6月4日から始まる、藤沢市議会6月定例会における一般質問の通告を行いました。内容は次の通りです。
件名 道路行政について
要旨
(1)圏央道開通の効果と対策について
圏央道開通を契機にして、藤沢市としても埼玉、群馬、長野などからの観光客を誘致するため、観光キャラバンなどを行ってきました。しかし、圏央道を利用した観光客を受け入れる道路機能は不十分です。圏央道~新湘南バイパス経由で、海水浴場や江の島に行く場合、本来であれば都市計画道路の藤沢厚木線を通って行けばいいのですが、未整備区間があり、当面の整備は期待できない状況です。
辻堂駅を地下でくぐる道路はテラスモール渋滞、旧国道から467号線のルートは、白旗、藤沢駅周辺を通るので、ここも交通が集中する。そこで、私は、引地橋の信号から海に出る、引地川沿いの道路をアクセスルートとすべきだと考えます。しかし、この道路にも課題があります。1つは、ミスターMaxやモールフィルに右折で入る信号です。この信号は時差式信号にはなっていますが、右折レーンがないため、右折待ちによる渋滞が発生します。もう1つは、県道戸塚茅ケ崎線との富士見橋の交差点です。ここも右折レーンが短いため、直進者が右折待ちに巻き込まれ、流れが悪くなります。この2つの課題を解消するだけでも、ずいぶんスムーズな流れになると考えます。圏央道開通を契機に観光誘客をするならば、藤沢市として、受け皿となる道路機能の強化を検討すべきと考えます。市側に検討を求めていきたいと思います。
(2)道路修繕における合理的配慮について
市議会議員選挙の時に、市内を歩いて選挙運動をしたおかげで、歩きづらい道路の状況を知ることができました。1つは、特に鵠沼で見受けられたのですが、道路の中心が盛り上がっていて、道路の端が坂になり非常に歩きづらい道路があります。もう1つは、歩道の傾斜です。例えば、左側からの道路が高くて、歩いている道路が低い場合、その交差点の歩道は右に傾斜しとても歩きづらくなるのです。市内にも多くみられる光景です。障がい者や高齢者にとっては、大変危険とも言えます。道路の修繕計画をつくって、計画的に修繕していくこととなりますが、その時に合理的配慮の視点を加えるべきと考えます。私も、市の職員として道路行政に関わってきましたが、正直、合理的配慮の視点が欠けていたと思います。これからの修繕には欠かせない視点だと考えます。市側に、そのような視点で修繕計画を進めていくように求めていきます。