11月10日 10:00~と14:00~の2回に分けて、「カフェトークふじさわ」が、藤沢市役所本庁舎9階(議会フロアー)で開催され、私は、午後の部に参加しました。カフェトークは、関東学院大学法学部地域創生学科「牧瀬 稔」教授を講師として、関東学院大学の生徒にも協力いただき、ワールド・カフェ方式で行われました。今回のテーマは、「藤沢駅周辺のまちづくり」でした。
【カフェトーク】
1. ワールド・カフェとは
ワールド・カフェとは、「カフェ」にいるような、リラックスした雰囲気の中で、参加者が少人数に分かれたテーブルで自由に対話を行い、ときどき他のテーブルとメンバーをシャッフルしながら、話し合いを発展させていく手法です。
参加者の相互理解を深め、集合知を創出していくことができると言われています。集合知とは、「多くの人の知識が蓄積したもの。また、その膨大な知識を分析したりして、活用できる形にまとめたもの」という意味があります。
ワールド・カフェは、必ずしも解答をだすことが求められていません。今回は、様々な意見の出し合いの中で、議員や議会が、その意見を参考にして、市民の感覚や発想を今後の活動に活かしていくことが目的となります。
2. 今回のワールド・カフェの進め方
(1)第1ラウンド
第1ラウンドでは、テーブルホスト(進行役で、今回も大学生)を中心に自己紹介をした後、「藤沢駅周辺の理想のまちづくりについて」について話し合いました。
私のテーブルには、協力いただいた大学生が3人、議員が2人、市民が2人でありました。
意見としては、滞在できる、緑が必要、交流、などの意見が出されました。
第2ラウンドでは、テーブルホストと記録係を残してメンバーをシャッフルして、前のテーブルで出された意見を共有したうえで、「理想のまちづくりに向けた課題」について意見を出し合いました。
意見としては、藤沢らしさが足りない、バリアフリーが課題、歩道が狭い・交通渋滞などの意見が出されました。
第3ラウンドは、最初のメンバーが戻って、「課題解決のためには」について意見を出し合いました。
意見としては、駅や商業施設の再整備、緑を増やす、カフェトークの回数を増やすなどの意見が出されました。
そして、午後の部は7つのテーブルに分かれましたので、各テーブルホスト(大学生)から、意見交換の内容の発表がされました。
3. 終わりに
ワールド・カフェの最後のまとめにおいて、牧瀬先生から、パブリックインボルメントが重要で、パブリックコメントは普及しているが、インボルメントはなかなか普及していないが、まちづくりを進めるにあたり、このカフェトークがまさに、パブリックインボルメント。計画を立てる前に市民からの意見をいただく場として、このようなカフェトークを活用していただきたいと言っていました。
市民からの意見を聞く場をどのタイミングにしていくのか、例年のパターンを踏襲するのではなく、新たな発想への転換が求められている使途感じました。
4. 今後
今後、来年2月頃に牧瀬先生のゼミにおいて、今回のカフェトークでの意見をまとめて、藤沢市議会に意見提案として提出される予定です。
※以上、報告とします。