2023.10.2 決算特別委員会(4日目)~環境保全費の残り・民生費

 10月2日 9:30より、藤沢市議会決算特別委員会(4日目)が開催され、自宅でインターネット中継を傍聴しました。質疑の抜粋は次の通りです。

※次に示すのは、令和4年度「主要な施策に関する説明書」に掲載されている、事業名/主な事業/決算額/執行率です。

【環境保全費】

66. 海岸美化関係費/かながわ海岸美化財団への清掃事業負担金・江の島島内及び海岸追加清掃等の実施/64,234,204円/96.6%

町田委員

 河川ごみについて、引地川の除塵機の検討状況は?⇒県へ要望している。市としては河川に流出しないように清掃活動をしている。

友田委員

 2級河川のごみを市で集める理由は?⇒県が管理者だが、環境美化の観点から市で担っているもの。

 流域自治体へのアクションは?⇒上流自治体にも県を通じて清掃活動を要望している。

 回答は?⇒県の計画に上流市の責任を明記するとのこと。

 海岸のボランティア清掃のためのゴミ箱について、撤去するとのことだったが、夏期だけ設置するのか?⇒通年ボックスかごは撤去して、夏期のものは観光施策。

 くずかご撤去後の状況は?⇒不適切にごみは大幅に減っている。

67. 交通安全啓発費/交通安全運動の実施・自転車街頭点検・小中学生交通安全ポスター展・高齢者安全運転診断・各種交通安全教室の実施/9,551,733円/85.8%

町田委員

 交通安全キャンペーンでコンビニでウエットティッシュを配布したが効果は?⇒死亡事故の前にコンビニで買ったアルコール飲料を飲んでいたことを踏まえて、アルコール飲料を買った方へ啓発した。

 今後の取組は?⇒コンビニとの協定あり、夏には来店したこどもへウエットティッシュを配布した。

佐野委員

 4月1日から自転車のヘルメット着用が努力義務化となった。事前啓発の状況は?⇒昨年11月と今年の2月に県の啓発チラシを本庁舎、市民センターに配布した。地域の回覧でも周知啓発した。

 ヘルメット購入補助の考えは?⇒購入補助は県内4自治体で実施している。まずは、着用の周知啓発をして、県内他市の状況を注視していく。

西川委員

 中学校での交通安全教室について、全校で実施しない理由は?⇒令和4年度は7校で、毎年11月に通知し、1月から予約を受け付けるが、カリキュラムの関係か申込みが少ない。夏休み前でのチラシ配布、小学校の交通安全教室で、中学生になるとルールが変わることを周知していく。

 自転車販売店でのチラシ配布が有効と思うが?⇒整備不良をなくすため、5月に各地区で街頭整備をしている。令和4年度は9地区、381台を点検した。その際にパンフレットを配布した。

 自転車の飲酒運転防止について、居酒屋にも協力いただいているのか?⇒今後、駅周辺の居酒屋に呼び掛けられるように関係団体に働きかけていく。

68. 防犯灯設置・維持管理費/自治会町内会で維持管理している防犯灯約33,600灯の電気料補助及び補修費補助・設置への補助/95,065,752円/95.3%

69. 防犯対策強化事業費/こども110番の設置・防犯情報広報啓発事業・各地区防犯パトロール団体への活動用品支援・迷惑電話防止機器付電話等の購入への補助/7,262,405円/84.6%

西川委員

 こども110番の設置状況と、駆け込みの実績は?⇒令和4年度末で、3,908件、子どもの避難はない。犯罪の抑止に効果があると考えている。

石井委員

 迷惑電話防止機器付き電話への補助について、特殊詐欺が増えているのに、県の補助がなくなった理由は?⇒県の補助は令和2年度に開始し、当初から3年間の時限的なものとしていたため。

 令和5年度予算では200件ぐらいしか補助できないが?⇒今年度はあと2台で上限に達する。貸出用の機器が100台あるので、無償で貸し出しをしていく。

70. 安全・安心まちづくり対策会議事業費/犯罪機会論を体験できる防犯VRの作成・地域安全マップ指導者養成講座の開催/14,717,402円/85.8%

町田委員

 防犯VRの反応は?⇒体験で360度見渡せて分かりやすい、映像が立体的なので通常より伝わったなどの声ある。

 市外から利用を希望する声は?⇒他市、他県からの要望はないが、ソフトは本市のものなので、要望あれば検討する。

佐野委員

 防犯VRの実施件数は?⇒11回で2,000人が参加している。

神尾委員

 市内の刑法犯の特徴と今後の対応は?⇒1,835件の内、窃盗が1,352件で74%を占める。その内自転車盗が550件。特殊詐欺には迷惑電話防止装置付き電話機への補助、自転車の鍵の2ロックを呼び掛けていく。

