2025.3.6　予算等特別委員会（3日目）～総務費（総務管理費（文書館費以下））

　3月6日　9:30より、藤沢市議会予算等特別委員会（3日目）が開催され、インターネット中継を傍聴しました。内容の抜粋は次の通りです。

次に示すものは、令和7年度予算の予算の概況（歳出）　※金額は、左側が令和7年度予算、中側が令和6年度予算 、右側が令和5年度予算

【総務費】（総務管理費（文書館費以下））

19.　郷土づくり推進会議関係費　582万3千円／608万9千円／607万円

20.　六会地区まちづくり事業費　98万8千円／193万4千円／182万5千円

21.　片瀬地区まちづくり事業費　93万4千円／189万1千円／188万6千円

柳田委員

　ホールと体育室のネーミングライツについて、何件応募があったのか？⇒昨年12月～1月に募集したが、応募はなかった。

　公共施設の名称が3年ごとに変わってしまったり、パートナーの不祥事などの想定は？⇒3年ごとに変わる可能性は低い。不祥事の場合は契約を解除できる。

22. 明治地区まちづくり事業費　123万円／110万1千円／100万5千円

23.　御所見地区地域まちづくり事業費　55万円／48万円／48万円

24.　遠藤地区まちづくり推進事業費　88万7千円／141万8千円／99万7千円

25.　長後地域活性化事業費　96万7千円／77万6千円／78万5千円

26.　辻堂地区地域まちづくり事業費　180万5千円／141万3千円／137万3千円

27.　善行地区まちづくり事業費　122万1千円／114万7千円／141万5千円

味村委員

　のりあい善行の10周年記念誌をどう検討していくのか？⇒NPOのりあい善行で、これまでの資料をもとに原稿を書いていく。記念誌を発行することで、全体の協力が得られ、持続可能な運営に繋げていきたい。

28.　湘南大庭地域まちづくり事業費　164万4千円／148万6千円／161万9千円

29.　湘南台地域まちづくり事業費　348万4千円／564万8千円／1,085万2千円

西川委員

　アートスクエアの利用率と枠を広げる取組は？⇒年間120日程度の利用がある。郷土づくり推進会議で来年度から、高校生、大学生によるアートイベント、ダンスイベントなどを予定している。

30.　鵠沼地区まちづくり事業費　280万5千円／272万4千円／266万9千円

31.　藤沢地区まちづくり事業費　170万3千円／279万6千円／282万9千円

西川委員

　藤沢宿のデザインマンホールについて、複数設置できないか？⇒最初の取組なので、まず1つ設置して、効果検証をしていく。

　トランスボックスのラッピングについて、令和8年度以降も設置していくのは難しいのか？⇒2011年当初の掲載は無料だったが、現在は掲載料を提示されているので難しい。

　トランスボックスに代わるものの検討はできないか？⇒交流館でアピールしている。郷土づくり推進会議の地域資源を検討する部会と話し合っていく。

32.　村岡いきいきまちづくり事業費　106万9千円／126万9千円／126万9千円

33.　市民センター事業費　2,841万4千円／2,980万2千円／2,897万円

町田委員

　ピアノの調律後の対応は？⇒不具合があった場合は、修繕で対応している。

34.　市民センター整備費　3億7,573万2千円／2億7,212万8千円／3,807万5千円

有賀委員

　辻堂市民センターの解体工事について、近隣からの苦情や要望あるか？⇒仮設工事をしているが、近隣車両の通行に支障があり、その対応をしている。

　伐採、伐根の作業が進んでいる。緑化率を守る発注になっているのか？⇒工事に影響のある部分は伐採しているが、20%確保できる計画になっている。

　後から緑地率20%にするということか？⇒工事の結果、満たない場合は植栽していく。

土屋委員

　明治市民センター体育室の空調設置について、設置スケジュールは？⇒4月に入札し、機器の調達に3ヵ月要する。7月は選挙があるため、12月に設置工事をして1月から利用できる見込み。

　その他の市民センターの体育室の状況は？⇒御所見市民センターと遠藤市民センターにはない。再整備のタイミングで設置を検討していくが、国の補助金を活用した大容量のスポットエアコンを検討していく。

