2021.9.9　総務常任委員会

　9月9日　9:35より、藤沢市議会総務常任委員会が開催されました。なお、報告案件以降は執務室で傍聴しました。内容の抜粋は次の通りです。

議案第40号　藤沢市市民センター条例の一部改正について

　改築した善行市民センター体育室の供用を開始することに伴い、その使用料を定めるものです。

※この議案は、全会一致で可決すべきものと決定しました。

議案第41号　藤沢市市税条例の一部改正について

　地方税法の一部が改正されたことを受けて、浸水被害対策のために整備される雨水貯留浸透施設に係る固定資産税の課税標準の特例割合を定めるとともに、所要の改正をするものです。

柳沢委員

　固定資産税のわがまち特例について、特例の範囲は？⇒雨水貯留浸透施設への固定資産税1/3を参酌して課税標準の1/6～1/2の範囲で市町村が条例で定める。

　本市は1/6にしたが、施設の設置者へ軽減措置をとることができるということか？⇒その通り。

　設置者の負担はどのくらい軽減されるのか？⇒整備内容が様々なので、具体には示せない。

　民間事業者で特例措置を受けているところはあるか？⇒ない。

※この議案は、全会一致で可決すべきものと決定しました。

陳情3第3号　辺野古基地建設の中止と普天間基地の沖縄県外・国外移転について国民的議論を行い、憲法に基づき公平かつ民主的に解決すべきとする意見書の採択を求める陳情

　この陳情は、柳田委員・谷津委員・柳沢委員・原田委員が賛同しましたが、可否同数となったため、委員長採決となり、神村委員長が主旨不了承としたため、主旨不了承となりました。

陳情3第5号　Ｇ7はじめ各国に続き、中国政府が新疆ウイグル自治区で行っている行為を「ジェノサイド」と認定すること及び中国政府に対して、自由や民主主義といった普遍的価値が保障されるよう働きかけることを求める意見書を国会及び政府に対して提出する陳情

　この陳情は、次の項目について、国会及び政府に対して意見書の提出を求めるものです。

（1）Ｇ7はじめ各国に続き、中国政府が新疆ウイグル自治区で行っている行為を「ジェノサイド」と認定すること。

（2）中国においても基本的人権、自由や民主主義という国際社会における普遍的価値が確実に保障されるよう、強く働きかけること。

※この陳情は、全会一致で主旨不了承となりました。

報告（1）（仮称）藤沢市ＳＤＧ’S 共創指針の策定及び、ふじさわ「まち・ひと・しごと」ビジョンの改定について

　藤沢市施設運営の総合指針2024を補完する『（仮称）藤沢市ＳＤＧ’S 共創指針」の策定、平成28年3月に策定した「ふじさわ「まち・ひと・しごと」ビジョン（藤沢市まち・ひと・しごと創生総合戦略）』の改定について、報告がされたものです。

1.　（仮称）令和3年度藤沢市ＳＤＧ’ｓ共創アクションプログラム（案）

（1）市民・市内団体等への普及啓発

　➀「（仮称）藤沢市ＳＤＧ’ｓ共創指針」を踏まえたＳＤＧ’ｓ普及啓発用パンフレット（電子版）の作成、公開

　➁講演会又はワークショップの開催（予定）

　➂地域団体等を対象としたＳＤＧ’ｓ出張講座の開催（企画政策課職員の派遣）

　➃市民意識調査にＳＤＧ’ｓ関連の質問項目の追加、今後の施策展開に向けた現状の把握

（2）職員への普及啓発

　➀階層別研修へＳＤＧ’ｓの内容を追加

　➁職員ポータル壁紙を活用した周知

　➂ｅラーニング研修の実施

　➃ワークショップ等の開催（予定）

（3）庁内の連携

　➀各分野の個別計画や市の事業、発行物等への積極的なＳＤＧ’ｓ視点の取り入れ

　➁各課等のＳＤＧ’ｓと特に親和性が高い取組みについて、積極的な情報発信

　➂ＳＤＧ’ｓ啓発グッズの貸出し

（4）ステークホルダーとの連携

　➀多様なステークホルダーとの意見・情報交換

　➁連携又は賛同できる取組を行うステークホルダーを支援

　➂ＳＤＧ’ｓ推進に取り組むステークホルダーの登録制度開始に向けた検討

　➃大学等によるＳＤＧ’ｓに関する研究への協力

　➄湘南広域都市行政協議会（藤沢市・茅ヶ崎市・寒川町）による取組の推進

2.　ふじさわ「まち・ひと・しごと」ビジョン（案）

【人口と都市政策の基本方針（人口ビジョン）】

　2050年までに人口40万人を維持し、高齢化率40%になっても都市と市民生活の質的低下を招くことなく、都市を「元気に」持続する。

【まち・ひと・しごとづくりの基本目標】

（1）魅力あふれる元気な都市を創る（まち）

　➀多彩な都市拠点の創出と交通ネットワークの整備

　・藤沢都心部の再整備及び活性化

　・総合交通体系整備の推進

　➁社会情勢の変化に適応した海外・国内誘客の促進

　・国内外からの観光誘客の促進

　・安心で快適な観光施設の整備

　➂文化・スポーツ活動等への支援

　・市民会館等の再整備

　・誰でも参加、利用しやすいスポーツ環境の整備

　・鵠沼海浜公園の改修

　➃安全と安心が実感できる対策の充実

　・自然災害対策の推進（風水害・土砂災害）

　・交通安全対策の充実

（2）あらゆる世代の市民の元気を創る（ひと）

　➀地域ニーズに即した子ども・子育て支援の充実

　・放課後児童クラブの拡充

　・多様な子どもの居場所の確保

　➁待機児童の解消をはじめとする保育環境の充実

　・多様な保育ニーズへーの対応とインクルーシブな保育の提供

　➂困難を有する子ども・若者の自立支援

　・若者をはじめとする就労支援等の推進

　➃健康づくりの推進

　・健康づくり推進に関する講座等の開催

　・安全・安心で健やかな妊娠・出産、産後の支援

　・がん検診の充実

（3）元気で活力ある地域と経済を創る（しごと）

　➀人材育成の推進と定着の支援

　・介護人材の確保等に向けた各種事業の充実

　・保育人材の確保策の強化

　・市内農業の担い手育成

（4）共に支えあう元気なつながりを創る（つながり）※横断的な目標

　➀多くの人が地域づくりに関わる環境の創出

　・市民との協働による藤沢の魅力発信組織・事業の運営

　・東京2020大会を契機とした市民活動の活性化

　➁住み慣れた地域における生活支援の充実

　・「藤沢型地域包括ケアシステム」の推進

　・誰もが安心して住み続けられる住生活の実現に向けた事業の推進

（5）次世代に引き継ぐ元気な未来を創る（みらい）※横断的な目標

　➀公民連携による持続可能な社会づくりの推進

　・多様な主体と協働した地球温暖化対策の推進

　・ごみの排出抑制、減量等の推進

　➁暮らしの質を高めるスマートシティの推進

　・最先端テクノロジーを活用したまちづくりの推進

　・デジタル市役所の実現

　・ＩＣＴの活用による教育の実現

報告（2）令和2年度藤沢市内部統制に関する取組結果報告書及びリスク発生時記録票作成以外の事務執行上のリスクについて

　令和2年度における内部統制の取組、リスク発生時記録票作成以外の事務執行上のリスクについて報告がされたものです。内容は割愛します。

※以上、報告とします。