71. 街頭防犯カメラ設置推進事業費/街頭防犯カメラの設置(市内主要駅の駅前広場等15台)・自治会等による防犯カメラ設置、修繕に対する補助/8,967,125円/70.8%

友田委員

 市設置の防犯カメラについて、警察への情報提供の状況は?⇒平均月1-2件程度。

石井委員

 防犯カメラの映像を警察に提供して、事件が解決した実績は?⇒そういう情報は市に来ていない。

72. 浄化槽設置助成事業費/浄化槽への設置補助/2,791,000円/79.2%

【主要な施策に関する説明書に掲載のない事業】

町田委員

 ムクドリの対策は?⇒街路樹は道路維持課で対応している。剪定、伐採、LED照射などで対策していると聞いている。

 今後の対策は?⇒公園、道路管理者に引き続きお願いしていく。

石井委員

 スズメバチ対策について、令和4年度の状況は?⇒撤去件数は464件、相談のみが524件、巣の調査が104件。

 被害にあった人はいるのか?⇒刺されたという電話相談はあるが、件数は把握していない。

 見直しの検討状況は?⇒県内他市の制度を調査したり、現状の制度を確認する中で検討している。

土屋委員

 スズメバチ対策について、種類で多いのは?⇒令和4年度は、コガタススメバチが358件、キイロスズメバチが77件、ヒメスズメバチが14件、オオスズメバチが13件。

 コガタ、キイロスズメバチは、どこに巣をつくるのか?⇒木の枝、家の軒下、天井裏、床下など。

 OFOS、PFOAについて、市内の水質調査は?⇒引地川において、2022年8月170ナノグラム/リットル、2023年8月91ナノグラム/リットルで過去の調査の範囲内。

 本市でも独自の水質調査、血中濃度の検査をすべきだが?⇒引地川の水は飲用されていないが、国・県の動向を注視していく。

【民生費】

73. 民生委員活動費/民生委員児童委員への報酬/65,322,080円/94.8%

西川委員

 民生委員児童委員一斉改選があったが、新たに選任された人数は?⇒令和4年度472人の内、新たに選任されたのは100人。

 民生委員サポーターの活動状況は?⇒19人が4ヶ月サポートした。

 新人委員の感想は?⇒一緒に訪問してくれて力強い、今後もサポーターの6割、新人の3/4が必要との声あった。

 サポーターの期間はどのくらいが適正か?⇒新人委員からは長期間の希望ある。サポーターからはもう少し体制を整えるべきとの声ある。次期改選に向けて検討していく。

74. 社会福祉協議会関係費/藤沢市社会福祉協議会への補助金・福祉資金貸付、修学旅行費貸付事業の原資の貸付/100,557,040円/100.0%

75. 生きがい福祉センター業務委託費/生きがい福祉センターの管理運営/33,527,154円/100.0%

76. シルバー人材センター事業会計助成費/シルバー人材センターを設置する藤沢市まちづくり協会への運営費補助/47,315,000円/100.0%

土屋委員

 インボイス制度の対象になるが、市としての対応は?⇒市としては、補助事業となっているので、直接支援はできないが、10月から事務費の引き上げをしていいくことを確認している。

77. 地域福祉プラザ運営事業費/地域福祉プラザ運営経費の補助(人件費、地域福祉センターの運営、福祉情報の発信)/97,365,044円/100.0%

佐野委員

 活動室の稼働率は?⇒平日午前65.6%、平日午後69.8%、休日午前40.4%、休日午後53.8%、夜間19.2%。

東木委員

 職員数は?⇒令和4年度は17人の人件費負担している。

 障がい者団体はどのくらい利用しているのか?⇒登録団体は71団体で障がい者団体は31団体。

 重度障害の団体は、午前11時から午後2時までが活動しやすいとのことだが、時間区分にまたがってしまう。柔軟に対応できないか?⇒活動室の時間区分について、社協と話し合いをしている。