35.　鵠沼市民センター改築事業費　2,470万円／2,168万1千円／—

町田委員

　鵠南市民の家について、改修の検討状況は？⇒鵠沼市民センターとの複合化の対象とせず、整備していく予定だが、利用状況を見ながら検討していく。

36.　村岡市民センター改築事業費　17億9,351万1千円／9億3,601万5千円／1億5,484万9千円

37.　市民まつり開催費　3,200万円／3,000万円／3,000万円

小池委員

　200万円増額した理由は？⇒物価や人件費の高騰に加え、令和7年度は第50回の記念なので拡大するもの。

　次年度は3,000万円に戻すのか？⇒実行委員会との調整となる。

　湘南台ファンタジアへ200万円増額した分の何割かは充てられるのか？

　市の負担金の使い道は、実行委員会で決められるので分からない。

38.　男女共同参画推進事業費　175万3千円／305万5千円／181万8千円

柳田委員

　ケアとジェンダーの問題も啓発すべきだが？⇒性別による役割分担の考えはいまだに多い。ケアとジェンダーの課題について、啓発事業のテーマとして取り上げていく。

味村委員

　パートナーシップ宣誓制度について、ファミリーシップ制度にしていくべきだが？⇒引き続き研究するとともに、他市の動向を注視していく。

39.　多文化共生推進事業費　128万円／130万5千円／730万3千円

40.　平和都市宣言推進事業費　1,218万3千円／1,313万6千円／1,206万1千円

41.　ミライカナエル活動サポート事業費　510万円／662万2千円／755万6千円

東木委員

　市長の方針と予算が逆行しているのでは？⇒予算減となっているが、パートナーシップ推進の考えは変わりない。組織改正の中で、共創推進課を設置して進めていく。市民活動団体の育成が趣旨で、共創の範囲をどこまで広げるかは、今後検討していく。

有賀委員

　募集要項では、スタート支援コースが20万円、ステップアップ支援コースが50万円となっている。予算との齟齬があるのでは？⇒令和6年度の募集要項で、令和7年度の募集要項は、今後つくるので齟齬はない。

42.　チームＦＵＪＩＳＡＷＡ2020推進事業費　1,406万6千円／1,618万2千円／1,312万4千円（拡充事業）

43.　人権施策推進事業費　413万3千円／471万3千円／526万9千円

小池委員

　いじめ問題再調査委員会とは？⇒教育委員会から市長に対していじめの調査報告書が出されるが、調査結果が十分でなく再調査が必要と認めた場合に改めて調査するもの。

　いじめの相談窓口をカード化して、周知する考えは？⇒図書館などで広げていきたい。

西委員

　ストップいじめについて、ピンクシャツデーの取組も重要。子どもに対する取組にできないか？⇒子どもをいじめから守る条例の周知、社会全体でいじめをなくす啓発に努めていく。

44.　マイナンバーカード更新等対応事業費　2,739万4千円／1,844万4千円／1,874万7千円

今井委員

　電子証明書の更新は、いつ頃がピークか？⇒令和7年度がピークとなる見込み。

　窓口の混雑が想定されるが？⇒市民窓口センター、各市民センター、令和7年度もイトーヨーカドーの北部窓口での手続きのほか、3/3から湘南モールフィル郵便局でも手続きができる。

45.　窓口業務等協働事業推進費　3億1,048万9千円／3億1,048万9千円／3億1,048万9千円

46.　おくやみ手続き支援事業費　6万2千円／72万9千円／—

今井委員

　ワンストップ型への課題は？⇒7部14課42手続きと多岐にわたる。各課の執行体制の構築が必要となることから、速やかにワンストップにするのは困難。

47.　氏名の振り仮名法制化対応事業費　1億4,754万9千円／—／—

48.　国勢調査費　2億9,017万4千円／—／—

49.　航空機騒音対策推進事業費　30万6千円／30万6千円／27万7千円

柳田委員

　新しい厚木基地の機能強化を注視すべきだが？⇒引き続き動向を注視していく。

土屋委員

　オスプレイの飛来の状況を把握しているのか？⇒情報提供はない。

　米軍基地の整理縮小、返還を求めていくべきだが？⇒神奈川和県基地関係県市連絡協議会で国へ要請している。

50.　地域防災支援事業費　1,569万1千円／1,320万2千円／273万5千円

神尾委員

　個別避難計画の作成状況は？⇒300件の作成目標に対して、344件となっている。

　必要な総数は？⇒避難時に避難所までの付き添い、介助が必要な方など、4,000件ほど。

　自治会・町内会との連携について、新たに見えてきた課題は？⇒地域の高齢化、意見は責任の重さがネックなど。丁寧に説明していく。

西委員

　個別避難計画の作成者への補助の状況は？⇒新規作成に対して1件7,000円の手数料を支払っている。

　モデル地区外も対象か？⇒対象。

51.　防災設備等整備事業費　9,550万5千円／9,490万8千円／1億244万円

東木委員

　防災ナビの避難行動要支援者への配布について、障がい者団体の勉強会などでの配布が効果的では？⇒勉強会に呼ばれれば説明している。

　災害時快適トイレ計画の策定状況は？⇒現在、検討する中で、流下型マンホールトイレの他市への視察をしている。職員の実体験のアンケート調査をして、課題の抽出をしている。

