2024.10.1 決算特別委員会(3日目)~総務費(戸籍住民基本台帳費以下)・環境保全費

 10月1日 13:30より、藤沢市議会決算特別委員会(3日目)が開催され、自宅でインターネット中継を傍聴しました。内容の抜粋は次の通りです。

※次に示すのは、令和5年度「主要な施策の成果に関する説明書」に掲載されている、事業名/主な事業/決算額/執行率です。

【総務費(戸籍住民基本台帳費以下)】

45. マイナンバーカード普及促進事業費/マイナンバーカード北部窓口の運営/17,421,457円/92.9%

土屋委員

 マイナンバーカードの取得は任意か?⇒その通り。

 マイナンバーカードの返納の状況は?⇒令和5年度は不要、必要性を感じないなどで38件、個人情報が心配など23件。

 全国で誤って登録された公的情報の状況は?⇒15,951件。

 本市は?⇒なかったと認識している。

 マイナ保険証をやめたい場合は?⇒国保であれば保険年金課で書面の申請が必要となる。

46. 窓口業務等協働事業推進費/市民窓口センター窓口業務等協働事業/310,488,552円/100.0%

47. 窓口業務DX推進事業費/書かないワンストップ窓口の導入に係るシステム構築・既存システム及び設備の改修/139,134,534円/99.0%

48. 住民基本台帳ネットワークシステム事業費/住基ネット関連機器等賃貸借、保守サポート委託/44,733,061円/97.2%

49. 防災対策総務費/災害情報発信手段一元化機能を備えた災害時職員参集システムの導入経費/8,674,797円/86.4%

小池委員

 防災会議への女性の参画状況は?⇒会長を除く41人のうち10月1日時点で4人が女性。

 人的資源の有効活用及び動員配備体制の強化が図られたとは?⇒災害時職員参集システムを導入したことで、災害時に職員に迅速な連絡体制が図られた。

50. 防災施設等維持管理費/防災行政無線、MCA無線等の維持管理・防災備蓄場所、防災備蓄資機材の維持管理/87,762,427円/97.4%

小池委員

 聴覚障害者に対して、防災行政無線に代わるものは?⇒X(旧ツイッター)、ハザードン、ラインなどで見ることが出来る。

 民家の防災井戸について、市が確認しているのか?ポンプなど補助をしているところには確認の義務付けをしている。

51. 地域防災支援事業費/避難行動要支援者名簿の更新、提供・ふじさわ防災ナビ~避難行動要支援者編~の配布/2,204,616円/80.6%

小池委員

 災害時避難行動要支援者名簿に登録されなかった方への対応は?⇒行政側の名簿には登録されているので、共助は難しいが、最終的には行政の責任で対応する。

佐野委員

 避難行動要支援者名簿の更新時期は?⇒新規対象者を追加して、更新は5年に1度。

 個別避難計画の対象は要支援者だけか?⇒その通り。

52. 防災設備等整備事業費/防災備蓄資機材の整備、充実(災害用ブルーシートの補充)・防災ラジオの市民頒布・片瀬海岸3町目における津波避難施設に係る土地購入費用、基本、実施設計委託・民間施設の津波避難施設整備に係る補助金・ふじさわ防災ナビ小冊子版の増刷・高潮、洪水、土砂災害ハザードマップの作成、印刷・危険ブロック塀安全対策工事への補助/323,869,294円/98.5%