 
78. 愛の輪福祉基金積立金/寄付金・利子収入の基金への積立/43,143,047円/85.5%

町田委員

 寄附額が増えている理由は?⇒ふるさと納税が増えたもの。

79. 愛の輪福祉基金事業費/ボランティア団体への助成(129件)/5,784,400円/57.1%

80. 社会福祉総務事務費/中国残留邦人等に対する支援給付費等に係る扶助費・行旅病人等に対する緊急医療援護・DV被害及び生活保護世帯等の子どもに関する相談支援・アイクロス湘南賃借部分の施設管理、施設管理業務委託、建物賃借料/67,087,519円/94.9%

81. 介護人材育成支援事業費/介護職員等研修受講料助成・介護職員キャリアアップ研修への助成・外国人介護職員を新たに雇用した特養等への助成・介護の入門的研修・先進的介護実証事業/6,018,239円/74.1%

友田委員

 介護人材について、神奈川県での不足状況は?⇒2025年で2.1万人の不足が予想されている。

 有効求人倍率の状況は?⇒県の数値はないが、国の状況では、介護施設従事3.79倍、訪問介護で15.53倍。

 離職率は?⇒令和4年度の調査では、訪問介護で14.4%。

 離職の主な要因は?⇒人間関係が多いと聞いている。

 対策は?⇒事業所から相談がへあった場合は、相談に応じている。スキルアップへの支援をしていきたい。

西川委員

 入門的研修の目標と実績、周知の仕方は?⇒当初40人を見込み、結果は26人。周知は市のウエブサイト、広報ふじさわ、市民センターでのチラシ、タウンニュースなど。

 受講者の介護人材初任者研修への申込状況は?⇒令和4年度は、26人中8人。

東木委員

 人材不足に対するICT導入の状況は?⇒事業所との意見交換では、ロボットや機器の導入は進んでいる。

 国の助成金を活用して進めていくべきだが?⇒県で導入補助ある。周知しつつ、導入するには業務オペレーション改革も必要となる。

 やってみた効果や課題は?⇒見守り支援事業システムは利用者の転落なかった一方、すぐに感知するので職員の負担が増えたのでカメラ設置なども検討していきたい。

82. 成年後見制度等推進事業費/ふじさわあんしんセンターへの委託及び人件費補助・成年後見制度利用支援(障がい者対象)/42,710,452円/99.6%

神尾委員

 日常的な金銭管理をしている方が、キャッシュレス決済を利用している場合の対応は?⇒社協と支援者、支援を受ける方が情報共有しながら、支援している。

 買い物、金銭管理に不安のある方にプリペイドカードを活用して、上限を定めているところもあるが?⇒今後、支援を必要とする方の多様化が想定される。ニーズを把握するとともに、先行自治体のサービス内容を調査しながら検討していく。

 地域包括支援センターで住まいに関する相談多い。住まいの終活の相談への対応は?⇒地域包括支援センターだけでなく、コミュニティソーシャルワーカー、高齢者支援課の相談員が個別に対応していく。

 一人暮らし高齢者が多い豊島区での取組も必要では?⇒住宅政策と福祉部と連携している。終活ノートに住まいについての相談窓口を明記している。情報が伝わるように取組んでいく。

 藤沢市の終活ノートは適宜見直しされているのか?⇒今年度、見直しをしているところ。

 書き残すことがメインとなっている印象がある。一目でわかるような工夫が必要だが?⇒必要な手続きや情報が示せるように検討をしている。

83. 生活困窮者自立支援事業費/自立相談支援事業(市直営)・住居確保給付金事業(市直営)・就労準備支援(委託)・家計改善支援(委託)・学習支援(委託)・一時生活支援(委託)/58,244,054円/90.6%

町田委員

 子どもの学習支援について、こども達への周知は?⇒家庭の理由で学習塾に行かれない子ども、不登校の子どもを対象にしているので、学校関係者に話をしたり、自立相談員が聞き取る中で、案内している。

 生活困窮者に限らず、他の子どもも参加できる仕組みは?⇒この事業ではない。

東木委員

 子どもの学習支援について、市内4カ所の人数と実利用者の状況は?⇒令和4年度登録人数は152人で、平均して北部では1回10人程度、南部では20-30人程度の利用。

 子ども達がきたくなるイベントできっかけづくりが必要では?⇒生協とのタイアップ、焼肉パーティーなどのイベントで、こども達を呼ぶことについて、事業者と調整していきたい。

