではなく、医師などにより一層強力が得られる仕組みが必要だが?⇒本市では医師会、薬剤師会など、地域の医療関係者に多大な協力をいただいている。今後も協力のもと、コロナ対応に必要な仕組みづくりを適宜検討していく。

【商工費(補正額4億6,475万1千円)】

10. プレミアム付商品券発行事業補助金 4億6,475万1千円

 新型コロナウイルス感染症拡大防止のための営業時間の短縮や外出自粛の影響を受けて低迷した市内経済回復のため、消費活性化に有効な商品券事業(電子商品券)に対して助成するもの。

【土木費(補正額1億6,465万8千円)】

11. 自転車駐車場整備費(繰越明許費設定) 1億4,737万8千円

 (仮称)藤沢本町駅自転車駐車場整備工事費を増額するもの。

12. 藤沢駅周辺地区再整備事業費(継続費設定) 1,728万円

 藤沢駅自由通路拡幅設備の詳細設計に伴う鉄道事業者への負担金を支払うもの。

【消防費(補正額3,127万円)】

13. 消防自動車等整備費 3,127万円

 40m級梯子付き消防自動車(北梯子1)を緊急で分解整備をするもの。

【教育費(補正額5億8,614万3千円)】

14. 教育情報化推進事業費 208万4千円

 令和4年度から運用を開始できるよう、小学校教職員の働き方改革に資する校務支援システムを導入するための経費。

15. 教育課程推進事業費 2,149万1千円

 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、中学校の修学旅行を延期したことに伴うキャンセル料を支払うもの。

16. 学校施設環境整備事業費(小学校)(継続費設定) 3億859万5千円

 国庫補助金の採択に伴い、六会小学校空調設備の機能復旧をするもの。

17. 諸整備事業費(小学校) 2,519万7千円

 令和4年度に教室不足が見込まれる辻堂小学校において、特別教室を普通教室に転用するもの。

18. 学校施設環境整備事業費(中学校)(継続費設定) 2億2,365万3千円

 国庫補助金の採択に伴い、長後中学校空調設備の機能復旧をするもの。

19. 学校管理運営費(特別支援学校) 512万3千円

 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、白浜養護学校のスクールバスの運行台数を継続して増便するもの。

※この議案は、補正予算常任委員会に付託されました。

議案第47号 令和3年度藤沢市墓園事業費特別会計補正予算(第1号)

 令和3年3月に策定した「大庭台墓園立体墓地再整備基本構想」に基づき、基本設計・実施設計を令和3年度から5年度までの継続事業で実施するもの。

※この議案は、補正予算常任委員会に付託されました。

報告第18号 継続費の清算報告について(令和2年度藤沢市一般会計)

 令和2年度をもって継続年度が終了した事業について報告がされたものです。

1. 善行市民センター改築事業(善行市民センター改築に伴う工事請負費)平成30年度~令和2年度 事業総額実績 13億7,033万6,400円

2. 善行市民センター改築事業(善行市民センター改築に伴う工事監理委託費)平成30年度~令和2年度 事業総額実績 2,330万6,400円

3. 環境事業センター整備事業(環境事業センター改築に伴う基本・実施設計委託費)令和元年度~令和2年度 事業総額実績 3,994万3,200円

4. 市道新設改良事業(藤沢394号線外1路線道路改良に伴う工事請負費)令和元年度~令和2年度 事業総額実績 5,280万円

5. 市道新設改良事業(六会554号線道路改良に伴う工事請負費)令和元年度~令和2年度 事業総額実績 5,646万948円

6. 橋りょう架替事業(蓼川橋りょう架替(左岸護岸工)に伴う工事請負費)令和元年度~令和2年度 事業総額実績 1億1,561万6,600円

7. 橋りょう架替事業(蓼川橋りょう架替(鋼上部製作架設工)に伴う工事請負費)令和元年度~令和2年度 事業総額実績 6,776万円

8. 一色川改修事業(稲荷山橋架替(左岸下部工・護岸工)に伴う工事請負費)令和元年度~令和2年度 事業総額実績 8,650万3,852円

9. 藤沢駅周辺地区再整備事業(藤沢駅自由通路拡幅整備基本設計に伴う負担金)平成30年度~令和2年度 事業総額実績 6,307万4,044円

10. 藤沢駅周辺地区再整備事業(藤沢駅北口交通広場再整備に伴う工事請負費)令和元年度~令和2年度 事業総額実績 4億1,478万9,100円

11. 江の島地区周辺整備事業(片瀬江ノ島駅前通り線の交通空間整備に伴う工事請負費)令和元年度~令和2年度 事業総額実績 4,864万9,700円

報告第19号 継続費の清算報告について(令和2年度藤沢市下水道事業費特別会計)

 令和2年度をもって継続年度が終了した事業について報告がされたものです。

1. 南部処理区管渠建設事業(辻堂南部放流管(合流式改善)築造工事)平成30年度~令和2年度 事業総額実績 8億7,358万6,600円

2. 南部処理区管渠建設事業(江の島東ポンプ場圧送管(三次)改修工事)令和元年度~令和2年度 事業総額実績 1億5,182万6,400円

3. 大清水浄化センター建設事業(大清水浄化センター水処理第1系列最初沈殿池改築工事)令和元年度~令和2年度 事業総額実績 1億3,464万円

4. 大清水浄化センター建設事業(大清水浄化センター送風機棟受変電設備他改築工事)令和元年度~令和2年度 事業総額実績 2億130万円

請願3第1号 藤沢簡易裁判所に家庭裁判所出張所を併設し、整備を求める意見書を再度国に提出することを求める請願

 この請願は、藤沢簡易裁判所に家庭裁判所出張所の併設を求めるもので、平成27年2月定例会において、同様の請願を採択し、国に意見書を提出しましたが、国の設置に向けた動きがないことから、再度請願が出されたものです。なお、請願の提出者は神奈川県弁護士会会長で、紹介議員は、桜井議員、土屋議員、清水議員、松下議員、加藤議員です。

※この請願は、全会一致で採択されました。

※以上、報告とします。


おおや徹

藤沢市のためにがんばります!

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