2024.3.15 予算等特別委員会(3日目)~総務費(徴税費以下)

 3月15日 13:30より、藤沢市議会予算等特別委員会が開催され、インターネット中継を傍聴しました。内容の抜粋は次の通りです。

 次に示すものは、令和6年度予算の予算の概況(歳出) ※金額は、左側が令和6年度予算、中側が令和5年度予算 、右側が令和4年度予算

【総務費(徴税費以下)】

44. マイナンバーカード普及促進事業費 1,844万4千円/1,874万7千円/3,919万円

石川委員

 北部窓口について、令和6.7年度で、マイナンバーカードの更新が増えると思われるので、今後も必要だと思うが?⇒国の補助金の状況を見ながら、開設していきたいと考えている。

吉松委員

 マイナンバーカード取得率向上に向けた施策の予定は?⇒市民センターや図書館で出張窓口している。昨年は希望する福祉施設にも出張している。継続的に行っていく。

 ショッピングモールでの実施の考えは?⇒令和4年度に小田急デパート、湘南モールフィルで実施した。現在は取得困難者への対応を重視している。

45. 窓口業務等協働事業推進費 3億1,048万9千円/3億1,048万9千円/3億1,048万9千円

46. 窓口業務DX推進事業費 1,407万2千円/1億4,052万9千円(新規6月補正)/—

平川委員

 昨年6月補正で補正して、3/11開始だったが経緯は?⇒システム事業者を公募し8月に決定した。それ以降、年明けくらいから運用の想定、委託事業者のトレーニングなどをして、3/11に開始したもの。

 利用者の意見は?⇒高齢者の方から申請書を書くつもりで来たが、書かなくて便利だった。外国籍の方からは、スムーズな手続きができたとの声ある。

 今後の展開は?⇒夏ごろには11市民センター、1分館で展開していく。

47.【新規】おくやみ手続き支援事業費 72万9千円/—/—

松長委員

 事業の概要は?⇒詳細は決まっていないが、本庁舎1階に西側に設置し、職員は会計年度任用職員3人を配置、事前予約制とする予定。

 配置職員が、会計年度任用職員3人ということだが、大丈夫か?⇒マニュアルを整備していくが、開設までは関係課との調整もあるので、戸籍担当職員が対応していく。

 先行自治体へ視察したとのことだが、導入効果と課題は?⇒ワンストップサービスの厚木市と必要な担当に案内する平塚市を視察した。事前に亡くなった方の情報を得ることで手続き時間の大幅な短縮が図られている。課題は、市役所以外の手続きについて、遺族が直接手続きが必要であるということ。

 最近の死亡届の推移と業務への影響は?⇒令和2年度4,658件、3年度5,000件、4年度5,531件。現在、戸籍処理において多少住民票への反映に時間を要しているが、ひっ迫している状況にはない。

須田委員

 どのくらいの手続きを想定しているのか?⇒不動産相談、年金手続きなど多くて20種類ぐらいあり、その中で、市役所での手続きは5~10種類ぐらい。事前予約の中で、情報を聞き取ることで手続きが明確になるので、時間の大幅短縮が図られると考えている。

 県下で窓口を設置している自治体の状況は?⇒2月末で12自治体。

 設置している自治体において、どのくらい窓口を利用しているのか?⇒厚木市では1/4程度の問合せがあり、そのうち半数が利用したとのこと。

吉松委員

 電話での予約日短縮ができないか?⇒電話で事前予約し、手続きに必要な担当課で申請書類を用意する。遺族が用意する書類もあるので、必要な日数はかかる。

 他市では、おくやみの手続きが一目でわかるファイルがあった。本市でもできないか?⇒検討していく。

48. 航空機騒音対策推進事業費 30万6千円/27万7千円/30万6千円

谷津委員

 厚木基地における航空機騒音の調査について、今後もすべきだが?⇒令和4年度47件、令和5年度は2月末で32件の苦情があるので、騒音調査は継続してい行く。

 オスプレイについて、飛行停止から再開がされたが、国から事前に説明はあったのか?⇒国から本市への連絡はなかった。

49. 防災施設等維持管理費 1億907万5千円/9,014万7千円/1億721万4千円

50. 地域防災支援事業費 1,320万2千円/273万5千円/201万円

石川委員

 家具転倒防止器具の購入への補助や高齢者への無償設置をしている自治体がある。本市でもできないか?⇒県内でもいくつかの自治体で取組んでいる。本市では、取付事業者3社と協定を結んでおり、無料診断している。1台に対して1律2,000円で設置できることになっている。

51. 防災設備等整備事業費 9,490万8千円/1億244万円/2億217万9千円

佐野委員

 スターリンクの導入について、本市の状況は?⇒幅広い高速通信が利用できるもので、今後も国・県の動向を注視していく。

安田委員

 災害時のドローンの活用についての考えは?⇒情報収集のために有効。災害時の情報収集には、藤沢市建設業協会と協定を結んでいる。消防局も導入している。

松尾委員

 ドローンでの物資輸送について、防災訓練などで訓練すべきだが?⇒建設業協会、消防局との連携強化を図っていきたい。

 火災を防ぐ感震ブレーカーへの購入補助をすべきだが?⇒医療機器の使用への影響がある。防災訓練やイベントなどで普及啓発していく。

 在宅避難に向けて、EV車などからのV2Hへの補助を検討すべきだが?⇒災害時誰でなく普段にも使用できるので、補助メニューに加える予定はない。

有賀委員

 内水氾濫ハザードマップの策定とあるが、現在、内水氾濫の情報をどこで得られるのか?⇒防災ナビに記載しているが、市での資料提供になっている。来年度は水防法によるものを策定する。

土屋委員

 学校における横断幕でのサイン表示について、屋上に太陽光パネルを設置したことにより、横断幕となったが、防災訓練で活用すべきだが?⇒避難訓練では活用されていない。使用方法を含めて避難所運営委員会などに周知していく。

52. 危機管理対策事業費 1,014万2千円/7,144万7千円/1,839万8千円

佐野委員

 土のう保管場所の拡充の状況は?⇒消防用地の活用、各市民センター・公民館の保管室を増やしてきた。今後も新たな保管場所を確保していく。

安田委員

 土のうに替わる止水板ボックスウォールなどあるが?⇒軽くて繰り返し使用できるが、間口や段差など使用に条件がある。技術革新を注視していく。

53.【新規】津波避難施設整備事業費 2億3,365万5千円/—/—

【予算の概況に掲載のない事業】

有賀委員

 防災会議への女性登用率は?⇒39人中2人で約5%。

 国の目標は30%だが?⇒実効性のある取組をしていきたい。

栗原委員

 選挙の投票証明書について、市長選挙において、当日と期日前でデザインが違った理由は?⇒カラー版で作成した。他市の事例を参考にしたもの。

 配布実績は?⇒6,500枚作成したが、1,936枚発行した。

 希望者が殺到した場合、選挙事務に影響は出ないか?⇒投票を済ました後に発行するもので、投票事務に影響はないと考えている。

※以上、報告とします。


おおや徹

藤沢市のためにがんばります!

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