2023.9.12 補正予算常任委員会

 9月12日 9:30より、藤沢市議会補正予算常任委員会が開催され、私は、委員会室の議員傍聴席が縮小されていることから、会派控室で放送を傍聴しました。内容の抜粋は次の通りです。

議案第40号 令和5年度藤沢市一般会計補正予算(第4号)

 今回の補正は、補助対象事業で新規補助採択された事業、緊急に補正を必要とする事業などで、補正額と内容は次の通りです。

【一般会計】 補正額 2億8,182万8千円 ⇒ 補正後総額 1,644億9,710万5千円

【総務費】(補正額 269万2千円)

1. 住民基本台帳ネットワークシステム事業費 269万2千円

 国外転出者によるマイナンバーカード及び公的個人証明(電子証明書)の利用に向け、附票本人確認情報を附票全国サーバに一括登録する作業を行うためルの経費。

町田委員

 なぜ、すべて一般財源なのか?⇒総務省に確認したところ、令和2年度の改修費で措置済みとのこと。今回のは4/28に仕様書が示されたが、令和2年度のものとは違っているので、本来なら国が措置すべきだが、今回はやむを得ず一般財源で対応する。

 他市も同様か?⇒ベンダーごとに違うが、藤沢市と同じベンダーの寒川町は同様な対応をすると確認している。

味村委員

 国外への転出者がマイナンバーカードでできることが利便性の向上につながるのか?⇒年金の加入、受給、医療費の国外での還付、確定申告なども国外でできる。

有賀委員

 全額一般財源について、他自治体と一緒に国へ要望するスキームはないのか?⇒現状では、自治体間で連携した仕組みはないが、県を通じて国等に申し入れることはできる。

原田委員

 国外転出者について、国政選挙の投票はできるのか?⇒ひのデジタル手続法の仕様書を見ると、将来的にはネット投票もと記載あるが、具体的な明示はされていない。

 システム化により影響を受ける市民の想定は?⇒令和4年10月時点で、853人が海外転出している。

 今後、国から財源補てんがされるのか?⇒国は措置済みとしているので、ないと考える。令和6年5月末までにやらざるを得ない根拠は?⇒法定受託事務。

【民生費】(補正額 2,557万2千円)

2. 放課後児童クラブ整備事業費 2,557万2千円

 公募選定事業者が行う児童クラブの新設整備及び、みらい創造財団から他事業所へ運営を移管する費用の一部を負担する経費。

町田委員

 藤沢小学校区に設置する児童クラブの場所は?⇒藤沢小学校から700m程度の場所で、テナントの1階を改修して開所する。

 児童クラブの御幣公園の利用について、児童クラブ間ですり合わせはできているのか?⇒大道小学校区の児童クラブと利用が被ることについては、青少年課が入って対応していく。

 藤沢小学校は18クラスと規模は大きくない。新たな児童クラブを設置する意味は?⇒市の計画に沿って決めている。

 学校の空き教室活用の考えは?⇒児童クラブ整備計画の中で、学校施設利用をまず検討することとしている。

須田委員

 新設の児童クラブと、移転の児童クラブの予算が同額だが、一部負担の上限額ということか?⇒その通り。

味村委員

 八松小学校区の児童クラブの運営をみらい創造財団から他の事業者に移管する理由と保護者への説明状況は?⇒みらい創造財団は55クラブを運営しているが、人材不足など課題があるため、近年は運営事業者を公募している。今回の事業者は平成30年度に実施した公募の中で、今後、たけのこ児童クラブの移管を受けることを条件としていた。保護者への説明は、一昨年から必要なタイミングで説明している。

 移管により、利用料に変更はあるのか?⇒現在より低額となるが、延長料金は、18:30を過ぎた場合は、高くなる場合もある。

 児童クラブ交流会に参加できなくなることを保護者に説明しているのか?⇒今後説明していく。市全体の児童クラブイベントへの参加について、運営事業者の連絡会の中で呼び掛けることを確認している。

 藤沢小学校区での新設による、待機児童解消の見込みは?⇒今年度の待機児童は14人で、25人定員増するので解消につながると考える。

有賀委員

 当初予算で亀井野小学校区の移転をしたが、今回との違いは?⇒八松小学校区は既存施設を閉めて新設するが、亀井野小学校区の場合は、昨年度に移管して、今年度は解体費用を計上したもの。

 みらい創造財団の既存施設は使用できないのか?⇒最大60人定員としている。新設により、たけのこ児童クラブは現在の45人から46人以上に拡大できる。

 新規施設と既存施設との距離は?⇒方向は違うが、両施設とも学校から徒歩3分。

原田委員

 藤沢小学校区の待機児童数は14人とのことだが。中年生までは入れているのか?⇒学年の定員はないため、判定基準で要鮮度の高い児童から。

 みらい創造財団から他の事業者に移管した場合、様子見で定員に満たない傾向があると思うが?⇒平成31年度から5年間、2クラブを運営している。入所状況もみらい創造財団の児童クラブと変わらないので、今回は考えにくい。

【衛生費】(補正額 807万円)

3. 火葬場管理費 807万円

 火葬件数増加に伴い、安定的に火葬を執行する体制を確立するために必要な経費。

町田委員

 今回の運用の変更で、どのくらい回数が増えるのか?⇒現行は、9:30~14:30まで1日18件だが、9:00~15:00にすることで、1日21件となる。更に、友引日も開場する。

 待ち日数解消の見込みは?⇒通常期5日程度、冬場は10日前後だったが今回は2週間の待ちになった。今後は、5日程度になると見込んでいる。

東木委員

 簡易控室はどのようなものか?⇒1階ロビーを区切り3部屋を設置する。ローパーテーションで区切る。

 火葬件数の推移は?⇒年間で、令和2年度は4,211件、3年度が4,563件、4年度が5,000件。

 今後に向けては、抜本的な見直しが必要では?⇒今回の運用の変更で最大400件増やすことができるが、将来的には、足りなくなるので再整備を視野に入れている。現在8基あるが、増設することも可能。

【農林水産業費】(補正額 375万円)

4. 担い手育成事業費 375万円

 就農後の経営発展のために必要な農業機械等の導入支援に係る経費。

【土木費】(補正額 1億5,866万1千円)(繰越利明許費設定)

5. 藤沢石川泉街路新設事業費(繰越明許費設定)

 藤沢781号線における

 藤沢781号線に係る道路改良工事、事業用地の買戻し及びガス管の移設に要する経費。

町田委員

 予備設計委託を今やる理由は?⇒昨年12月の陳情で早期着手が求められたため、現況測量が完了したので、前倒しして実施するもの。期間は来年度の夏ごろまでと見込んでいる。

 今後の見通しは?⇒地権者や地域の方に説明し、予備設計をしていく。関係機関との協議を進めていく。

6. 藤沢781号線に係る道路線量

 本藤沢6丁目から善行坂1丁目の「市立茅山公園前」交差点前までの間、道路及び平面交差点予備設計に要する費用。

【教育費】(補正額 8,308万3千円)

7. スポーツ施設整備費(繰越明許費設定)

 八部公園プール棟内の冷温水発生機の更新に要する費用。

※この議案は、味村委員が反対しましたが、賛成多数で可決すべきものと決定しました。

※以上、報告とします。


おおや徹

藤沢市のためにがんばります!

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