9月12日 9:30より、藤沢市議会補正予算常任委員会が開催され、副議長の立場で出席しました。内容の抜粋は次の通りです。
議案第37号 令和4年度藤沢市一般会計補正予算(第6号)
【総務費】
※防災設備等整備事業費(債務負担行為の設定)
(仮称)片瀬海岸3丁目9番地先津波避難施設整備事業基本・実施設計委託料(1,760万円)おいて、債務負担行為の設定をするものです。委託期間は令和4年11月~令和6年2月を予定。
土屋委員
避難所の高さは十分なのか?⇒津波の最大高さ基準が3.4mで、漂流物を考慮し、更に3m加えて6.4mとした。
石井委員
平時の使用の考えは?⇒避難施設の確保が最優先なので、施設整備をしていく。地元住民の意見については、反映できるものは反映していきたい。
【民生費】(補正額 3,836万1千円)
※市立保育所整備費(債務負担行為の設定)
鵠沼保育園等再整備事業(9億9,000万円)において、債務負担行為の設定をするものです。再整備については、「設計・施工一括リース方式」により行い、リース期間は令和6年度~令和16年度とし、リース期間後は建物が無償譲渡され、引き続き鵠沼保育園として運営をします。
1. 放課後児童クラブ整備事業費 3,836万1千円
公募選定事業者が実施する放課後児童クラブの新設整備(村岡・大道)に対し、費用の一部を助成するもの、及び、みらい創造財団が運営している児童クラブ(亀井野)について、他事業者に運営を移管する整備に係る費用の一部を助成するものです。
西委員
小学校区で複数児童クラブがある場合、みらい財団かそれ以外がまとめて運営するということで移行するのか?⇒その通り。
村岡と大道はみらい財団が運営しているのに民間が入るが?⇒全ての学区でまとめることができないので、今後の統一化については、みらい財団と新規事業者と相談して進めていきたい。
土屋委員
移管整備の1,278万円の内訳は?⇒みらい財団が運営している児童クラブを閉園し、社会福祉法人が新規に開所するので、その施設の改修費。
移管による利用料の変更はあるのか?⇒来年度5月以降1,500円利用料が上がる。おやつ代は月500円、延長保育は18:30以降月2,000円上がる。
【衛生費】(補正額 1,245万円)
2. 公衆便所整備費 594万円
小田急電鉄(株)から無償で借地している、藤沢駅南口公衆便所用地について、駅舎改良事業等に伴い、返還の申し出があったため、公衆便所を撤去することになりました。小田急との協議により、市側で解体業務の設計をすることとなったため、解体業務の設計に必要となるFEM解析(小田急線の軌道に対する影響調査)を行う経費。
3. ごみ減量推進事業費 651万円
新型コロナウイルス感染症の影響により、大幅に増えているコンポスト・キエーロ及び家庭用電動生ごみ処理機の購入費補助申請に対応するため、増額補正をするものです。また、藤沢市一般廃棄物指定収集袋について、早期発注を行うため、債務負担行為の設定(3億518万6千円)をするものです。
【農林水産業費】(補正額 150万円)
4. 担い手育成支援事業費 150万円
認定新規就農者への助成に係る経費。
東木委員
新規就農者の状況は?⇒30人程度。
経営開始以外の支援は?⇒農福連携の促進、新規就農者への有益な情報発信、JAと連携したアドバイスなど。
【土木費】(補正額 3,849万2千円)
5. 市道新設改良費 2,785万2千円
藤沢駅辻堂駅線の埋蔵文化財発掘調査、宮原百石線支障物等調査、善行5号線防護柵等整備工事に係る経費。
永井委員
善行5号線について、歩道をなるべく広くしてほしいが?⇒線路敷きに市の防護柵を設置することで幅員を確保していく。一部張出歩道も検討している。
土屋委員
善行5号線について、歩道と車道にあるガードパイプも老朽化しているが?⇒次年度以降に整備する
東木委員
宮原百石線調査委託の内容は?⇒地権者の協力が必要。条件提示に向けた調査委託。
6. 遠藤葛原線新設事業費 1,064万円
葛原第1工区の道路整備とあわせ地域の浸水被害対策としての水路改修に必要な用地の取得及び、立竹木等の補償に係る経費。
土屋委員
遠藤葛原線の浸水被害の状況は?⇒水路がクランク形状なので、平成26年度の台風18号での広範囲での浸水、昨年の道路冠水などある。
全体計画は?⇒新産業の森から健康と文化の森まで延長3kmで事業費総額は約60億円で、葛原第一工区は、令和7年度供用開始を予定している。
【教育費】(補正額 233万3千円)
7. 教育情報機器関係費 203万8千円
国庫補助金の追加交付を活用した、指導者用端末の追加購入に係る経費。
石井委員
更新も見据えた購入なのか?⇒その通り。
8. 教育指導活動費 29万5千円
部活動地域移行を推進するための準備連絡会設置に係る経費。
石井委員
アンケート調査の対象は?⇒教職員で7月に実施した。
地域の方や子どもたちへのアンケートもすべきと思うが?⇒生徒、保護者へのアンケートを10月に実施予定。
準備連絡会に子どもたちを入れるべきだが?⇒児童生徒を入れることは考えていないが、子どもたちの声を聞くことは重要なので検討し行く。
土屋委員
受け皿として、総合型スポーツクラブとあるが、本市の考えは?⇒本市に5クラブあるので、受け皿の1つとして今後検討していく。
西委員
地域移行ありきなのか?⇒部活動教員の負担軽減するには、国からの予算を含めて検討していく。
地域のサークルに加わることも考えられるのでは?⇒競技性を高めるクラブもあるが、仲間と運動を楽しみにしている子どももいる。レクリエーションみたいなものも考えていきたい。
準備連絡会の取組を公開すべきだが?⇒原則公開で行うので傍聴もできる。
取組内容を配信してほしいが?⇒ホームページなどでの情報発信について検討していく。
※この議案は、土屋委員のみ反対しましたが、採決の結果、賛成多数で可決すべきものと決定しました。
議案第38号 令和4年度藤沢市国民健康保険事業費特別会計補正予算(第1号)
1. 傷病手当金 540万円
新型コロナウイルス感染症に伴う傷病手当金について、申請が当初見込みを上回り、予算額に不足が見込まれることから、増額するものです。
土屋委員
件数の推移は?⇒令和2年5月からの実施で、令和2年度は14件で約94万円/3年度は52件で約305万円/4年度は8月末で44件で約179万円。
県の自主療養も含まれているのか?⇒含まれている。
事業主、フリーランスも対象とすべきだが?⇒6月に市長会から要望している。
※この議案は、土屋委員のみ反対しましたが、採決の結果、賛成多数で可決すべきものと決定しました。
※以上、報告とします。