2021.11.18 災害対策等特別委員会

 11月18日 9:30より、藤沢市議会災害対策等特別委員会が開催されました。今回は、大規模災害、新型コロナウイルス感染症など、新たな感染症拡大も想定して、委員会を完全オンライン(ズーム)で試行しました。内容の抜粋は次の通りです。

1. 新型コロナウイルス感染症に係る本市の取組の検証について

 本市における新型コロナウイルス感染症の取組について説明がされました。内容は割愛し、質疑の抜粋を掲載します。

松長委員

 第6波への備えについて具体的には?⇒今後は、第5波までに足らなかった部分の対応が必要。体制などを整えている。

 現在は落ち着いている。公共施設の利用基準が分かりにくいが?⇒厳しい状況となった場合の基準について、市民に分かりやすく示していく。

谷津委員

 自宅療養から入院して状況は?⇒第5波について集計作業をしているところ。

 後遺症の聞き取りの状況は?⇒味覚、倦怠感など相談ある。集計はしていないが、神奈川県が集計していくと聞いている。

 自宅療養は家庭内感染のリスクある。今後も自宅療養をしていくのか?⇒現在は自宅療養出来ない場合は宿泊療養できる状況にある。引き続き、これまでの取組を県と連携して進めていく。

 封じ込めに向けたPCR検査実施の考えは?⇒現在は第5波前の疫学的調査をしている。今後、第5波を超える状況となった場合は、命を救うことを最優先に取組んでいく。

平川委員

 第6波に向けて、電話がつながらなかったことに対して、どう対応していくのか?⇒保健所内の受診相談センターの回線を増やすことについて12月議会に説明していく。

土屋委員

 PCR検査について、もっと拡充すべきだが?⇒医師が必要と判断した場合や濃厚接触者を検査している。速やかに検査できるよう医療機関の確保に努めていく。

 学校、保育園、幼稚園、児童クラブなど、定期的にPCR検査をしていくべきだが?⇒実施は困難。

 今後の病床確保の予定は?⇒県では県内各病院と協議している。本市も引き続き協力していく。

山口委員

 本市の感染者のうち、家庭内の感染割合は?⇒約26.8%。

 ペットからの感染は?⇒確認されていない。

 獣医師会との連携は?⇒現状では特にない。

原田委員

 市内におけるワクチン接種副反応の状況は?⇒接種機関から国への報告で80件が報告されている。

 割合と年代の状況は?⇒割合は0.01%。年代別の集計はしていないが、事案の性別、年齢、症状は把握している。

 国内で、ワクチン接種における死亡者の状況は?⇒厚労省が集計し、ワクチン接種との因果関係を評価している。

 医師による処方も効果を上げていることを明示すべきだが?⇒ステロイド処方や抗体カクテル療法もあるが、実数は把握しない。肌感覚として処方により悪化する患者は減っている。む

 処方の状況を把握していくべきだが?⇒経過を見ながら検討していく。

井上委員

 応援体制について、十分対応できたのか?⇒時間外の課題が生じた。第6波に向けては、早い段階で投入することで課題の解消に努めていく。

 第6波に向けて、今の応援体制で大丈夫なのか?⇒対応可能と考えているが、必要に応じて組織改編も検討していく。

2. 新型コロナウイルスワクチンに係る3回目接種等の取組について

 3回目接種の実施について、次の通り報告がされました(抜粋)。

【接種時期】

 3回目接種は、現時点では2回目接種から8ヶ月経過以降とされています。11月4日時点での国のワクチン接種記録システム上の月別2回目接種者数は次の通りです。

➀2回目接種月:令和3年3月~4月/3回目接種予定月:令和3年12月/対象者数:ファイザー3,276人

➁2回目接種月:令和3年5月/3回目接種予定月:令和4年1月/対象者数:ファイザー7,566人

➂2回目接種月:令和3年6月/3回目接種予定月:令和4年2月/対象者数:ファイザー36,383人/モデルナ8人

➃2回目接種月:令和3年7月/3回目接種予定月:令和4年3月/対象者数:ファイザー42,636人/モデルナ13,108人

➄2回目接種月:令和3年8月/3回目接種予定月:令和4年4月/対象者数:ファイザー41,193人/モデルナ25,679人

➅2回目接種月:令和3年9月/3回目接種予定月:令和4年5月/対象者数:ファイザー49,411人/モデルナ14,182人

➆2回目接種月:令和3年10月/3回目接種予定月:令和4年6月/対象者数:ファイザー47,009人/モデルナ27,588人

➇2回目接種月:令和3年11月/3回目接種予定月:令和4年7月/対象者数:ファイザー16,000人/モデルナ1,500人

【接種の基本方針】

➀個別接種・集団接種の併用

➁接種対象者数にあわせた接種機会の確保

➂1.2回目の補完的接種

 3回目の接種期間中においても、何らかの事情で1.2回目が未接種である市民について、接種希望があれば接種できるように努める。

【接種券の発送】

 接種券については、3回目接種該当日の1か月前を基本に送付する予定。予診票、接種済証用紙も同封する。

【接種の概要】

(1)医療従事者等

 連携型接種機関における自院接種については、ファイザー社ワクチンを県のアンケートで230医療機関、約2万人が接種を予定しています。また、集団接種については、令和4年1月12日~1月30日の水・木・土・日で合計3,780回を、旧南市民図書館またはF.I.C富士ビル本館で予定しています。

(2)一般市民

 令和4年2月~7月に、ファイザー社ワクチンを個別接種は1.2回目接種と同様に実施します。集団接種は、個別接種との比率を1:1として、2月:19,000回/3月:22,000回/4月:21,000回/5月:25,000回/6月:24,000回/7月:10,000回とし、令和4年2月1日~7月31日までの水・木・土・日で、週当たり6,000回の接種回数を予定しています。

 モデルナ社ワクチンについては、個別接種は希望する医療機関のみで実施します。集団接種は、最大数を次の通りとします。2月:0回/3月:14,000回/4月:26,000回/5月:15,000回/6月:28,000回/7月:5,000回とし、令和4年3月1日~7月31日までで、週当たり7,000回の接種を前提に調整します。

【新型コロナウイルス感染症予防接種証明書について】

 現時点で、旅行会社や飲食店の協力による実証実験が行われており、その結果に基づいて国から発行手順、証明書の媒体等の要件定義がされると想定しています。

谷津委員

 5歳までのワクチン接種引下げについて、国からの通知の状況は?⇒5歳から11歳までの薬事承認について、2月以降に可能性あるとの通知が来ている。

松長委員

 3回目接種について、1.2回目の副反応を踏まえて、どちらかのワクチンに偏る可能性があると思うが?⇒危惧している。状況を見極めて判断していく。

 接種証明書に関して、接種できない人へのPCR検査費用の無償化について市の考えは?⇒都道府県の判断について動向を見て判断していく。

東木委員

 市民の接種予約について、コールセンターが各医療機関の状況を見て対応するのか?⇒例えば1日60人とした場合、30人をネット予約、30人を医療機関での予約とするなどを想定している。

原田委員

 副反応80人について、市としてその後の状況を把握していくのか?⇒健康被害救済制度の相談を受けていく。

 副反応の診察費用の費用負担は?⇒健康被害救済制度で認められれば救済される。

 申請手続きも含めて、どう周知していくか?⇒ホームページやクーポン券に添えているチラシで周知している。

※以上、報告とします。


おおや徹

藤沢市のためにがんばります!

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