84. 包括的支援体制推進事業費/自立相談支援事業(必須)・多機関協働事業(任意)・アウトリーチ等を通じた継続的支援事業(任意)・参加支援事業(任意)/97,139,738円/100.0%

85. 新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金事業費/自立支援金の支給/65,036,034円/90.2%

86. 藤沢型地域包括ケアシステム推進事業費/藤沢型地域包括ケアシステム推進会議の開催・藤沢型地域包括ケアシステムの普及啓発/958,200円/88.2%

87. 地域の縁側等地域づくり活動支援事業費/地域の縁側、安全安心ステーション、地区ボランティアセンターへの活動補助・地域の縁側事業活動支援業務委託/24,813,411円/87.2%

佐野委員

 地域の縁側について、コロナで活動しなかったところあると思うが、執行率が高い理由は?⇒令和4年度は、コロナの予防策をした中で、活動したため。

 地域の縁側活動支援業務委託の内容と成果は?⇒社協に委託で、開設、運営支援、運営状況の把握、情報周知などしている。成果は、介護予防特化型を除き市内36カ所の活動開始が出来ている。

88. 窓口業務等協働事業推進費/保険年金課窓口業務等協働事業/295,887,823円/100.0%

89. 住民税非課税世帯等臨時特別給付金給付事業費/新型コロナウイルス感染症の影響に伴う臨時特別給付金の支給/725,252,740円/30.0%

90. ウクライナ避難民支援事業費/生活準備金の支給/239,600円/2.9%

町田委員

 事業化の背景は?⇒本市への避難希望があり、社協と協定を結んで、事業化したもの。

 執行率の低い理由は?⇒4世帯6人を想定していたが、実際には2人で、その人の生活支援も民間となったため。

91. 電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金事業費/住民税非課税世帯、家計急変世帯への支援金給付及び事務費/1,951,590,459円/91.2%

92. 障がい者福祉手当/特別障がい者手当・障がい児福祉手当・経過的福祉手当・障がい者福祉手当/415,757,540円/98.2%

93. 心身障がい者介護手当/心身障がい者介護手当/19,663,000円/94.9%

94. 学園等運営委託費/太陽の家しいの実学園、藤の実学園、体育館の管理運営委託/183,850,000円/100.0%

95. 障がい者等医療助成費/障がい者への医療費助成・神奈川県国民健康保険団体連合への審査支払手数料/1,838,074,869円/96.9%

町田委員

 2月補正で1,832万円増額したが、執行残が生じている理由は?⇒国保の高額医療費について、3月に返還処理される前の額で見込んだため。

96. 障がい者等歯科診療事業運営費/障がい者の歯科診療を藤沢市歯科医師会に委託して実施/147,548,682円/100.0%

97. 障がい者等福祉タクシー助成事業費/重度障がい者の行動範囲の拡大、社会参加に向けた福祉タクシー券の交付及び時間制タクシー券の交付/117,183,950円/88.3%

98. 障がい者就労支援事業費/湘南地域就労援助センターへの運営費助成/20,691,512円/99.7%

99. 心のバリアフリー推進事業費/藤沢市障がい者差別解消支援地域協議会の開催・心のバリアフリー講習会の実施・心のバリアフリーマップの保守・ヘルプカードの配布/757,840円/33.1%

神尾委員

 障がい者差別解消地域協議会にあった差別の状況は?⇒相談が5件で、発達障がい、精神障害の症状への不理解がある。普及啓発に取組んでいく。

 5件と少なかったのは、差別かどうかの理解が広がっていないからでは?⇒市の講演会などで、権利条約の基本理念の理解につながる機会を設けていく。

石井委員

 心のバリアフリーハンドブックを更新しなかった経緯は?⇒令和4年度は、作成手法を再検討して、職員がデータ化して、小学校に配信した。

100. 介護給付費等事業費/居宅介護サービス・ショートステイ・施設等における入通所サービス・障がい者地域生活サーポート事業・システム運用経費・障がい者通所施設等への交通費助成・グループホーム運営費助成/7,985,133,888円/98.4%

