2024.2.2 藤沢都心部再生・公共施設再整備特別委員会

 2月2日 9:30より、藤沢都心部再生・公共施設再整備特別委員会が開催され、会派控室で途中から傍聴しました。内容の抜粋は次の通りです。

1. 藤沢駅周辺地区再整備事業の進捗について

 現在、再整備を進めている、藤沢駅周辺地区再整備事業の進捗状況が報告されたものです。

(1)南北自由通路拡幅整備事業

 ①小田急側自由通路拡幅、小田急藤沢駅改札の橋上化

【工期】令和5年6月12日~令和10年3月31日

【概算費用】83億6,832万1千円 ※うち市負担64億2,101万1千円

【工事概要】

 自由通路拡幅 延長41m 幅員16m/南口付近にエレベーター1基設置/橋上駅舎約2,451㎡/駅コンコース内にエレベーター2基、エスカレーター1基整備。

 ②JR東日本側自由通路接続部の整備(その1)

【工期】令和5年9月27日~令和6年10月31日

【概算費用】1億913万6千円 ※うち市負担1億913万6千円

【工事概要】自由通路接続部改良(支障物撤去、接続部改良、鉄道施設整備)

 ③今後のスケジュール

 令和8年度を目途に、JR東日本側自由通路接続部の整備(その2)に関する協定を締結し、令和9年度末の第1期整備完了を目指して工事を進めます。
 また、第2期整備については、第1期整備に接続して工事着手できるよう、引き続き鉄道事業者や国と調整をしていきます。

(2)南口駅前広場再整備事業

 ①基本計画(案)の概要

【素案からの変更点】

 空間配分の見直しによる駅前広場内への一般車の流入を可能とするとともに、障がい者用停車スペース及び昇降施設の配置の見直し等、整備イメージをより具体化しました。

【今後のスケジュール】

 南口駅前広場の再整備については、現在工事を進めている藤沢駅南北自由通路拡幅整備事業の完了後としていますが、南口側の第1期整備が令和9年度に完成予定であるため、一部先行して再整備に着手できるように取り組みます。

(3)藤沢駅南口391地区市街地再開発事業(関連事業)

 藤沢駅の南口駅前広場に面する本地区(フジサワ名店ピル・ダイヤモンドビル・CDビル)は、建設から約50年が経過し、ビルの老朽化進行するとともに、耐震性の課題も生じています。
 本市の都心部にふさわしい都市空間の形成に向けて、市街地再開発事業を実施するものです。

 ①市街地再開発事業の概要

【施工者】(仮称)藤沢駅南口391地区市街地再開発組合

【面積】約0.5ha

【総事業費】約335億円(補助金(国県市)約100億円)

【計画期間】令和7年度~令和12年度

【施設規模】約35,200㎡、17階建て

【主な用途】商業、業務、宿泊施設等

【公共施設等】地下広場、バスバース、エレベーター、自転車駐車場等

※事業内容については、資材高騰等の影響により、計画を精査中。

【今後のスケジュール】

・令和6年度(想定) 組合設立(事業計画認可)

・令和8年度(想定) 権利変換計画認可

・令和8年度~12年度(想定) 施設建築物工事(解体含む)

味村委員

 ホームドア設置の見込みは?⇒小田急は、第一期整備事業の中で、整備すると報道されている。JRは、令和13年頃までの整備をめざすと報道されている。早期整備の要請をしていく。

 駅前の緑の確保についての考えは?⇒再整備の際、広場内への緑の配置を今後検討していく。

 391地区再開発について、事業費が335億円で、うち100億円が補助となっている。市の負担は?⇒国が50億円、県と市が25億円と見込んでいる。

松長委員

 南口広場に一般車の流入を可能とした経緯は?⇒パブリックコメントで4件の意見があり、利便性や安全性を考慮して、流入可能とした。

 流入可能にして、安全性は確保できるのか?⇒現状と同様の一般車の動線を確保する。

 乗降スペースについて、社会情勢の変化をどの程度組み入れているのか?⇒タクシープールは、協会から現行の確保を求められているが、アプリ利用、ライドシェアなどの考えもあるので、長期的な変化についての情報収集、将来展望を見据えて、協議、調整していく。

友田委員

 駅前には、車を入れないことが主流となっているが?⇒一般車を減らす対策について、駅周辺の開発の際、裏側で処理できるようにしていきたい。

 駅前の緑化の考えは?⇒民間施設についても、まちづくりガイドラインで位置づけている。建替え時には緑化の推進をしていく。

 ペデストリアンデッキの再整備のイメージは?⇒今後、検討していく。

谷津委員

 北口地下通路について、排除アートという声ある。南口へのアートベンチ設置の考えは?⇒排除アートをしていく考えはない。

塚本委員

 エリアデザイン会議での検討が、どの程度反映されているのか?⇒今後、具体的なデザインを検討していく段階。

 エリアデザイン会議の位置づけが中途半端だが?⇒デザイン会議にはデザインに関する検討をお願いしている。今後、具体的検討をしていくが、デザイン会議での意見を重視して反映させていく。

 湘南海岸への玄関として、駅南口の色使いを今後、どう示していくのか?⇒今後、デザイン会議での意見を重視して、色遣いを含めて相応しくなるように検討していく。

 人や車、公共交通の流れを数値化したうえで、進めていくべきだが?⇒交通量調査は令和4年度に実施したが、雨天時などの調査はしていないので、実施も含めて検討していく。

 2階の改札前にベンチがある必要ない。ベンチの計画的な配置が必要だが?⇒一定、ベンチの設置が必要と考えている。まずは自由通路の安全性を第一に、今後検討していく。

原田委員

 自転車の動線課題をどう捉えて、どう対応していくのか?⇒駅前広場周辺に駐輪場が不足していることが課題。民間施設と連携して駐輪場整備をしていきたい。

 コンセプトの中に、自転車を利用しやすい空間を取り入れるべきだが?⇒基本的に歩行者中心とする中で、自転車利用者が利用しやすい計画としていく。

佐賀委員

 南口に一般車を入れないはずだったのに、流入を可能とした。本来の課題解消にならないが?⇒素案の段階では一般車を外側での処理としたが、市民からの意見により、乗降は広場の外側とした。

※以上、報告とします。


おおや徹

藤沢市のためにがんばります!

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