　いつ頃、計画ができるのか？⇒国・県の基準に沿っている。公共施設再整備に合わせて流下型マンホールトイレを整備していく。計画としていくかは検討会の中で検討していく。

　トイレカーの配備の考えは？⇒平時の利用を考えると維持管理に課題がある。国の動向を注視して進めていく。

安田委員

　液状化ハザードマップを作成する予定はあるか？⇒液状化危険度マップを平成23年2月にボーリング調査を参考に作成して以降、更新していない。更新予定はないが、県が平成27年に被害想定の見直しをしている。東日本大震災を受けて、知見として液状化との因果関係が一致しないので、新たな知見による結果を見て、検討していく。

52.　危機管理対策事業費　2,440万4千円／1,014万2千円／7,144万7千円

53.　津波避難施設整備事業費　2億4,369万円／2億3,365万5千円／—

佐野委員

　警備業務委託の内容は？⇒施設内の防犯カメラ、ドアのセキュリティなど。

　津波避難の必要のないときに、避難した場合、警備は解除できるのか？⇒ドアの窓を壊して入ることができる。

54.【新規】防災情報配信設備等整備事業費　1億5,494万3千円／—／—

【予算の概況に掲載のない事業】

東木委員

　地域コミュニティ活性化事業について、自治会町内会長のつどいが開催されたが、アーカイブがあるといい。令和7年度の取組は？⇒令和6年11月23日に開催し、担い手不足の課題について若い人との関係をつくる講演をした。その後、パネルディスカッションをした。アーカイブについては、音声、パワーポイント資料は非公開と言われた。令和7年度は、対応を工夫していきたい。

有賀委員

　市民センターの駐車場が有料化される。月極、定期貸出の状況は？⇒遠藤市民センターは月極の設置8台中、1台が契約、湘南大庭市民センターと石川コミュニティセンターは定期で15台ずつで空き待ちの状況。

　料金設定は？⇒月極は月6,000円、湘南大庭は6,600円、石川は7,700円。

　有料駐車場の場合、車両が放置されるケースもあり、勝手に移動できないが？⇒タイムスには多くの知見があるので、対応していただく。

西委員
　
　資源ごみが戸別収集となり場合、資源ごみ回収協力金が廃止された場合、自治会・町内会への資金的な支援の考えは？⇒財政的支援については、現在の支出の状況を把握したうえで、総合的に検討していきたい。

　施設予約システムに関する意見の状況は？⇒これまであった機能がなくなったことへの意見が多い。

　2コマ連続で取れなくなったことによる支障の意見は？⇒料理や音楽など活動内容によっては、2コマないとできなくなるとの意見を多くいただいている。

　2コマの方が取りやすかったとのことだが？⇒抽選順位を決めて、その順に当選してきたので、1コマでも2コマでも変わらなかった。

　昨日の答弁と違うが？⇒答弁修正をさせていただく。

　戸籍住民台帳費について、出生届のあと住民票写しの交付まで2週間程度かかるとのことだったが、ホームページでは3-5営業日となっている。先日、知人から即日交付されたとのことだったが、実態は？

　即日交付が可能となっているが、金曜の時間外に届け出がされれば、4営業日かかる。閉庁間際に届け出されても即日交付はできないため、余裕のある表記にしているが、今後の表記の仕方は検討していく。

　選挙費について、選挙公報は、新聞折込ではなく、全戸配布を目指すべきだが？⇒今後、期間内にポスティングできる業者の把握をしていきたい。

井上委員

　施設予約システムの昨日の質疑の件で、答弁修正したが、なぜ今のタイミングで修正するのか、今までの審議は何だったのか？⇒昨年の夏ごろから調査している中で、調査不足があったため、市民へ十分な説明ができきれなかったことを率直にお詫びする。早急に庁内で連携して対応していく。

　市民センター・公民館での賀詞交歓会の受付で、カスハラ的なことがあった場合、どのような対応になるのか？⇒実施主体によるが、一般論としては、市民センター職員が説明に努めるが、実施主体と調整して対応していると考える。

西川委員

　子どもの住所異動について、どちらかの親の連れ去りを防ぐためにも、両親の合意を組み込む必要があると思うが？⇒父母の一方で届け出ができる状況にある。両親の合意も必要ないので、現行の法令では両親の合意の確認は困難だが、民法改正の動向を見ていく。

柳田委員

　選挙費について、投票に行かれない人への対応は？⇒これまで一部の期日前投票所への送迎を試行したが、利用者が増えなかったので今はしていない。

　今後の支援策は？⇒全国の好事例を研究しながら、全庁的な施策の中で研究していく。

※以上、報告とします。