東木委員

 ショートステイの課題は?⇒重度の方の受入れについて、医療的ケアができる事業所がないこと。

 市内のグループホームの状況は?⇒51ヶ所あり、重度の方をみられるのは9カ所。

101. 障がい児通所給付費等事業費/障がい児通所支援等・重度障がい児放課後等デイサービス受入施設への助成・児童発達支援センターでの昼食代等の一部助成/2,091,531,366円/89.6%

102. 地域生活支援事業費/日常生活用具の給付・移動支援事業・日中一時支援事業・訪問入浴事業・障がい児者一時預かり事業・地域活動支援センター運営費助成/447,893,303円/98.8%

103. 障がい者相談支援事業費/相談窓口による総合相談、専門相談の実施/113,640,672円/100.0%

104. ふれあいセンター解体事業費/ふれあいセンター本館等解体工事/81,726,997円/76.1%

105. 老人措置事業費/養護老人ホームへの入所措置(扶助費)/282,443,574円/98.3%

106. 老人クラブ助成費/老人クラブへの運営費補助・老人クラブ連合会への補助/7,399,961円/89.7%

107. 敬老事業費/14地区の地区社会福祉協議会が実施した敬老会等への補助/13,878,242円/87.8%

石井委員

 地区別に補助額に差があるが?⇒事業内容によるもの。

108. いきいきシニアセンター施設整備費/いきいきシニアセンター3館の施設修繕・こぶし荘冷温水発生機更新工事(繰越分)/55,123,850円/99.8%

109. 湘南すまいるバス運行事業費/老人福祉センター(いきいきシニアセンター)の無料巡回バスの運行委託/41,247,300円/98.7%

110. 要援護高齢者福祉タクシー助成事業費/福祉タクシー利用券の交付/539,420円/50.1%

111. 寝具乾燥消毒事業費/布団干しが困難な在宅高齢者等の使用する寝具の乾燥消毒の提供(790回)/2,643,410円/100.0%

町田委員

 非課税世帯と課税世帯で分けている理由は?⇒令和2年度に回数を変更した。今後の高齢化率の上昇を考慮して公費負担を見直したもの。

 今後は事業を縮小していくのか?⇒現在、縮小では検討していない。

112. 紙おむつ支給事業費/常時紙おむつを必要とする在宅高齢者等に紙おむつを支給/32,332,035円/96.2%

113. 緊急通報システム事業費/緊急通報システム事業委託/19,798,680円/98.7%

114. 高齢者はり・きゅう・マッサージ利用助成事業費/高齢者はり、きゅう、マッサージへの利用助成/110,254,986円/93.4%

友田委員

 予算規模が変わらないが、以前より優れているのか?⇒施術者と高齢者が向き合う中で、介護予防の普及啓発をしている。

 予算規模が変わらない中で、フレイル予防が増えたということか?⇒その通り。

 利用率は?⇒20.7%。

 利用率が低いことに対しての対応は?⇒周知が足りなかった。今後も周知徹底していく。

 70歳以上に年間9,000円の金券を送付しているが、半数以上が無駄になっている。毎年度申請制とする考えは?⇒検討していない。必要ない方へは高齢者支援課に連絡くださいとしている。

 毎年度申請制にすることに何か課題はあるのか?⇒令和4年度からスタートしたもので、施術の方へ個別運動サポートを紹介し、レクチャーを受けている方増えている。

115. いきいきシニアライフ応援事業費/地域活動見本市の開催・シニア世代向け情報サイトの運営、シニア世代向け情報誌の発行/1,550,720円/100.0%

116. 敬老祝金事業費/90歳の方への敬老祝金の贈呈・100歳の方への祝金、祝品の贈呈/10,248,750円/82.6%

町田委員

 今後、高齢者が増えていく。見直しの検討はしているのか?⇒これまでも減額、対象年齢の見直しをした経過がある。

 90.100歳としているが、年齢を引き上げる考えは?⇒そこまでの年齢まで元気でという励みになればと考えている。

117. 老人福祉施設建設助成費/「特別養護老人 睦愛園」の移転改築への助成/20,000,000円/100.0%

118. 地域密着型サービス整備事業費/認知症対応型共同生活介護事業所の整備に係る補助・大規模改修に合わせた介護ロボット、ICT導入に対する補助/22,260,000円/100.0%

