国会議員に毎月100万円支給されている、調査研究広報滞在費(旧文通費)について、1万円以上の支出に対して、使途の内容などを記載した報告書、領収書がインターネット公開されることが決定しました。税金から支給されているのですから、何にいくら使ったかを公開するのは当たり前だと思います。
では、藤沢市議会議員の場合はどうでしょう。まず、藤沢市議会議員に支給されているものは2種類で、議員報酬と政務活動費です。議員報酬は月額565,000円で、いわゆる給料なので公表の義務はありません。政務活動費は会派に支給されるもので、月額107,000円、年額1,284,000円、会派人数が8人ですので、会派に年額10,272,000円が支給されています。当然、何に使ったか領収書も含めて報告して、インターネットで公表しています。そして、年額10,272,000円まで支出しなかった場合は、市へ戻すことになっています。
私は、この政務活動費で支出しているのは、議会報告(貫徹通信)の送料及び封筒や用紙代、事務所費(住んでいる賃貸住宅の1部屋を政務活動専用に使っているため面積で按分して15%計上)、インターネット使用料とサーバーレンタル費、神奈川新聞購読料、ノートやボールペンの替え芯などの文房具費、視察した場合の視察費などです。
国会議員の調査研究広報滞在費と藤沢市議会議員の政務活動費の違いは、国会議員が1万円以上の支出に対して報告義務があるのに対して、藤沢市議会は1円から(実際には100円ぐらい)報告の義務があることです。ただ、国会議員に支給されている額は月額100万円、藤沢市議会議員は107,000円と約1/10なので、報告する事務作業からして、そこは仕方ないのかなとも思いました。