11月30日 10:10より、本会議(2日目)が開催されました。議案の説明は11月28日の初日に行われていますので、本日は、質疑・討論をして、採決などを行ないました。
議案第38号 財産の譲渡について(藤沢市地方卸売市場内の関連棟ほか)は、市場を平成24年度から民営化することに伴い、開設者の地位を承継させる湘南青果株式会社に市場内の施設等を無償で譲渡するものです。
柳沢議員
民間で新たに配送棟を建設しているが、どのようなテナントが入るのか?→配送棟は、延べ床面積は26,852㎡であり、11月から着工している。テナントは、食品大手の国分(株)が入る。
企業参入に伴い雇用創出されるのか?→200~300人の市内雇用が生まれる見込み。
湘南青果と30年間の定期借地契約のうち15年間は、固定資産税・都市計画税を免除するとのことだが、どのような協議がされているのか?→湘南青果に事業用として30年間、固定資産税・都市計画税相当額を賃料として貸し付けるもの。当初は、既存建物の取り壊し費用など初期投資が必要なため、前半の15年間と後半の15年間でバランスをとり、前半15年間を年間240万円、後半15年間を7,760万円とし、トータル12億円程度の賃料となる。
配送棟が出来ると車輌の出入りが多くなるのでは?近隣住民への振動・騒音など影響あるのでは?→国分(株)は、県内3箇所の配送所を統合する。車輌は2t~4t車であり、影響はないと考えるが、自治会などから要望あれば、丁寧な対応をしていく。
民営化により、市の持ち出しがなくなると思うが、経済情勢などにより、市の負担など大丈夫か?→市場機能の拡大が見込めるため、新たな市の負担は考えていない。
質疑の後、採決。私は賛成し、可決されました。
議案第39号 工事請負契約の変更契約の締結について(辻堂駅南口デッキ新設工事)は、工事途中で、事前にボーリング調査した結果に反して、想定外に地下水が湧いたため、工事変更をして対応するものです。
加藤なを子議員
今回の増額は773万円。変更の理由として水が出たとのことだが、事前のボーリング調査で把握出来なかったのか?何が原因か?→広場中央でボーリング調査し、地下の状況を把握した。原因は分からない。
民間ビルも建設されているが、影響は?→民間ビルには聞き取りをしていく。観測井戸を設置し観測しているが、周辺に井戸もないため、特に影響はない。
液状化の危険あるか?→問題ない。
デッキの新設により、横断歩道2箇所がなくなるが、障がい者・高齢者・子ども連れなどが不便にならないか?→人と車の導線を解消でき、事故防止になる。そして、エレベーター・エスカレーターなど、バリアフリー化が図られる。
質疑の後、採決。私は賛成し、可決されました。
議案第40号 市道の認定について(鵠沼882号線ほか7路線)は、建設経済常任委員会へ付託されました。
議案第41号 市道の廃止について(御所見332号線ほか1路線)は、建設経済常任委員会へ付託されました。
議案第42号 指定管理者の指定について(藤沢駅北口市役所前第1自転車駐車場ほか14自転車駐車場)は、自転車駐車場15箇所の管理を「財団法人藤沢市まちづくり協会」に指定するものです。
原田議員
新規自主事業として、駐車場への誘導案内業務があるが、今まで、市が実施していたと思うが?→市が行っていたが、市に準じた財団が、経営努力でやってもらうことであり、このことによるコストダウンは5,700万円。
藤沢駅周辺の放置自転車と駐輪場の状況は?→11月の午前11時に調査したところ、放置自転車が190台、バイクが27台、計217台。駐輪場は、満車状況であった。午後から夕方にかけては、更に放置自転車が見受けられた。駐輪場のキャパが不足している状況である。
JR・小田急・江ノ電などの利用者が自転車等を駐めている。鉄道事業者との交渉は?→法的にも協力義務がある。鉄道事業者へ要望している。
その他、土屋議員からも質疑があり、その後採決。私は賛成し、可決されました。
議案第43号 一般旅券の申請受理等に関する事務の委託に関する規約の協議については、総務常任委員会へ付託されました。
議案第44号 藤沢市議会の議員その他非常勤等の職員の公務災害補償等に関する条例及び藤沢市消防団員等公務災害補償条例の一部改正については、障害者自立支援法を引用している部分があり、法の改正に伴い、規定の整備をするものです。質疑はなく、採決。私は賛成し、可決されました。
議案第45号 藤沢市一般職員の給与に関する条例等の一部改正については、人事院勧告に沿って、藤沢市一般職員の給与を平均0.21%引き下げる改定をするものです。この件については、12月1日基準日の関係から、本会議休憩中に、総務常任委員会を開催し審査した結果、可決するべきと決定。再開した本会議において、委員会からの報告を受け、採決。私は賛成し、可決されました。