119. 介護保険サービス事業所物価高騰対応助成費/原油価格、物価高騰に伴い、介護保険事業所に経費の一部を助成/146,560,000円/100.0%

120. 児童扶養手当費/児童扶養手当の支給(延べ児童数38,867人)/1,044,193,400円/85.4%

121. 小児医療助成費/小学6年生までの入通院、中学生の入通院に係る医療費の助成/1,856,809,911円/98.9%

町田委員

 小児医療証のについて、クレジットカード型にすべきと指摘したが、検討状況は?⇒検討した結果、現行のハガキタイプとした。

122. 母子家庭等自立支援給付金事業費/高等技能訓練促進給付金の支給・厚労省指定の教育訓練講座への給付金/32,672,516円/62.1%

西川委員

 執行率が62.1%だが?⇒高等技能訓練促進給付金の新規受講者が当初見込みを下回ったため。

 高等技能訓練促進給付金の対象について、看護師、介護福祉士、保育士等と記載あるが、その他の対象は?⇒国家資格が対象となっている。

 周知の方法は?⇒ホームページ、子育てガイド、児童扶養手当の新規手続き、現況届の際など。

 子ども食堂での周知の考えは?⇒できる範囲で検討していく。

123. ひとり親家庭等医療助成費/18歳まで(一部20歳未満)の児童がいるひとり親家庭に対し医療費を助成/194,299,173円/92.1%

124. 養育者支援金事業費/公的年金等を含む所得に応じて児童扶養手当相当額を養育者支援金として支給/2,307,730円/47.7%

125. 養育費確保支援事業費/養育費の取り決めに関する公正証書等の債務名義の取得に要する費用、不払い養育費に係る強制執行申立に要する費用の補助/713,601円/22.3%

126. 子どもお出かけ応援事業費/夏休み子どもの施設利用等無料事業・ふじキュンスタンプラリー/77,489,560円/99.9%

町田委員

 子ども達の反応は?⇒アンケートはしていないが、SNSでの露出が多かった。

 参加事業者の声は?⇒アンケートして、57事業者のうち、27事業者から回答を得た。売上げかせ上がった19事業者、集客が上がった20事業者と概ね良いが、紙のクーポンだったので、集計が煩雑だったとのこと。

佐野委員

 クーポン券の主な利用先は?⇒1番は市営、県営プール、2番は映画館、3番は新江ノ島水族館。

 今後の考えは?⇒外出行動が回復しているので、役割は果たされたと考えている。

127. 子育て世帯生活支援特別給付金事業費/新型コロナウイルス感染症による影響が長期化する中で、低所得者の子育て世帯に対して特別給付金を支給/397,097,966円/95.6%

128. 子育て世帯等臨時特別支援事業費/新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、児童手当の支給対象となる児童及びそれに準ずる18歳以下の児童を扶養する世帯に臨時特別給付金を支給/54,725,750円/72.4%

129. 中学生等学び応援事業費/新型コロナウイルス感染症による影響に伴い、生活環境が制限されたため、中学、高校世代へ図書カードを支給/143,278,856円/96.4%

佐野委員

 どのような図書が購入されたのか?⇒アンケートでは、小説、漫画、雑誌、参考書など。

石井委員

 図書カードを配布したが、全て使用されたのか?⇒10年間の有効期限なので、分からない。

130. 市立保育所運営費/市立保育所14園の運営に係る経費・市立藤が岡保育園における病児保育の実施/601,331,050円/92.4%

神尾委員

 公立保育園における保育時間延長の経過は?⇒公立保育園での保育時間の延長については、平成6年に国がエンゼルプランを策定し、延長保育を拡充する方針が示されたことを受けて、従来は朝7時30分から夜18時までであった保育時間を夜18時30分まで30分延長した。その後、平成11年に国が新エンゼルプランを策定し、さらなる延長保育の推進が示されたことを受け、本市ではさらに前後30分、計1時間の延長をして、朝7時から夜19時までの保育を行っている。

 公立保育園の保育士の配置については、基準配置職場として、園児の人数によって、保育園ごとの保育士の定数が決まる。保育時間の延長のほか、新たな保育ニーズへの対応などによる保育士の増員はされているのか?⇒保育時間の延長に伴い、各保育園に保育士を1名増員している。また人手が手薄になる朝や夕方の対応として、会計年度任用職員についても増員配置を行っている。また、近年は個別に支援が必要な児童が増加しており、それらの業務増に対しては、多様な任用形態として子育て支援員などの会計年度任用職員による対応を行っている。