柳田委員

 能登半島地震を踏まえて、防災備蓄敷材に変更はあるか?⇒今後、国・県の動向を見て対応していく。

 簡易ベッドの備蓄状況は?⇒現在、1,706個を備蓄している。不足分は民間との協定、国・県・他市から提供がされることとなっている。

 備蓄倉庫は足りているのか?⇒今後、公共施設再整備に合わせて、確保していく。

今井委員

 ハザードンについて、台風の時の避難所情報がない。改善できないか?⇒今後、費用対効果などを見ながら検討していく。

土屋委員

 片瀬海岸3丁目津波避難施設の進捗状況は?⇒工事説明会を行い、基礎工事をしている。12件の家屋調査をして、令和7年度中の完成に向けて工事を進めている。

石井委員

 避難所にキャンプで参加する取組は?⇒藤沢駅北口サンパール広場で、防災キャンプを実施した。
 
 実際の避難所にテントが必要。アウトドアメーカーや企業と連携してテント提供の協定は結んでいるのか?⇒していない。

 今後、必要があると思うが?⇒協定を結んでいる企業の提供品に加えられるか検討していく。

 火山災害に対する訓練はしているか?⇒降灰からの避難については、自宅などの屋内退避としているので訓練は考えていない。

53. 危機管理対策事業費/起震車の更新・津波避難ビルへの保温シートの配布・指定緊急避難場所(大規模火災)誘導標識柱の整備(68か所)・津波災害警戒区域等を表示した内容へ看板を更新・SNS緊急速報情報サービスによる情報収集/70,023,868円/98.0%

54. コミュニティ助成事業補助金/エスタテラ湘南台自主防災会(湘南台地区)への防災敷材購入(ポータブル蓄電池)補助/1,900,000円/100.0%

【主要な施策の成果に関する説明書に掲載のない事業費】

今井委員

 本市の死亡者数の状況は?⇒令和5年度、5,495件。

 1日当たり概ね15人の死亡届が出されている。おくやみガイドブックの状況は?⇒令和5年度は5,900部、6年度は6,400部作成、窓口での死亡届の時に渡しているが、多くは葬祭業者なので、遺族の方は葬祭業者から受け取っていると思われる。

 おくやみガイドブックに係る経費は?⇒広告の協賛金で発行しているので、市の負担はない。

 おくやみ窓口の8月の利用状況は?⇒8月1日に開設し、52件の利用があった。

 遺族も高齢者が多い。窓口でワンストップのサービスができないか?⇒14課42業務と多岐にわたっているので、ワンストップは困難。高齢者で必要があれば、職員が付き添って対応している。

 選挙費について、期日前投票所を湘南大庭地区にできないか?⇒空白地を中心に検討していく。

吉松委員

 戸籍謄本や住民票などの職務請求について、発行までに時間がかかると聞くが?⇒過去に不正請求が問題になったため、具体に聞き取りをしているので、他市より時間はかかっている。

 一般の証明書の時間は?⇒本人からの申請であれば、10~15分程度だが、広域交付が始まったので、発券から呼び出しまで時間がかかっている。市民センターで交付できるようになれば改善されると考える。

土屋委員

 住民票での続柄記載について、同姓パートナーの場合は?⇒世帯主と同居人と記載している。

 パートナーシップ宣誓制度があるので、未届けの記載を認めるべきだが?⇒国・県・他市の状況を見て検討していく。

 航空機騒音について、横須賀港の母校化撤回を強く求めていくべきだが?⇒県及び基地周辺自治体で国や米軍に要請している。今後も働きかけていく。

【環境保全費】

55. 環境基本計画関係費/環境審議会の運営/717,754円/73.9%

56. 地球温暖化対策関係事業費/太陽光、燃料電池システムへの補助・定置用リチウムイオン蓄電池への補助・雨水貯留槽への補助・電気自動車への補助・燃料電池自動車への補助・急速充電設備への補助/22,929,912円/51.8%

佐野委員

 太陽光パネルについて、耐用年数後の廃棄への補助の考えは?⇒国の動向を注視していく。

今井委員

 電気自動車への補助の状況は?⇒9月末で、37件の申請。

 普通充電設備への補助の状況は?⇒8月から受付を開始した。3件の相談を受けている。

吉松委員

 太陽光発電補助について、工務店や不動産業に直接アプローチした方が良いと思うが?⇒地域脱炭素推進交付金が8月から申請を受けつける。7月に事業者用説明会、住宅展示場などで周知啓発をした。