議案第46号 藤沢市特別会計条例の一部改正については、藤沢市地方卸売市場を平成24年度から民営化することに伴い、藤沢市地方卸売市場事業費特別会計を廃止するものです。質疑はなく採決。私は賛成し、可決されました。
議案第47号 藤沢市下水道条例の一部改正については、日本下水道協会神奈川県支部の名称が変更されたため、所用の改正をするものです。質疑はなく採決。私は賛成し、可決されました。
議案第48号 藤沢市暴力団排除条例の制定については、神奈川県・県内市町村が一体となって暴力団排除を推進していくため、基本となる条例を制定するもので、総務常任委員会へ付託されました。
議案第49号 藤沢市地方卸売市場業務条例の廃止については、平成24年度から民営化されることに伴い、条例を廃止するものです。質疑はなく採決。私は賛成し、可決されました。
議案第50号 藤沢市学習文化センター条例の廃止については、学習文化センターの供用を廃止するため、条例を廃止するものです。
竹村議員
説明では、利用団体から理解得ているとのことだが、無くなっては困るとの声聞いているが?また、替わりの施設をどのように調整しているのか?→利用団体の代表者に知らせ、個別に説明した。公共施設へ案内するなど対応していく。
外国人市民への支援団体は、日本語学習、生活支援もしており、単なるサークルではなく、学校教育を担ってきた団体である。活動場所が確保できていないと指摘されているが?→今後、関係部署と連携し検討していく。
原田議員
建物について、3/11以降、職員は移動し、会議室の確保に支障をきたしている。そういう中で、なぜ、今建物を壊さなければならないのか?学習文化センター機能とは別として、今後あと2~3年建物を残していくべきでは?→当初の予定通り、多目的広場として利用する予定。自治会と10年間で約束しているので。
学習文化センター機能は生涯学習部で引き継ぐのか?→事業計画を引き継ぐ。
3/11以降の状況からすれば、自治会の理解得られると思うが、存続出来ないのか?→約束に基づいて、使用させてもらっているので、当初の計画に沿ってやっていく。
市長に聞く。2~3年後に他の建物にするのはわかる。存続出来ないのか?→自治会との約束を履行することが重要だと思う。
その他、加藤なを子議員の質疑の後、採決。私は、建物の存続に向けて市が調整・努力をしていないことに不満はありましたが、学習文化センター機能が生涯学習部に引き継がれることから、賛成し可決されました。
議案第51号 平成23年度藤沢市一般会計補正予算(第5号)は、国の補助金の採択、補助事業費の変更、台風15号に伴うもの、その他緊急性のあるものなど、1,918,473円を補正するものです。
永井議員
子宮頸がんワクチンの助成について、平成23年3月から全額助成をしているが、摂取状況は?→中学1年生から高校1年生までが対象で、今年度は特例措置で高校2年生も対象としている。3月~9月までで、高校2年生が89.1%、1年生が47.5%、中学3年生が27.6%、2年生が22.9%、1年生が13.7%。
3回摂取が必要となっているが、スケジュールは?摂取率を高める取り組みは?→初回から2回目までは、1ヶ月~2ヶ月を空けて、3回目は1回目から6ヶ月後。高校生へは個別に通知しており、中学生には学校を通じて案内をしている。
来年度も公費助成をしてくのか?→来年度について、国では補助について検討中だが、市では、継続する予定。
脇議員
放射能測定について、市民からの要望に応えるため、食品を測定できる測定器を購入するべきと考えるが?→設置場所・測定する専門職員の配置などを考えると購入し貸し出すことは困難。現在、放射能測定器運営協議会で測定している。週3回から5回へ拡大、1日2検査している。今後も協力を求めていく。
測定値の公表、ホームページでしているが、ホームページを見られない人もいる。学校通信や献立表に記載するなど、周知の拡大をするべきだが?→小・中・特別支援学校55校、保育園、道路、雨水マス、海水など測定し、ホームページに掲載している。13地区の測定結果は、市民センター・公民館でも掲示している。広報への掲載は全て掲載できないがやっていく。小・中・特別支援学校を通じた周知は検討していく。
その他、有賀議員から法人立保育所施設整備助成事業費について、質疑がされた後に採決。私は賛成し、可決されました。
請願23第3号 国保料の1人1万円引き下げを求める請願。については、厚生環境常任委員会へ付託されました。
請願23第4号 藤沢市民会館の再整備に関する請願。については、総務常任委員会へ付託されました。
以上。