 多様な任用形態で対応しているとのことだか、その部分に欠員は生じていないのか?⇒一部欠員が生じている。

 欠員が生じていて、保育園が回らないと聞くが、その認識は?⇒一部欠員が生じているが、フリー職員として加配している3歳児対応職員の活用や、保育士応援派遣制度により再任用職員を人員が不足する園に派遣して対応するなど、保育に支障が生じないよう対応している。

 その欠員解消に向けて、どう対応していくのか?⇒本年度から子育て支援員の採用を開始したほか、会計年度職員等の募集方法については、総務部とともに見直ししており、これまでの市ホームページへの掲載、新聞折込に加えて、登録者数の多い民間の保育士求人サイトへの掲載、市のLINE配信、ハローワークへの登録、募集チラシを職員の知り合いへ配布するなど対応している。

 会計年度任用職員の欠員が常態化していると聞く。これまでも指摘してきたが、欠員イコール職場が回らないこと、保育士の年休取得もワースト職場、そうであるなら、採用募集に一定の応募がある正規職員の保育士を採用して、環境の改善を図るべきだが?⇒会計年度任用職員だけでなく、正規職員であっても年々確保が難しい状況になりつつある。保育士の年休取得の課題については、ここ数年はコロナへの感染対策業務や職員が感染した際の対応等により、職員1人あたりの業務が増加し、年休取得率が下がってしまう状況にあった。現在は各園において、職員会議等で職員間の意思疎通を十分に図るなど、年休の取得しやすい職場環境づくりへの改善に努めている。こうした課題のある中、会計年度任用職員の確保に向けては、新たな保育人材の確保策として、正規職員と比較して短時間での勤務など、就労を希望される方のニーズに合わせた勤務形態を新たに設けるとともに、子育て支援員の養成を市独自に進め、今年度から任用を開始するなど、新たな対策に努めている。また、保育現場の業務負担が大きいことが課題の一つとなっていることから、業務負担の軽減に向けて、現在、保育園総合業務支援システムの導入を進めており、今年度中の稼働を予定している。こうした対応を進めることにより、今後も保育人材を確保し、職員が定着しやすい職場環境づくりに努めるとともに、引き続き、多様な任用形態を含めた適正な保育所の執行体制について、総務部とともに検討していく。

友田委員

 保育士の給食費について、現金で取り扱っていることが監査から指摘されているが?⇒キャッシュレス化、給与天引きを検討している。

土屋委員

 公立保育園については、全て残して老朽化した保育園は再整備して公立としていくべきだが?⇒多様な保育ニーズに対応する役割がある。機関保育園、地域保育園は再整備することとし、その他保育園は地域の受け皿が確保されれば廃止していく。

131. 法人立保育所運営費等助成事業費/法人立の認可保育所に対する保育所運営委託・保育士確保に向けた各種補助・特別経常費補助金(26園)・湘南C-X内保育所建物賃借料及びその他保育所土地賃借料・保育士確保に向けて支援/2,663,636,783円/91.5%

東木委員

 保育士確保について、定着するための取組みは?⇒保育士からアンケートで意見いただき、借り上げ住宅の延長もしている。

 助成を受け取った方の要件は?⇒奨学金、助成金についても一定期間の勤務を条件としている。

 子育て支援員研修受講者の保育園への就労状況は?⇒令和4年度、81人が研修受講後、認可保育施設に既に就労している保育士は28人、新規就労は8人、今後も新規就労が増えるように期待している。

 就労していない残りの人は?⇒民間保育施設の求人情報をメールで送信している。

132. 藤沢型認定保育施設保育料助成費/藤沢型認定保育施設の設置者に対する保育料減免に係る助成/4,858,000円/50.8%

133. 藤沢型認定保育施設補助事業費/藤沢型認定保育施設をA型・B型・C型の3つに分類し運営費を助成/54,042,840円/91.6%

町田委員

 令和4年度から5年度にA型認定施設が1施設減っているが?⇒利用児童数が減っているため。

 補助金見直し状況は?⇒拡充に向けて検討していく。

134. 医療的ケア児保育事業費/訪問看護ステーションとの契約など/970,940円/66.1%

神尾委員

 医療的ケア児の受入状況は?⇒令和4年度1人、5年度は3人受け入れている。

 より困難な児童受入れについて、どこまで広げたのか?⇒年齢2歳以上を原則2歳以上に、座位、移動の要件をなくした。

135. 幼児教育振興助成費/幼児教育・保育の無償化の対象とならない幼児教育施設利用者への保育料補助・幼稚園への事務負担軽減補助・教育環境の充実に係る経費の補助/73,487,732円/92.6%