土屋委員

 地球温暖化対策実行計画では、2030年度で2013年度比46%削減が目標となっているが、現状は?⇒市域全体で、17.0%の削減となっている。

 どのような対策をしてきたのか?⇒太陽光発電への補助と環境啓発を進めてきた。

57. 環境啓発推進事業費/環境フェアの開催・「ふじさわエコ日和」の運営管理・環境学習体験教室の開催/4,902,583円/88.5%

58. 緑地保全事業費/市有する山林、緑地、特別緑地保全地区の維持管理・保存樹林奨励金・みどり保全協働事業負担金/175,734,861円/96.2%

59. 自然環境共生推進事業費/長久保公園、遠藤笹窪谷公園指定管理料・自然環境実態調査・ビオトープ維持管理経費・建物緑化助成/134,227,803円/99.0%

佐野委員

 遠藤笹窪谷公園に行ったが、草刈りがされていなかったが?⇒豊かな自然の公園なので、ゾーン分けしている。奥側はあえて草刈りをしないで管理している。

60. 緑地新設事業費/川名緑地保全事業用地購入(公社買戻)/150,967,778円/98.6%

61. 緑地改修事業費/元藤沢航空隊付近市有山林法面二次調査委託・宮前緑地、片瀬三丁目緑地の法面詳細設計委託・片瀬山五丁目緑地法面予備設計委託/41,916,600円/84.5%

62. 海岸美化関係費/かながわ海岸美化財団への清掃事業負担金・江の島島内及び海岸追加清掃等の実施/65,411,630円/96.1%

63. 交通安全啓発費/交通安全運動の実施・自転車街頭点検・小中学生交通安全ポスター展・高齢者安全運転診断・各種交通安全教室の実施/10,470,383円/93.8%

今井委員

 自転車用ヘルメットへの購入助成について、検討状況は?⇒対象、補助額など、他市の状況を注視して、調査研究していく。

64. 防犯対策強化事業費/こども110番の設置・防犯情報広報啓発事業・各地区防犯パトロール団体への活動用品支援・迷惑電話防止機器付電話等の購入への補助/9,677,864円/90.2%

吉松委員

 迷惑電話防止機器付電話への購入補助の広報周知の状況は?⇒広報ふじさわ、ホームページ、いきいきサポートセンター、老人福祉センター、電話売り場などで周知している。

 来年度予算を増やしていくべきだが?⇒100台を無料で貸し出ししている。

65. 安全・安心まちづくり対策会議事業費/犯罪のない安全安心まちづくり対策会議の開催・犯罪機会論を体験できる防犯VRによる体験学習・地域安全マップ指導者養成講座の開催/862,600円/83.4%

66. 街頭防犯カメラ設置推進事業費/街頭防犯カメラの設置(市内主要駅の駅前広場等15台)・自治会等による防犯カメラ設置、修繕に対する補助/5,097,319円/85.6%

小池委員

 防犯カメラ付き自販機の今後の展開は?⇒令和5年度までで市内6台設置している。飲料メーカーが社会貢献として行っているが一定の売り上げが条件となる。候補地が課題となっている。

 今ある自販機を置き換えていく考えは?⇒新たに設置するさいに導入する予定。

67. 浄化槽設置助成事業費/浄化槽への設置補助/1,521,112円/39.7%

【主要な施策の成果に関する説明書に掲載のない事業費】

小池委員

 市民農園について、事業終了後、この土地はどうなるのか?⇒借地なので、地権者に返す。

土屋委員

 スズメバチ対策について、駆除状況は?⇒令和5年度は354件。

 多い種類は?⇒小型スズメバチが最も多く242件、黄色スズメバチ93件、ヒメスズメバチ9件、オオスズメバチ7件。

※以上、報告とします。


おおや徹

藤沢市のためにがんばります!

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