神尾委員

 認可外施設について、2025年度から補助金を見直すとのことだが、何らかの支援が必要。市長陳情も出されているが?⇒2025年度から国の支援に移行していくことを基本的な考え方としている。

136. 幼稚園等預かり保育推進事業費/幼稚園における預かり保育に要する経費の助成・一時預かり事業を施設型給付の幼稚園に委託/48,794,110円/88.4%

137. 幼稚園人材確保支援事業費/幼稚園教諭等への就労奨励助成金・幼稚園等設置者への住宅手当補助金/3,208,000円/43.9%

138. 少年の森整備事業費/ナラ枯れへの対応・敷地測量委託・施設修繕/44,130,984円/92.4%

佐野委員

 令和4年度の再整備の取組は?⇒敷地測量、アスベスト調査、基本方針・基本構想の業務委託など。

 敷地測量は借地分もしたのか?⇒少年の森全体なので含まれる。

 再整備に向けて借地の取扱いは?⇒可能な限り借地で進めていく。相続が発生した場合はその都度対応していく。

 再整備のスケジュールは?⇒今年度、基本方針を策定する。10月下旬に市の考え方を出して、説明会を開催する。年明けにパブリックコメントを実施して、令和6年度に基本構想を策定する予定。

土屋委員

 少年の森については、再整備が予定されているが、今後も必要な施設修繕はすべきだが?⇒ナラ枯れも含めて、その都度対応している。再整備の予定はあるが、施設内の管理は今後も適切な維持管理をしていく。

139. (公財)藤沢市みらい創造財団青少年事業関係費/青少年会館、少年の森、地域子どもの家、SL広場の管理運営委託・青少年事業の委託/363,943,152円/98.3%

140. 放課後児童健全育成事業費/市内74の児童クラブの運営委託/914,556,625円/92.1%

141. 放課後児童クラブ整備事業費/はちみつ児童クラブ(石川)、デルソルキッズクラブ(大道)、ふじっこ学童クラブ(村岡)、かめの子クラブ(亀井野)、グリーンクラブ湘南大越第2(大越)、さくらクラブ(本町)、旧よつば児童クラブ(鵠南)の整備に係る負担金・環境事業センター内に複合化する石川小学校区児童クラブ整備費/123,760,775円/92.5%

142. 児童虐待防止対策事業費/児童虐待の相談機関業務の実施・養育支援訪問事業の実施/1,776,361円/75.9%

友田委員

 乳幼児健診未受診者や駆け込み出産へのアプローチや把握は?⇒健康づくり課で対応している中で、健診を受けていない場合、特定妊婦として支援している。

143. 子どもの発達相談関係費/障がい児や発達に心配のある子どもの相談支援の実施・発達障がい児等支援者養成事業の実施・子どもサポートファイル及び発達障がい啓発冊子の配布/2,933,745円/87.3%

144. 子どもの生活支援事業費/養育環境に課題のある家庭の子どもに対する居場所の提供、食事の提供/9,058,174円/87.2%

【主要な施策に関する説明書に掲載のない事業】

神尾委員

 子育て政策全般について、明石市では、こども政策の充実から出生率が上がっている。本市でもこども政策への予算を増やすべきだが?⇒明石市の例はあるが、最近は増えていない。これをやれば出生率が上がるというものでもない。子ども、子育て施策を充実させることで、自然増、社会増につなげていきたい。

土屋委員

 保育全般について、里帰り出産のとき、2ヶ月で退園となるが?⇒おおよその目安で2ヶ月としているので、2ヶ月で退園とはならない。

石井委員

 幼稚園の送迎ステーションについて、拡大の考えは?⇒市内1ヶ所で実施しているが、利用児童数多い。今のところ、今後の事業展開は考えていない。

※ここで、17時を過ぎましたので、民生費の残りについては翌日に繰り下げられました。

※明日の報告については、夕刻から予定が入っており、報告が書けませんので、次の報告は10/4の委員会報告となります。


おおや徹

藤沢市のためにがんばります!

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